トラクター様用のガレージ(小屋・屋根・車庫?)を単管パイプで製作しました。柱の距離で間口4.3m奥行き6m、奥の間口3m、高さ2.5m~3mの大きさです。
高さは必要以上に高いのですがこれには理由があって、隣のコンテナハウスとの間に隙間が出来てしまうと下に有る物が雨で濡れてしまう為、コンテナハウスの上に屋根が覆い被さる様に作った為この高さになりました。
柱の位置が台形になり、市販のカーポートでは対応できない為DIYで自作しました。
市販品に無ければ作ってしまえば良いじゃないかってやつです。
窪地埋め立て・整地・転圧・水平出し(傾斜付け)・柱の位置の直角出し・組立て・補強・桁(けた?)を付けて波板で屋根を付けました。
7年ほど前に作った物ですが、今の処台風の強風にも耐えてしっかりとしています。
製作途中の写真は無いのですが、組み立てまでの工程を紹介します。
*建設用語が良くわからないので部材の名称等間違いがあるかもしれません。
憧れのキャビン付きのトラクターを中古で購入、専用ガレージが欲しい
トラクター作業はいつもよそ様からタダでトラクターを借りて使っていたのですが、さすがにいつもタダで借りるというのは気が引けてしまいます。(使用料を受け取ってもらえません)
中古のトラクターを購入したので、専用の車庫が必要になりました。
自家用車は青空駐車場のままですが、トラクター様は今後何十年も働いてもらわなければいけない為、後部ロータリーとの接続部分等、機関が丸出しの部分が錆びて不具合が発生しては困ります。
そこで、トラクター様専用の車庫を検討、メーカーから見積もりを取ったりして見たのですが、高価すぎてシャッター付きガレージは購入できそうも有りません。
そこで、自分でDIYでトラクター保管場所の造成、屋根製作を行う事にしました。
本当は壁も取り付けしたいのですが、諸事情により屋根だけ作ったカーポートの様な物です。
台風などで横風が強い時にはトラクター他、下においてある物が濡れてしまうのですが、これはしょうがないとあきらめています。
トラクター様保管場所の確保と土地の造成工事
おじさんの秘密基地(作業部屋・コンテナハウス)の横に面積としては充分な広さがあるのですが、かさ上げしていない 農地の端で中途半端な窪地になって使い道に困っていた場所です。
ここは宅地造成でかさ上げした部分との堺で、高さ70cm位の段差がありました。
中途半端だった場所がトラクター様を置くにはちょうど良い場所になりそうです。
顔見知りの、2社に 埋め立て費用を見積り依頼したのですが、1社は断られて、もう1社は なしのつぶてで何の連絡も有りません。
窪地のまま、屋根を作っても良いのでしょうが、湿気が溜まりそうで少しいやなんです。
悩むこと数カ月、近くの田んぼで宅地造成工事が始まりました。
ダメもとで、工事現場の方に
捨てる場所に困るような土が有れば譲ってもらえませんか?
ちょっと上司に聞いてきますね
場所の確認やダンプカーが入れるかの確認の後、土をタダで運んでもらえることになりました。
2トンダンプで7~8回、田んぼの表面を削った良質な土を運んでいただきました。
土地の埋め立てにはもったいない様な黒土です。
(この時、子供の友達が遊びに来ていたのでスコップや鋤簾を持たせて整地の手伝いをしてもらいました。当時小学生だった子供たちは戦力になったのか・邪魔だったのか不明です。とりあえず子供は褒めて伸ばす方針なので、手伝いのお駄賃はアイスクリームを提供しました。)
土を運び終わった後に再度
費用は本当に(払わなくて)いいんですか?
親方がいいって言っていたからいいですよ
いくらでも運べって言われているんですけど、もういいんですか?
なんて親切な人達なんでしょう。
いくら何でもタダっていう訳にはいきません。お礼にペットボトル飲料各種20本くらいを差し入れで現場へ届けてきました。
整地転圧
この段階で水が溜まらない様に手前を少し低く ざっくりと平面を出し、軽トラックで何十往復もして 軽く転圧しました。
田んぼの表土での埋め立てです。とても良い土なのですが、埋め立て用土としてはどうなんでしょうか?
