アボカド栽培の記事が長くなってしまったので、栽培2年後から2年10カ月で枯らしてしまった顛末までをこの記事で紹介します。
枯らしてしまった原因は水の与えすぎによる根腐れです。
記事中で紹介していますが、木を剪定すると葉の数が少なくなり、必要とする水の量が少なくなります。
葉が枯れてしまった時の水管理方法は判断が難しいのですが、
観葉植物の水やりの目安の基本の期 鉢の土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるという事がきちんと出来ていれば、おじさん(私)のような過ちをおかさずに育て続ける事が出来ると思います。
前の記事。アボカドの種を水耕栽培で 根だし・芽出しから土に植え替えて1年と11カ月までの様子は こちら の記事をご覧ください。
アボカド栽培2年後

キター!って感じですね。
先月は何の変化も見られなかったアボカドの木ですが、固形肥料を与えて 水を切らさない様に(土の表面が乾ききらないうちに)水やりをした結果、
枝分れした部分がとても元気に成長しています。

主幹の先端は枯れてしまったようですが、うまい具合に枝分かれした部分が四か所すくすくと成長しています。
(左下の枝分れ部はうまく伸びてくれるか不安です)
ひと月前に施した肥料はこちら

家庭園芸肥料 ハッピーハウス
- チッソ 10
- リンサン 10
- カリ 10
- クド 1

粒の肥料を5個くらい、土の中に押し込んだのですが、その後の水やりで土の表面へ浮き上がってしまいました。
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斜め上からの写真なので寸法がよくわかりませんが、実寸で木の高さが おおよそ85cmくらいになりました。

アボカド栽培2年と1か月後
枝分れした枝が一本だけ極端に成長しています。

お前には、バランス感覚って物が無いのか?
枝の重みで主幹が左に傾いています。

右側に伸びた2本の枝は順調に成長していますが、この2本と比べると左側の枝はあまり成長していません。

あまりにもバランスが悪いので、思い切って右側の極端に伸びている枝を1/3くらいの長さで剪定(切断)してしまいます。

1本の枝を剪定しても主幹はまだ右に傾いていますが、この状態で成長を見守る事とします。
アボカド栽培2年と2か月後

順調に枝分れをしました。
バランス感覚ってものが、このアボカドもわかってくれたようです。

・選定した枝の先端付近から2本の枝分れ
・左側の枝が大きく成長しました。

先月剪定した枝を挿し木にしてみたのですが、おじさん(私)の いい加減な水やりでは根が出ずに枯れてしまいました。
挿し木は他の鉢に植えて乾燥させない様にしっかりと管理すれば成功しそうな気はします。
アボカド栽培2年と3か月後

枝分かれした部分は順調に伸びているのですが、重力に逆らえないのか?水やり不足なのか?
上に向かって伸び始めた枝分かれ部分が真横に向かって伸びています。
葉が一枚枯れ落ちています。

枝分れした部分だけを見ると順調に成長しているように見えます。が、

枯れてしまっている状態で、かろうじて幹に付いていた葉を4枚取り除きました。
大分すっきりしたシルエットになりました。
全体の大きさ・形が室内で育てるのには向かない(おじさんの個人的な主観です)形なので、来月あたりには下から50~60cm(葉のない部分)で剪定(切り戻し)してしまい、全く違う形にしてみようか?などと考えています。
アボカド栽培2年と4か月後

今月も順調に成長し続けています。
先月までの樹勢の無さは、単純におじさん(私)の水やり不足だったようです。

枝分かれした3本の枝共に順調に育っています。
アボカド栽培2年と5か月後

順調に成長していますが、成長のバランスが良くありません。
窓ガラス(サッシ)で支えられているので一見真っ直ぐに育っているように見えますが、実はかなり右方向へ傾いて育っています。
普段は室内側へ傾く様にして育てています。が、
記事で成長度合いがわかるようにと思い、写真を撮る時には同じ場所で同じ向きにして写真を撮っています。

左奥の枝先は直近1カ月で10cm近く成長しました。

枝分かれしているうちの1本、右側中心の枝を剪定して少しだけバランス良くしてみました。
アボカド栽培2年半後

見た目はあまり成長していないように見えますが、

左奥の葉は順調に大きくなっています。
屋内で育てていて、日光が足りないせいか?全体的にひょろっとした樹形です。

話が飛びますが、先月剪定した枝を水差しにして1か月後。
根が生えては いませんが、葉が枯れる事も無く
小さな新芽が観察できます。
話を今月に戻します。

下から60cmくらいの場所で、葉を2枚残してバッサリと剪定しました。
多分残った葉の根元か、枯れ落ちた葉の部分から新芽が出てきてくれるはずです。

切り落とした幹は、下の葉は切り落とし、上の葉は少しずつ残して整形。
この幹(枝?)も水差しにして経過を見守る事とします。
アボカド栽培2年と7か月後

1カ月前にバッサリと幹を切ってみたのですが、順調に新芽が出て成長しています。
剪定が成功したと言っても良いでしょう。

しかし、写真左側の枝だけが大きく伸びて他の枝の成長が止まってしまっているのが気に入りません。

栄養を独り占めして伸びている枝を短く切り詰めました。
切断場所は小さな葉の様な物が付いている少し上です。
これで他の枝が均等に伸びてくれると理想的なのですが、
これからの成長を見守ります。
2カ月前に選定して1カ月間水に差しておいた枝を、1カ月ほど前に挿し木にしてみました。

