エンジンの取り外し
ブレーキレバーは注文して3日後には入手出来ました。

ショートヘッドの六角棒レンチ も作ったので、晴れた日に作業を行いました。
エンジンに繋がっているケーブルの取り外し
エンジンに繋がっているケーブルは2本です。先ずはこの2本のケーブルの取り外しです。

エンジンのON/OFFスイッチに繋がっているケーブルはコネクター部を引っ張って抜き取ります。
決してケーブル部分を引っ張らないで下さい、ケーブルからコネクターが外れたり、ケーブルの断線の原因となります。
*注意 組付け時にこのコネクターが外れていると、エンジンは掛かりますが、スイッチをOFFにしてもエンジンが止まらない状態になります。

次にアクセルケーブルを取り外したいのですが、エアークリーナーカバーが邪魔なので、エアークリーナーカバーを取り外します。

アクセルケーブルの取り外し方
アクセルケーブルはキャブレターの扇形のパーツを下方向へ押さえ付け、ケーブル端を手前に引き出して外します。

ブレーキワイヤーを固定しているナットを少し緩めます。
このナットは、ナットが付いている真鍮(金色?黄色?い金属)の六角の長い部分の緩み止めです。
*注意 ナットを緩めすぎて元の位置が解らなくなると後の調整に手間取りますので、 真鍮の六角の長い部分 が手で緩められる様になる程度まで少しナットを緩めます。
組付け時の調整に自信がない方(不安な方)はナットを緩める前に何か印をつけておくか、拡大写真を撮っておいて確認すると良いでしょう。
主クラッチレバーをON(下へ下げる操作)にした時にエンジンの回転数が上がり出すまでの遊びの間隔を真鍮の長い六角部分のねじ込み長さで調整しています。
組付け時に 真鍮の長い六角部分のねじ込み長さを極端に替えてしまうと、主クラッチレバーをON(下へ下げる操作) をおこなった時に、ブレーキが解除された後にエンジンの回転数が上がり出すというメーカー出荷時に調整されているタイミングがズレてしまいます。
(再調整は可能です)

真鍮の長い六角形の部品を手で回し、ネジを緩め抜き取ります。
これで、エンジンに繋がっている2本のケーブルを取り外す事が出来ました。
エンジンを取り付けている4か所のネジを緩めます
作業している側から見て、左手前と奥の2か所は普通の六角棒レンチで外す事が出来ました。
問題は右手前と右奥の2か所のネジの取り外しです。
この記事の最初の方に記載の手順でブレーキバンドの固定金具を外し

右手前のネジを自作のショートヘッドの六角棒レンチを使って取り外します。
六角棒レンチを使って少し緩めた後は、ねじを手で回して緩め抜き取ります。
次に右奥のネジを外そうといろいろやってみたのですが、燃料タンクが邪魔で上手く作業が出来ません。
燃料タンクの取り外し
燃料タンクを取り外さないと、おじさんの技量では右奥のネジは外せません。

キャブレターに繋がっている2本のホースを外します。
下側の黒いホースは燃料タンクからキャブレターへ燃料を吸い込むホースです。
上側の半透明のホースはキャブレターから燃料タンクへ燃料を送り返すホースです。

燃料タンクは4か所のネジで止められています。
ネジを外して燃料ポンプを取り外します。
右奥のネジを取り外す
全体の作業の中で一番難しかった作業です。

邪魔な燃料タンクを外した為、作業がしやすくなりました。
しかし、六角棒レンチを握るスペースはない為、指で押してネジを緩める事になります。
・・・おじさんの指の力では緩める事が出来ません。
この部分だけではないのですが、ねじを締め付けた位置に白く印がつけてあります。
組付け時はこの目印の部分まで締め付ければ良いという事でしょう。

メガネレンチを2本使い、
1本はネジから六角棒レンチがが抜け落ちない様に下から持ち上げ、もう1本を六角棒レンチの延長棒の代わりにして何とかこのネジを緩める事が出来ました。
このネジも、 六角棒レンチを使って少し緩めた後は、ネジを手で回して緩め抜き取ります。
ヘキサゴンレンチ(六角棒レンチ)用の延長ハンドルがあれば作業がはかどるでしょう。
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右奥のネジはとても狭い場所で作業する事になります。
市販のロングシャンクでショートヘッドの六角棒レンチを持っていても、周りの部品が邪魔になり上記の作業は出来ません。
ロングシャンクでショートヘッドの六角棒レンチ を使って作業する場合は、周りの他の金具も外す必要が有ります。
エンジン取り外し
エンジンに繋がっている2本のケーブルとエンジン下部の4本のネジを外せば、エンジンを持ち上げるだけで取り外す事が出来ます。