この上にすぐに何か建てたら沈み込んでしまいそうな気がします。
近くの建築機材レンタルの会社からプレートorランマ―を借りて転圧 も考えたのですが、一人で簡単に持ち上げられるものでもなさそうなので却下(返却時、軽トラックに一人で載せられるか不明)
「雨降って地固まる」ということわざに頼って何か月かこのまま放置しました。
数カ月後、軽トラックでの転圧を再度行い、水平出し(水が溜まらない様に少し傾斜を付けました)
水平出しの方法は見様見真似で、
- 土地の四隅に杭を立て
- 透明な長いホースに水を入れて
- 水面の高さが合うように四隅の杭に印付け
- 水糸を杭の印の高さに沿ってピンと張り
- 水糸の位置から何センチ下と言う基準で整地しました。
多分このやり方であっている筈です。(思い込みと勘でDIYをしています)
整地後更に軽トラックで転圧して整地完了です。
周囲30cmくらいは一段低くして、雨水が整地した部分に流れ込まない様にしました。
この時に少し悩んだ案が有ります。
土にコンクリートの粉を混ぜ込んで・転圧して・全体にやさしく水をかけて1週間くらい乾燥させればしっかりとした土台になりそうなのですが、・・・
土にコンクリートの粉を混ぜるのはトラクターを使えば簡単に出来ますし、良い方法だと思ったのですが、どのくらいの強度が出るか(部分的な陥没が起きないか)不安だった為、却下しました。
単管パイプの柱の位置決め 直角出し
この大きな屋根を作るのにあたって一番大事ともいえる部分が、柱の位置の直角出しです。
直角が正確に出ていないと、最後の屋根取り付け時に波板が綺麗に収まってくれません。
正方形や長方形の屋根であれば対角線の長さを合わせれば、直角にした時の柱の位置が割り出されるのですが、今回作りたい屋根の形は台形です。
隣の敷地に雨だれや落雪が無い様に考慮しつつ最大の幅(間口)で柱を立てたいので、敷地の境界線から50cmくらい内側に柱を立てる事としました。
後方の間口はキリの良い3mに決定。
奥行きは、奥にドライブハロー(代かき専用のロータリー)を置いて、その前に標準ロータリーを取り付けたトラクター様を置き、プラス 余裕を見て6mとしました。
(この長さは土を入れる段階で計算済みです)
先ずは奥の左側、コンテナハウスの隣の位置の直角出しです。
ピタゴラスの定理(三平方の定理)で3mと6mの長さの直角を求めると直角三角形の斜辺の長さは
3²+6²=X²
9+36=X²=45
X=√45=6.7082・・・・・
今回はコンテナハウスと平行(直角?)に柱を立てたい為
6mの位置をコンテナハウスに合わせて初めに決めてしまい、
6メートルの両端から各々3m・6.708mになる位置に柱を立てる事になります。
上記の計算が面倒くさい場合は、ピタゴラスの定理(三平方の定理)で代表的な比率3:4:5を使っておおよその位置を割り出す事も可能です。
3²+4²=5² となりますので
6メートル位置を決めた後、6メートルの中の直角から4メートルの位置を測り、
4メートルの両端から各々3メートル、5メートルの位置を測る事でも直角の位置決めは可能です。
が、測る距離が短いと先端部分での誤差が大きくなる可能性が高くなるので、出来ればきちんと計算して最大長さでの位置決めをお勧めします。
これで実際に柱を立てたい位置が決まりましたが、この位置に印をつけてしまうと実際に柱を立てる時には正確な位置が見えなくなってしまいます。
正確な位置に柱を立てる為に、位置が決まった3点から
例えば西に30cm と決めて位置をずらした部分に目印を付けます。
実際に柱を立てる段階でこの印から東に30cmの位置に正確に柱を建てる事が出来れば成功です。
同じようにもう1点の柱の位置を決めます。
先ほど決めた6mの入り口左端から隣の家との境界線から50cm位内側の距離を測ると4.3m位です。
先程と同じように6mの入り口部分の直角出しを計算します。
6²+4.3²=Y²
36+18.49=Y²=54.49
Y=√54.49=7.3817・・・
斜辺の長さは7.382メートルになります。
先ほどと同じように6メートルの両端から各々4.3m・7.382mになる位置に柱を立てる事になります。
単管パイプ組み立て
ここから後の作業は土・日・祝日 の天気の良い日にほぼ一人で行った為、10月~年末まで約3か月間かかりました。
単管パイプの入手方法
今回トラクター様用の屋根を作る為に3m・4m・5m・6mの4種類の長さの単管パイプを使用しました。
大概のホームセンターで1m~6mの単管パイプは入手可能なのですが、問題は運搬方法です。
軽トラックで運ぼうとすると、4mの物までしか販売してもらえません。道路交通法違反になります。
(私は、3m、4m、の単管パイプは軽トラックで運んだのですが・・・)
先ず3mの単管パイプの場合、ホームセンターで購入、積み込み方法は荷台内部後方の、あおりの部分に片方を押し当て、もう片方は荷台前方の鳥居の上に載せてロープで縛って運べば問題は有りません。
(軽トラックを持っていない方はホームセンターで軽トラックを貸して頂ける店で購入してください)
4mの単管パイプを運ぶ場合は道路交通法を遵守すると、軽トラックの前方と後方に飛び出させて運ぶ必要があります。(3mの物と同じ積み込み方をすると飛び出し長さ制限に引っ掛かります。)
(追記:2020年5月に法律が変わっており、車体から荷物が飛び出しての良い寸法の基準が変わりました)
後方はあおりの上に載せる形になるのですが、問題は単管パイプは滑り易く、ずり落ちてしまうという事です。
ロープワークに自信のない方や、荷締めロープ(ベルト)の使い方が解らない方は自分で運ぶことは諦めて下さい。運搬中にロープが緩み道路上に単管パイプをばらまく様な事があると大変なことになります。
私の住むいなかのホームセンターでは大型のトラックの貸し出しは無いのですが、大型のトラックの貸し出しがある場合はそのトラックに見合った長さ単管パイプまでは自分で運搬が可能になります。
問題は5m、6m、の単管パイプの搬送方法です。
私は大型車の免許も取得しているので大型トラックが有ればどうとでもなるのですが、レンタカーで借りるとしても結構な費用になりそうです。
近くのホームセンターでは宅配はして頂けないので、最終手段でJA(農協)に発注しました。
最初からJAに頼んでも良かったのですが、JAの扱っている単管パイプって肉厚で頑丈な分 高額なんです。
レンタカーを借りて自分で運ぶ場合の費用と安全性(危険度)と労力、と、JAの高価な単管パイプを購入宅配 を比べた場合、安全性と労力の面でJAの宅配利用に軍配が上がります。
5m、6mの単管パイプの必要本数をJA(農協)へ発注、在庫が無い為後日配達という事になりました。
