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修理農業

不動品?3000円のエンジンポンプを修理してみます。①

動力ポンプ修理GX31

何度も通っている中古農機具屋で探していた物がようやく出てきました。

以前、「片手で持てるくらいのエンジンポンプが欲しいんですけど」と聞いたところ、
「なかなか出てこないし、修理できないような状態の物しか入ってこないよ」と言われていて、中半なかばあきらめかけていたのですが、今回は3台も有りました。

*この記事は1年ほど前に書いて未公開のままだった記事です。
4ストロークエンジン(OHV/オーバーヘッドバルブ方式)の構造を調べて、続きの作業をやる気になってきたので記事公開します。

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小型エンジンポンプ入手 動作不明品

小型のエンジンポンプ(畑の潅水用の水くみ上げ用ポンプ)です。

  • 1台は修理済みで売約済み(メッキ部品を多用した、骨董品の様な古い造りの物でした)
  • 1台は三菱のエンジンが付いている物で、燃料タンクに穴あき
  • 1台はホンダのエンジンが付いていて、燃料タンクのキャップ無し

現状渡しで、
三菱のエンジン付きは1,000円、ホンダのエンジン付きは3,000円との事。
両方共スターターロープは引けますし、圧縮も有りそうです。
しばらく悩んだ後ホンダのエンジンが付いている物を購入してきました。

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購入した小型エンジンポンプの現状確認

3000円の潅水用エンジンポンプ 燃料キャップ無し 現状渡し

駆動源は、ホンダのエンジン GX31 です。31ccの4サイクルエンジンであれば、力は十分ありそうです。パッと見たところでは燃料タンクのキャップが無いのですが、他には欠損部分は見当たりません。

取っ手の部分に何故か電工テープの様な物が巻き付けてあります。

3000円の潅水用エンジンポンプ ホンダの4サイクルOHVエンジン搭載

メーカー名は不明ですが、ポンプ部の表示ラベルに一番下に
インターファームプロダクツ株式会社と書いてあります。多分発売元はこのメーカーだと思います。(製造元とも発売元とも書いてありません)

全体の汚れは・・・いい感じに汚れています。油汚れでコーティングされているので、錆などの腐食は少ないのではないでしょうか。

3000円の潅水用エンジンポンプ ワイヤーは錆び付いていない

スロットルレバーを操作してみると、ワイヤーの固着用も無く、キャブレター上部のワイヤー端末部も素直に動きます。

3000円の潅水用エンジンポンプ 燃料タンク内汚れ蓄積

燃料タンク内は・・・

燃料タンクのキャップが無い為、当然ですが汚れが溜まっています。

エアーブローしてみましたが、汚れがタンク内にこびり付いていて空気圧ぐらいでは落ちそうも有りません。

3000円の潅水用エンジンポンプ エアーフィルターはとても綺麗です。

エアーフィルターカバーを外してみました。

とても綺麗です。フィルターエレメントも油分が下の方へ寄っていますが、通常の範囲内です。

想像していた以上に綺麗です。

3000円の潅水用エンジンポンプ プラグもとても綺麗です。

プラグを外してみるとこちらもとても綺麗な状態です。

新品に交換してあるかもしれません。

3000円の潅水用エンジンポンプ プラグの点火確認

プラグの先端をエンジンの金属部分に当ててスターターロープを引いてみると、しっかりと火花が飛び散ります。

もしかして、燃料タンクのキャップだけ用意すれば何もしなくても普通に使える状態かもしれません。

3000円の潅水用エンジンポンプ オイルも規定量入っています

エンジンオイルの確認、規定量入っていますし、ひどい汚れではありません。

ポンプ側は解りませんが、
エンジン部の各部を見た限りでは燃料タンク内部の汚れと燃料キャップが無い部分を除けば何の問題も無いエンジンに見えます。
 キャブレターの内部はまだ確認していないので解りませんが、・・・

以前使っていた方が、プラグ交換・エンジンオイル交換・エアーフィルター掃除くらいは行っていた物の様に思えます。

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とりあえずエンジンをかけてみる

各部確認してみましたが、特に外観からは異常は見当たりません。

キャブレター調整は必要かもしれませんが、燃料キャップだけ準備すれば動きそうな気がします。

3000円の潅水用エンジンポンプ 燃料キャップを草刈り機から借用 試運転

燃料キャップはホンダの草刈り機から一旦借りて取り付けてみます。

草刈り機はUMK425H エンジン型式はGX25です。

幸い燃料キャップのサイズは同じな様です。

燃料を入れて傾けてみましたが、燃料漏れは有りません。

プライマリーポンプを数回ペコペコしてオーバーフローした分の燃料がタンクに戻る事を確認。
→燃料フィルターも問題なさそうです。

チョークを閉じて、スターターロープを引く!
さすがに1回では掛かりませんでした。
その後アクセルを少し開けて2~3回スターターロープを引いたところで、重大な間違いに気づきました。

このエンジンは4サイクルエンジンなので燃料はガソリンを入れなければいけないのですが、混合ガソリンを入れてしまいました。

混合ガソリンを抜いて、更にプライマリーポンプを数回押して、キャブレター内の混合ガソリンを抜き取り、改めてガソリンを給油。

気を取り直して、プライマリーポンプを数回ペコペコから初めて、チョークを閉じたり開けたり、スロットルレバーをあけたり閉めたりしながらスターターロープを引く事十数回、エンジンがかかりました。

エンジンが温まるまでしばらくそのままにして、スロットルレバーを操作すると、エンジンが止まってしまいました。

何回かエンジンをかけていろいろ試してみると、このエンジンはチョーク開、スロットル半開の状態では作動するのですが、そこからスロットルを開けても閉めてもエンジンが止まってしまいます。

キャブレターのオーバーホールで直るのか?違う要因があるのか?現時点では不明です。

とりあえずエンジンは掛かったので後は何とかなるだろうという事で、天気の具合も有り1週間ほどそのまま放置。

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