エンジンを外した本体側の写真です。
中心の軸がC形止め輪で固定されています。
ここも専用工具が無ければ外せない場面です。
カップ型になっている壁面はクラッチが当たる部分です。目視で異常無しと判断しました。

外した エンジンの裏側です。
目視でクラッチシューの厚さ・表面の荒れ具合とも異常なしと判断しました。
遠心クラッチでエンジンの力を本体のカップ型の部分へ伝達する構造です。
写真の状態では2個のクラッチがバネで中心に引き付けられていますが、エンジンの回転数を上げると遠心力でクラッチが外側へ広がり、本体側へ動力を伝達します。

スナップリングプライヤーを使ってC型止め輪を外します。
スナップリングプライヤーはそれほど価格が高い工具ではないので、機械いじりを今後もいろいろやってみるつもりの方はこの機会に購入しておくと良いでしょう。
(おじさんはバイク弄りで必要に迫られた際、購入しました。)
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スナップリングプライヤー無しでC型止め輪を外す方法は、無い事はないですが、危険を伴いますのでここでは紹介しません。

クラッチアウター(クラッチドラム?)兼ブレーキドラム?(正式名称は分かりません)
を上へ引き抜きようやくブレーキバンドにたどり着きました。
ブレーキ部分に少しゴミ(枯草)が入り込んでいます。
ブレーキバンド交換
ブレーキバンドの固定金具はすでに外してあるので、折れたブレーキバンドを拾い上げて、中に入り込んでいた枯草を取り除きます。

折れたブレーキバンドと今回購入したブレーキバンドを並べてみました。
予測では、ブレーキバンド破損の原因はすり減ってブレーキバンドの厚みが薄くなり折れたのではないか、と思っていたのですが、
実際は、厚みはほとんど変わらず折れていました。
何が原因か解りません。

ブレーキドラム?部へ新しいブレーキバンドを載せてみた写真です。
今までのほぼ逆の手順で組付け
後は、今までのほぼ逆の手順で組付けていきます。

ブレーキバンドの取り付けから順に組付けていきます。
左の写真は手順を間違えた例です。
ブレーキの右側をこの段階で取り付けてしまうと、後でエンジン取り付け時に右手前のネジを締め付ける事が出来なく無くなります。
この段階ではブレーキバンドは左側のみ軽く留めておきます。(最後にブレーキがかかった状態で本締めします)
組付け時のコツ

燃料タンクの下の2本のバネをはめる為に強い引っ張り力が必要です。
燃料タンクの取り付けは最後にして、その前にバネを取り付けした方が楽に作業が出来ます。

参考
おじさん自作の 通称 引っ掛け棒です。狭い所の物を引っ張り出したり、キャンプ時等、熱くなっている取っ手を引っ掛けて持ち運んだり、いろいろな使い方が出来ます。
これがあるとバネを引っ張り、引っ掛ける作業が楽に出来ます。
太いバネ鋼の先端を無理やり曲げて作った物です。
針金ハンガーでも同じような物が作れると思いますが、強度が少し不安です。
針金ハンガーで同じような物を作るときは先端を輪にしても良いと思います。
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エンジン、燃料タンクの取り付けが終わったら、アクセルワイヤーと電源ケーブルをつなぎます。
最後にブレーキが掛かった状態(主クラッチレバーが上がったフリーの状態)でブレーキバンドの左側の取り付けネジを本締めします。
この工程でブレーキバンドとブレーキドラムを平行?に取り付ける事が出来ます。
修理後の試運転
ブレーキバンド交換作業後はいきなりエンジンをかけて作業してみるのではなく、
エンジンをかける前に、主クラッチレバーをゆっくりと下げていき、ブレーキが解除された後にアクセルが開けられる順番になっているか確認します。
各部取り付けネジの締め忘れが無いか確認して修理完了です。

修理後の試運転風景です。
修理前は高速作業でフルスロットルの状態から、主クラッチレバーを離すと1m近く惰性で走ってしまったのですが、
修理後は 主クラッチレバーを離 すと20~30cm位で止まるようになりました。
しっかりブレーキが利いているようです。
長文を最後まで読んでくださった方、お疲れさまでした。
ブレーキ交換作業を実際自分でやってみた感想として、
クボタのお店に修理を頼んだ場合の工賃15,000円は妥当 というか、良心的な価格だと思いました。
以上、
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