ここで農協の組合員である事の利点が発揮されます。
配達日の打ち合わせや・引き取り時間に家にいる必要はありません。
物が来たら家の裏に置いておいてください。
この一言ですべて完了です。
2~3日後には家の裏に長い単管パイプが綺麗に並べて置かれていて、郵便受けに納品書が入っていました。支払いは農協の口座から自動引き落としになるので何もする必要もありません。
(ちなみに納品書には、宅配料金100円と書かれていました)
単管パイプの延長方法
長い単管パイプを入手できない(運搬を含めて)場合は、ジョイントで繋ぐという手もあります。
実際このトラクター小屋の右端の斜線部は3mと4mの単管パイプを繋いで使用しています。
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単管パイプの切断方法
①金鋸で手動で切断
この方法は一番単純で費用も抑えられるのですが、
体力と時間と根性が有り余っている方や、どんな肉体労働も筋トレとしてポジティブに考えられる方 以外にはお勧めできません。
弓型の金切鋸は押して切る物です。鋸刃の向きを間違えない様にしましょう。
(ギザギザの尖った先が向こう側になるようにして、押すときに切断します)
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②パイプカッターで切断
多分、パイプカッターを使って切断する方法が正解だと思います。私もこのガレージを作る為にパイプカッターを購入しました。
コストパフォーマンスと、使う場所を選ばない点ではパイプカッターでの切断が一番だと思います。
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しかし、使い方のコツが掴めずうまく切断する事が出来なかった為、このパイプカッターは少し使っただけで小屋の肥やしとなりました。(小屋にほっぽらかしと言う意味です)
今思えば、最初にパイプカッターを単管パイプに当てる時にカッターがぎりぎり当たった状態で使い始めればうまく使いこなす事が出来たかもしれません。
私の使い方が悪くて初めからカッターを単管パイプに食い込ませすぎたのがうまく使えなかった原因だと思います。
⓷高速切断機(砥石を使うタイプ)
私はこの高速切断機を持っていたので、単管パイプの必要な長さを求めて切断しました。
こいつは仕事が早くて仕事が捗ります。
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④レシプロソー
私は使った言葉ないので何とも言えないのですが、充電式のレシプロソーが有れば非常に便利に使えそうです。
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⑥ディスクグラインダー
ディスクグラインダーで単管パイプを切断は、出来ない事はないのですが、
切断深さが限られてしまう為、単管パイプを一周させるか・ハンドグラインダーを単管パイプの周りを一周させる必要があります。
ちょっと使いづらそうです。
後述しますが、ポリカーボネイト波板の切断にはとても重宝しました。
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切断後の必需品
何で切断を行っても良いのですが、切断後は必ず切断面のバリ取り・面取りを行いましょう。
けが防止の為に必ずバリ取りを行う事をお勧めします。
写真は丸ヤスリ・半丸ヤスリ・平ヤスリの3種類ですが、単管パイプのバリ取り・面取りの場合、
半丸ヤスリが1本あれば用が足ります(事足ります)。
ツボサンのブライト900シリーズは目詰まりしにくいのでお勧めです。
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四隅の位置決め・柱を立てて頑丈な箱を作る
最初の3本の柱を立てて横方向の単管パイプを直交クランプで固定するまでは誰かに手伝ってもらった方が良いでしょう。
一人で出来ない事も無いのですが、仮固定等余計な作業が多発しますし、危険です。
基礎は土台や埋め込みは行なわず、地面の上に置くだけにしました。
こういった建物を作る場合、単管パイプの杭を深く打ち込んで、その杭と柱を自在クランプで固定する方法が一般的だと思います。
柱を立てる部分に穴を掘り、柱にする単管パイプの端末に抜け止め加工をしてコンクリートで固める方法も有るかと思います。
しかし、DIYで埋め立て整地した場所の地盤強度を信用できないので、あえて固定はせず地盤沈下時に対応出来る様に土台を作り、台風などの風対策は建築終了後に杭を打つ等、後で考える事としました。
地盤沈下の対策として厚さ2.2mmの鉄板を敷き、その上にジャッキベースを置き、そこへ単管パイプを立てる方法としました。
ジャッキベースは上下へ調整出来る様に10cm程上げた状態で設置しました。
これで、どこかが沈んで下がってしまっても高さ修正が簡単に出来る様になります。
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入り口の開口部は今は考えず、あえて四角い頑丈な箱作りに専念
柱の上・中・下・に横方向へ単管パイプを直交クランプで取り付けます。
次に中間柱を立てていきます。この時は開口部をどこへどの位の寸法で開けるか決めてから立てていきます。
我が家の場合
・前方の開口部幅2.9m(ドライブハローを取り付けた状態で、トラクターが出入りできる寸法)
・横の開口部2.0m(コンテナハウスの前・軽トラックが入る事が出来る寸法)としました。
横方向に取り付けた単管パイプに地面からの取り付け寸法を合わせて直行クランプで仮止めします。
単管パイプは固そうに見えて意外と自重で反り返ってしまいます。
(両端を固定しても中心部は自重で垂れ下がっています。)
仮止めして、ある程度しっかりとした箱になってきたところで、再度 隅の直角が出ているか確認。
横方向のパイプをだいたい真っ直ぐに矯正して四隅の直行クランプを本締めします。
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私感ですが、単管クランプの締め付けは、重い充電式インパクトドライバーを持ち歩くよりラチェットレンチを使った方が楽で、確実に締め付けられる事が出来ると感じました。
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横方向のパイプが真っ直ぐになっているか?簡単な確認方法
横方向に取り付けた単管パイプが真っ直ぐに取り付けられているか?
プロが整地した土台の上に単管パイプを組む場合は地面からの長さを正確に測れば真っ直ぐ・真横に単管パイプを取り付ける事が出来る筈です。
が、今回は素人のDIYで整地した地面の上への設置です。頭で考えた寸法通りにいくとは限りません。
レーザー測定器などという物は一般人は持っていません。
ここで、簡単に・確実に横方向に設置する単管パイプの曲がり具合を見て調整確認方法があります。
ズバリ、単管パイプの端から覗き見て向こう側の穴が丸く見えるか確認です。
最初は大概中心部が垂れさがっているので、向こう側の穴は楕円と言うか、上下が潰れたような形に見えます。
覗いてみた感覚でどこをどのくらい持ち上げれば良いか判断して微調整します。
自分が納得できる(妥協できる)まで何度か調整をして中間柱と横方向の単管パイプを本締めします。
(目標は向こう側の穴が真円に見える状態です)
*中間の高さに組付けた横方向の単管パイプはこの後の作業時の足場代わりにもなります。
内天井の梁の組付け
2mの高さに水平に井桁と言うかマス目状に縦横に梁を入れて組み込んでいきます。
(ここで言う梁は単管パイプの事を表しています。)
小さなカーポートであれば、この内天井部分は必要ないかもしれません。
小さなカーポートの場合この工程は飛ばして屋根の傾斜に合わせて単管パイプを組み込んでも良いかと思います。
私の住んでいる場所は寒冷地ですが豪雪地帯では無い為、雪の重さでガレージが潰れるという事はほぼ無さそうです。
費用削減の為に単管パイプの間隔を広く取り、単管パイプの使用量を減らして組み立てを行いました。
念の為、数十年に一度の大雪対策として、T字金具を何か所かに入れておきます。
数十年に一度の大雪の予報が出た場合は、地面へジャッキベースを置きジャッキベースとT字金具へ単管パイプを差し込み高さ調整・補強が出来る様にしました。
T字金具の位置はトラクターをコンテナハウス側へ寄せて止めた時に縦に単管パイプを設置できる場所に設定しました。
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T字金具の真下部分にあらかじめ鉄板を設置済みです。
このトラクター用ガレージを作った段階ではトラクターの事しか考えていなかったので上記の様な位置にT字金具炉取り付けたのですが、何年も経つうちにこのガレージへ置く物が増えてしまいトラクターを置く位置が変わりました。
(T字金具の増設が必要かもしれません)
筋交い?で補強
四隅の柱と
側面上・中・下3か所へ横方向へ単管パイプ取り付け
天井へマス目上に縦横へ単管パイプの取り付け
ここまでの作業をすべて直交クランプを使用して組み立てるとかなりしっかりとした状態になります。
更に建物の強度を高め、ぐらつきを無くすために筋交い?を入れて補強します。
適当な長さの単管パイルを自在クランプを使って約45度の角度で取り付けます。
4隅上部は3本の筋交いを取り付け、他の部分は必要に応じて取り付けました
天井傾斜部の単管パイプ組付け
天井傾斜部の取り付けは
上面から
- 波板
- 桁(けた?)(斜面に対して横方向)
- 単管パイプ(斜面)(垂木?)
- 単管パイプ(母屋?)(斜面に対して横方向) となりますので
下から順番に取り付けていきます。(正式名称が解らない為、名称が間違っているかもしれません)
①柱上部に横方向へ直交クランプを使い単管パイプを取り付けます。
横方向のパイプが少ないように感じるかもしれませんが、波板を取り付ける 桁(けた)をたくさん使う為、強度は桁で補強出来る筈です。
高校生程度の物理の知識があれば強度計算が出来ると思うのですが、数十年前に習った内容はとっくに忘れ去っているので、この辺は勘でやっています。
②、①の上へ屋根の傾斜に合わせて直行クランプを使い単管パイプを取り付けます。
この作業時(作業後)
- パイプが真っ直ぐに取り付けられているか
- 取り付け(飛び出し長さ)にばらつきが無いか
- 傾斜部は単管パイプの3mと4mの物を繋いで使用したので、接続部分の位置が横並びにならない様に、接続部を1ずつずらして固定しました。(接続部は他の部分と比べて弱い可能性があります。)
確認後、本締めします。
屋根横方向の補強
このガレージは幅が広い為、単管パイプの強度だけでは不安があります。
横方向のパイプ間を繋ぎ補強しました。
補強材を斜めに入れてジグザグにするトラス構造にするのが一番良いのは解ってはいるのですが、
予算の関係で、部材が少なくて済むラーメン構造(ラダーフレーム?)にしました。
直交クランプを使っているのでこの位の補強で多分大丈夫だろうという直感での製造です。
上からの荷重に対して、2本の単管パイプを直交クランプを使って繋げているので、1本の時の2倍以上の耐荷重になっている?筈です。耐荷重計算が解らないのですが、私の直感がそう言ってます。
万一この小屋が潰れた時には自己責任の範疇なので、いろいろ諦めます。
出入り開口部加工
これまでの工程で四角い頑丈な箱のフレームは出来あがり!
でも、このままでは出入り口が無い箱になってしまいます。
前面間口開口部と、横のコンテナハウスの出入り口付近にこのガレージの出入り口を作ります。
この作業は今までの組み立てがきちんと出来ていれば、今までの作業と比べて割と簡単です。
先ずは前面間口2.9mを開けます。
- すでに、水平方向の直行クランプの位置は決まっているので、長い単管パイプを取り外し・必要な部分にだけ同じ場所(高さ)へ短い単管パイプを取り付けるだけです。
- 中段と下段に取り付けた直交パイプの、横パイプを固定していたネジを緩め、横方向の単管パイプを取り外し(縦の柱に取り付けて有るネジは緩めてはいけません!)
(実際は一度に2本の単管パイプの取り外しはせず、1本ずつ作業しました。) - 開口部を開けた状態で残りの横パイプの長さの単管パイプを用意
今回は柱間の間口4.3m トラクターが通る間口2.9mなので
4.3-2.9=1.4
1.4+α (直交クランプできちんと締め付けられて、少し端が飛び出る長さ)の単管パイプを用意します。(実寸を測って少し余裕を持たせた長さにすれば確実です。) - 柱に取り付いている直交クランプに1.4+α㍍の長さの単管パイプを取り付けるだけです。
同じようにコンテナハウス出入り口部の単管パイプも取り外し、必要な部分へ単管パイプを取付け、これで出入り口の確保完了です。
フレーム塗装
フレーム塗装は必ずしも必要なわけではありませんが、このままだと作業現場感丸出しなので防錆の意味も含めて塗装を行いました。
塗装はもちろん刷毛で手塗りです。
スプレーなど使ったら無駄に飛び散る塗料の方が多くなりそうですし、お隣さんの車に塗料が付く様な事があれば大変です。
素人の手塗り塗装なので、刷毛の痕が残ったりしますが、あまり神経質に塗る必要もないかな?と言ういい加減さで塗装しました。
(近くで見なければ見栄えは大差ありません)
低い位置の塗装は問題ないのですが、高い位置の塗装は結構大変です。
高い脚立に載って塗装したり、片足は脚立に載せてもう片足はフレームに足をのせて塗装したり。
高い脚立の上に乗って塗装するのも大変だし、危ないし、狭い範囲しか塗る事が出来ないから、その都度脚立を動かさなければいけないのは面倒くさいな。
軽トラックを使って荷台に乗って塗装すれば、足場も安定して塗り易いじゃないか!
途中からは軽トラックの荷台に乗って塗装作業を行い、それでも届かない場所は軽トラックの荷台の上に小さい脚立を載せてその上で塗装作業を行いました。
小さい脚立は安定していますし、軽トラックの荷台は平で安定している為、だいぶ作業がはかどりました。
(塗料が落ちて軽トラックに少々水玉模様が付いてしまいましたが、少しの事なのでこれは諦めます)(荷台内部が、エセ 草間彌生さんの作品 仕様になりました)
今回は隣のコンテナハウスに合わせて茶色に塗りましたが、クリーム色等の明るい色で塗ってもいい感じになったかもしれません。
天板取り付け
波板を取り付ける為に、斜面に対し横方向へ四角い木の棒を取り付けていきます。
ホームセンターで垂木として売られている約45mm(4.5cm)角の角材が安く、コストパフォーマンスに優れていると思います。
私は近くのホームセンターで、出来るだけ曲がり・反りが少ない、真っ直ぐな物を選んで購入しました。
垂木は取り付ける前に塗装しました。(高所作業は面倒くさいし危険です)
この木の上にポリカーボネート波板を取り付ける予定なので、上面になる部分は未塗装です。
上面を未塗装にした理由は
- ポリカーボネイト越しに太陽光を浴びて高熱になり、ポリカーボネイトを熱で変形・劣化させない為
- 塗料の節約(組み立ててしまえば見えない部分です。)
- 手間の節約 です。
長さが足りない部分は金具を使って継ぎ足し。
側面と下になる部分の3面を固定しました。(上面は波板を取り付ける予定の為、余計な出っ張りが無い様に固定金具は使用しない事としました)
角材の取り付け間隔は基本50cmで、ポリカーボネイト製波板の寸法と重なり部分の寸法を計算して間隔を調整して取り付けました。
ここも取り付け時には接続部分が同じ位置に集中しない様にずらして取り付けました。
取り付け方法は、垂木止めクランプを使うのが一般的だと思うのですが、これが意外と費用がかさみます。
この建物は横方向へ13本の 桁(けた?)を使用して、斜面方向5本の単管パイプに取り付けます。
単管パイプに木材を取り付けるのに必要な金具の数は 13×5=65個です。
安い垂木クランプを探し当てたとしても、安く見積もって 200円×65個=13,000円
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サドルバンド 呼び寸法40 の物です。
塩ビ管等を壁に取り付ける為の金具です。
5個入200円として
(価格が上昇しています)
65個÷5個入り×200円=2,600円
垂木止めクランプ使用と比べておよそ10,000円のコストダウンが可能です。
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単管パイプに少しきつめにはまり、しっかりと固定出来ます。
強度は充分だと思います。
単管パイプから横方向への飛び出し寸法を合わせる方法
横方向への飛び出し量を一定にするには、きちんと寸法を測って取り付ければ良いだけですが、これがなかなか面倒くさいのと、なかなかピッタリの寸法に取り付ける事が出来ません。
そこで私が採った方法は、
- 先端と後端の木材をきちんとした寸法で取り付け
- 先端と後端の木材の端に水糸をピンと張って飛び出し位置の目安を作り
- 水糸にぎりぎりの位置に合わせて残りの木材を取り付け。 と言う方法を取りました。
天板取り付け~ポリカーボネイト製波板を使用
天板は波板を取り付ける予定でいたのですが、材質を何にするかが問題になります。
価格と入手性で考えると一般的にトタン板と呼ばれる金属の波板が良いのですが、耐久年数が5~7年となっています。高い場所のトタン張替えは危険を伴いますので、出来るだけ耐久年数が長い物を使用したいところです。
ガリバリウム鋼板とポリカーボネイトは共に耐久年数7~10年くらいです。
曲げ強さと耐衝撃性を考えて、ポリカーボネイト製の波板を使用する事としました。
今考えると、普通のトタン波板にコールタールを塗った方が後の補修の面では良かったかもしれません。(コールタールの重ね塗り補修で何十年も使えそうな気がします。)
ポリカーボネイト波板の張替えは大変そうです。
波板の取り付けは斜面下側から順番に根気よく取り付けていきます。
最初の1枚の取り付け位置(角度)で、最終的な仕上がりが変わってきます。
波板を使用するので、波を重ね合わせて取り付けの為、途中での取り付けの角度調整はほぼ不可能です。
最初の一枚の位置決めの為に斜面下端から上端迄ポリカーボネイト波板を仮置きして、位置決め。
下端の波板の位置(角度)が決まってから木の下地(横方向の角材)へ取り付けていきます。
長さは重ね合わせる長さも考慮して7尺(2120mm)2枚と8尺(2420mm)1枚の合計3枚で長手方向の屋根を取り付けました。
切断作業は面倒なので、重ねる幅で長さ調整しました。
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・斜面の下から波板を設置する理由は
斜面の下側から波板を取り付けていく理由は単純で、雨漏り防止の為です。重なりが逆になると確実に雨漏りします。
重ねる長さは15cm以上が目安となるようです。
上の写真で、私の仕事のいい加減さが解ってしまいますね。
単管パイプの塗り残し、木材端面のシールを張り付けたまま塗装
・・・直角出し等の重要な所は慎重に仕事をして、仕上がりに 大して問題が無い所は適当な作業・・何の問題も有りません。
離れて見ればわからない部分です。
ポリカーボネイト製波板を木材に固定
*注意:ポリカーボネイト製の波板は表裏が決まっています。太陽に当たる面を間違えないように注意して取り付けましょう。
特に、切断して使う場合は表裏を判断する為のシールが無くなる部分へは、あらかじめ何らかの目印を付けてから切断作業を行うようにしましょう。
波板の固定方法で、木材に取り付ける一番簡単は方法は、傘釘で打ち付けるという方法ですが、
欠点として・風にあおられたときに釘が抜け易いという事があります。
長年使っていると少しずつ端の釘から抜け出して、風が吹くとバタンバタンと音がするようになります。
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今回は高い場所への取り付けで、長期間の使用に耐えるように作りたいので、〔波板取り付けビス 木下地用ポリカーボネイト製〕を使用しました。
ネジで固定するので釘と比較すると格段に抜けにくく丈夫に仕上がります。
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では、早速このネジで波板の山の部分を止めていけばいいかと言うと、話はそう単純ではありません。
プロカーボネイトは熱膨張・収縮が有りますので、単純に取り付けると夏の暑い時に膨張して(伸びて)変形してしまう可能性があります。
私の住む地方は冬の最低気温-10℃以下、夏の暑い日は30℃以上になります。
年間の最大気温差は40℃以上あります。
ポリカーボネートの熱膨張係数は6.6 10^-5/℃です。(樹脂プラスチック材料協会)
8尺(2420mm)のポリカーボネイトの膨張・収縮寸法は2420mm×40℃×0.000066≒約6.4mm
計算してみて、自分の出した計算が間違っている値ではないかと思うような数字がはじき出されましたが、計算上は多分あっていると思います。
(*計算方法が間違っていたらコメント欄でどなたかご教授頂けると助かります)
真夏と真冬で6mm以上も伸縮する物を木の棒に取り付ける方法は?
使用するネジや釘よりも大きな穴をあけてアソビ(余裕)を持たせて固定します。
近くのホームセンターで購入した、波板キリです。(5.5mm)
取り付けるネジよりも大きな穴をあける事で、穴径とねじ径の隙間が出来る為、膨張してポリカーボネイト製に波板が変形してしまう事を防ぐ事が出来ます。
使い方のコツ:波板の山の部分に(山が少し変形するくらい)波板キリの先端を強く先端を押し付けて左右にぐりぐりすれば綺麗な穴が開きます。
波板キリの先端を押し付ける力が弱いと滑ってしまい、穴位置がずれてしまう可能性があります。
ポリカーボネイトを取り付ける作業は12月の中旬から年末にかけて行いました、一番縮んだ状態に近い時期です。
ポリカーボネイト波板の両端は穴の外側(波板の外周方向)へ 波板取り付けビスを取り付け、他の取り付け部は波板の中心部から放射状に伸びる方向を考え、大体こんなもんだろうという位置へ取り付けました。
この記事を書きながら色々調べてみると6.5mmの波板キリがあるようです。
当時知っていればこちらの6.5mmの波板キリを使用できたのですが・・・後の祭りってやつなので今更どうしようも有りません。
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ねじ径と下穴の径が合ってていないとガタが出てしまって、しっかりと取り付けられないんじゃないか?
と思われる方へ、
大丈夫です!
波板取り付けビスにはクッション材が付いていますので、穴径の隙間があってもしっかりと上から押さえつけてくれます。
屋根の後ろ側(傾斜下部)の写真です。
隣の土地との境界線より20cm位内側に後端が有るので、落雪等で迷惑を掛ける事は無いと思います。
- 軒先の出幅 5cm(長すぎると風にあおられて繰り返し応力がかかり被害を受けます)
- 波板取り付けビスの取り付け間隔は波板の山3つ開けて取り付け
- ネジの締め付けすぎに注意
- 幅方向の重なりは2.5山以上
- 風のない(弱い)時に作業を行う(3m/秒)以上の風があると波板の持ち運び時に風にあおられて危険です。
波板の重なる部分は都度調整
おじさんの得意な現物合わせで柔軟な対応です。
ネジを締め付けすぎると波板が変形してしまいます。変形したままだとその部分へ変な応力が働いて悪影響を及ぼしそうな気がするので、締め付け過ぎた部分は後から修正してネジを少し緩めておきました。
(使用したネジの数は約500個です)
手動で波板キリで穴をあけて、その後ネジ止めの作業(充電式ドリルドライバーを使用)は根気がいります。
手動では効率が悪すぎる為、1枚目を張り付けた後速攻で大きなホームセンターへGO!
充電式ドリルドラバーに取り付けられる波板キリを探し出して購入。
これで少しは作業が楽になります。
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500ヶ所のネジ止めは、手作業では大変な作業になります。
出来れば充電式のドライバーがあると便利です。
私の使った機種は
マキタ 充電式4モードインパクトドライバ
TP131D(本体型式)です。
プラスビットの根元についている黄色い物はマグネットです。このマグネットが有ると適当な作業でもネジの+溝にビットがはまる為、作業が大分楽になります。
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2枚目以降のポリカーボネイト波板の取り付け
一枚目のポリカーボネイト波板の取り付けは、隣にあるコンテナハウスの上に立って作業が出来たので比較的に安全に作業をする事が出来ました。
問題は2枚目以降を取り付ける時の足場の確保です。
天井部の単管パイプ・横方向の木の棒・足場はたくさんあるのですが、足を滑らせて落下・怪我を負う可能性大です。
労働安全衛生法では2m以上の高さで行う作業を高所作業と分類しています。
(2.5mの高さから落下、打ちどころが悪く死亡した例はたくさんあります。)
固定済みの波板の上に乗って作業
固定した波板に無理な荷重がかからない為に木の板を用意
1800×300×20mm(1.8m×30cm 厚さ2cm)の木の板を2枚用意し、固定済みの波板の上へ木の板を置いて足場として、この後の作業を進めました。
この作業の為だけに木の板を用意するのであれば、コンパネ(コンクリートを固める時の型枠に使用する合板)等を、使い易い大きさに切断して使うと良いかもしれません。
正面から見て右側、屋根の斜め部分の波板切り出し・取り付け
台形の土地に合わせてこのガレージ(車庫・倉庫・小屋・屋根?)を作った為、ポリカーボネイトを斜めに切断する必要があります。
この辺まで来ると、いちいち計算して寸法を測るという事が面倒くさくなってきています。
斜面の寸法出しは計算せず、現物合わせで(ポリカーボネイト波板の両端に)印をつけて、一旦足場のしっかりした場所へ移動。
両端の印を目安に切断部分に目安となる直線を引き(山の頭のみです、切断の目安なのでわざわざ谷まで丁寧に線を引く必要はありません)
先述した通り切断前にポリカーボネイトの表裏がわかるように表側に印をつける事を忘れないようにしましょう。
印は油性のペンで付けても良いのですが、私は養生テープを表面に張り付けて目印としました。
養生テープの貼り付けは分かりやすく・剥がした後も糊残りが無いのでお勧めの方法です。
ポリカーボネイトの切断方法
ここまでの長方形に波板を取り付ける作業では切断作業は一切行わず、波板の重ね代で調節してきたのですが、斜線部分だけはどうしても切断作業が必要です。
ポリカーボネイト波板の切断は結構大変な作業です。
波板ハサミや万能はさみと呼ばれるもので切り始めましたが、なかなか作業がはかどりません。
ノコギリ(金鋸)使用でもなかなか作業が進みません。
(木を切るノコギリは刃先を痛めてしまうので、使用してはいけません)
試行錯誤の末導き出した答えは
ハンドグラインダーで一気に切断と言う方法です。
普通の切断砥石を使用すると目詰まりを起こして、切断が出来なくなってきます。
FRP用(樹脂用)の切断砥石と言う物が有りますのでこれを購入して切断した所、今までの苦労は何だったの?と言うくらい早く切断作業が出来ました。
但し、周辺やハンドグラインダー、全身が粉まみれになります。
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切断のコツとしては、(慎重かつ大胆に)一気に直線を切り取るという事です。
ハンドグラインダーをゆっくり動かすと、うまく直線には切れずに曲がった切り口になってしまいます。
根気良く作業を進めてようやく屋根の貼り付け完了です。
単管パイプガレージの地面への固定方法は?
非常に書きにくい事項です。
正直言ってこのガレージは地面の上へ置いただけで何の固定もしていません。
諸先輩方(近所の爺様方)に聞いてみたのですが、皆が口をそろえたように、
これだけでかくて重い物は台風が来ても飛ばないでしょう。
と、無責任な意見を頂きました。
この辺りは中山間地域(ちゅうさんかんちいき)と言う分類の地域で、山に囲まれている為 あまり強風の怖さを知らない人ばかりです。
(中山間地域と言う言葉を最近になって、林修先生の記事で知りました)
沖縄諸島や九州地方の方が身をもって感じている様な、台風の本当の怖さという物が、私たちはわかっていないんだと思います。
・単管パイプを地面に打ち込んでこのガレージとクランプで固定するか、
・らせん杭を地面にねじ込んでクランプで固定するか、
迷い続けて早7年
未だに固定していません。
7年間の間には台風を何回か経験していますが、台風通過後に確認しても、ガレージがズレた形跡も見当たりません。
風が上手い具合に吹き抜けているのだと思います。
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壁を取り付けない理由
ここまで大きなガレージが出来たら壁も取り付けたいと思ってきます。
壁があれば横殴りの雨も防ぐ事が出来る事に加え、寒い時期や雨天時や風の強い時の作業場として重宝するはずです。
しかし、このガレージに壁を取り付ける予定は今の処ありません。
理由①
中途半端な壁を取り付けた場合、台風等の強風時に風が吹き抜けない為、ガレージごと吹き飛ばされる可能性が高まります。(この場合よそ様に甚大な被害を与えてしまう可能性があります。)
理由②
税制上の問題:この大きさの建物で、壁が付いていると固定資産税の対象になりそうです。
(建築確認書とか、強度計算書などという物はおじさんの知識だけでは対応できません)
単管パイプガレージのオプション装備と使い方
オプション装備① スコップハンガー(ハンガーラック?)
単管パイプを組み合わせて横方向へ突き出させ、先端部分は けが防止の為に単管キャップを取り付け。
- フォーク
- 角スコップ
- 小さい剣スコップ
- 大きい剣スコップ
色々な物を吊り下げて収納しています。
オプション装備② 野菜乾燥用ハンガー(ハンガーラック?)
異径クランプを使用して、ビニールハウスの骨組み等に使う呼び19mmのパイプを横方向へ取り付け。
ポップコーンや唐辛子の乾燥の他、トングの様な物を吊り下げています。
余談ですが、横方向のパイプは塗装したように見えますが、全体が錆びついて茶色になった物です。
オプション装備⓷ 壁面にネットを設置
南東角部南向きの位置に野菜のつるが絡みやすい様にネットを設置してあります。
この部分で作った野菜の実績は
- 千成ひょうたん 1株から98個収穫 この時は屋根裏へもネットを張り広く育てました。
- 大きなひょうたん 1株から9個収穫 30cm以上の物が9個なりました。
- 手のひらサイズのメロン(マスクメロンの様な網目が入る物)1株から1個収穫。ウリハムシの被害にあい、1個しか収穫できず・試食した感想は メロンの形をした、メロン風味のキュウリと言った感じで、おいしい物は収穫できませんでした。
- 昨年、種別不明のウリ科の植物が生えてきたのでそのまま育てて見たところ、特定外来生物のアレチウリだったことが判明、急遽撤去。その際、鳩が子育てをしている事が判明し、鳩が巣立ってからアレチウリの完全撤去を行いました。
- 今年は何を育ててみようか素案中です。かぼちゃやスイカなどをあえて空中で育ててみるのも面白いかな と思案中です。
西洋朝顔の様な日中に花を楽しめる物も手間がかからない点では候補として考えています。
ちなみに、南側面は毎年ミニトマトを植えて(勝手に生えてくるものも含めて)夏から秋にかけては毎日30個以上のミニトマトを家族で消費しています。
オプション装備以外・標準装備部分の利用方法
中段の横方向の単管パイプは鋤簾・鍬・草かきなどを吊り下げ、コンテナハウスとの隙間はマルチシート置き場になっています。
めったに使わない、アルミレーキは上段の横方向に設置した単管パイプに吊り下げて収納しています。
以上、
追記 15cmの積雪でも大丈夫です。
2022年2月10日の関東甲信東海地方の大雪(大雪警報が出てJRが計画運休になりました)で約15cmの積雪があったのですが、この位の雪であれば何の問題もなさそうです。
差しがね(まがりがね・かねじゃく・直角定規)が、支え無しで立っていられる程度に雪が積もりました。
ちなみに傘を挿してみたところ、支え無しでそのまま直立するくらい雪がしまった状態でした。
追記2 50cm位の積雪にも耐えました
2023年2月11日朝
この地方では20年ぶりくらいの大雪・積雪量となりました。
手前にある車は、クラウンステーションワゴンです。
車の元の形が分からないくらいの大雪です。
車の周りは50cmくらいの積雪です。
単管パイプガレージの上は風通しが良いので、積雪量は40cmくらいでしょうか?
朝食も食べずに、休みなしで4時間雪かき後。
体力の限界を感じながらも遊び心は忘れません。
高校3年生の息子と、50代後半のおじさんが作り上げた3段重ねの雪だるまです。
いい年して何やってるんだか?
ほぼ息子が一人で作り上げたのですが、雪玉を重ねる作業はひとりでは無理な様なので少し手伝いました。
(疲れてヘロヘロになって、もう動けない。と、言ってから作成開始)
以上、
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