目に見える成長は有りませんが、葉が枯れる様な事も無く、見た目は1カ月前と変わりありません。
どうやらうまい具合に根が生えて根付いたようです。
挿し木が上手い具合に進行したのはうれしいのですが、どうしましょう。我が家の屋内にはもう観葉植物を置くスペースが有りません。

1カ月前に選定して水に差しておいた枝は・・・
管理不行き届きです。
水替えもせず放置してあったので葉が枯れ始めています。
この枝は ゴメンナサイ してしまいます。
アボカド栽培2年と8か月後

成長具合は、そこそこ成功って感じです。植物は人の思い通りにはなかなか成長してくれません。
- 先月切り落とした枝の先端付近から新しい葉が伸び始め
- 小さかった葉の芽?の一本が大きく育ち
- 更にもう1本が少し伸び始めています。

成長はうれしいのですが、同じ方向の枝のみが成長しています。
たまに鉢を置く向きを変えたりしているのですが、なかなかバランスよく成長してくれません。

剪定してから3カ月・挿し木にして2カ月が経過した枝は、見た目は全く変わっていません。
実は、この枝の奥に挿し木にしておいた木が枯れてしまったので撤去したのですが、その時にこの小さな挿し木に触ってしまいました。
ひょっとしたらせっかく生えてきた小さな根を傷つけてしまったのかもしれません。
土の下では根が伸びている事を期待してこのまま様子を見守る事とします。
アボカド栽培2年と9か月後

やらかしました。
先端から枯れてきています。
きっかけは(たぶん)水不足?ではないか、と思うのですが、
先端の葉が枯れてしまったので、回復を願いつつ 毎日水の確認をしていたのですが、
日々状態が悪くなっています。

なすすべも 分からず、ただ見守る毎日なのですが、症状は悪化する一方です。
ひょっとしたら、根腐れなのか?
・植え替えをして、土の通気性を良くすれば復活してくれるのか?
・枯れた部分からの雑菌等の可能性を考えれば、枯れた部分を切りつめて、切り口にクスリ?を塗って空気に触れないようにすれば復活してくれるのか?
いずれにしてもこの状態のまま放っておけば、全部枯れてしまいそうです。
どうしましょう・・・・・・
追記:根腐れの原因は、水やりの頻度に問題があった!?
アボカド栽培に失敗した2年と10カ月以降に考えたことを追記します。
このアボカドを枯らしてしまった原因は、水の与えすぎによる根腐れだ。
という事はほぼ間違いないのですが、アボカドの種を水耕栽培で根を伸ばしてから土に植え替え、2年半くらいは順調に育ってきたのに、なぜこの時点で根腐れをおこしてしまったのか?
答えは、強剪定(木を強め/大胆に切りつめ)して、葉の数が少なくなったために水を吸い上げて葉から水を蒸発させる力が少なくなっているのにもかかわらず、
水やりの 頻度・水の量 を剪定前と同じくらい与え続けたことが根腐れをおこした原因だと考えられます。
言い訳というか、間違った判断をしてしまった原因を記載しておきます。
アボカドの木が大きかった時の葉が枯れてしまった時の原因は水やりを怠ったことが原因でした。この時には土がからからに乾いてしまっている事が度々ありました。
以前は、水やり不足による葉が枯れる現象を防ぐ為に、水やりの時には鉢受の皿に少し水が溜まる位水やりをして、1日後くらいには鉢受の皿の水はアボカドに吸い上げられてまくなっている。という状態でした。
ところが、アボカドの木を強剪定した後(葉が少ない状態)になっても同じように鉢受に少し水が溜まる位の水やりをしてしまったために、土が乾く間も無く(アボカドが鉢の中の水を吸い上げきれない状態で)次の水やりをしてしまい、
さらに悪い対応
葉が枯れるのは水が足りないせいだ。という思い込みで水を過度に与えすぎた事が根腐れでアボカドの木を弱らせて枯らしてしまったという結果になったと考えます。

一方、挿し木にした葉は、猛暑日・酷暑日が続く日々の中 葉先が少し枯れっぽいのですが、他には大きな変化も無く、淡々と生えています。
この挿し木は、ベランダの日影になる部分に置いてあります。
上記写真から2日後、決心しました。根腐れ対策として植え替え・上部の枯れた部分切除
葉が徐々に枯れてしまった原因は根腐れではないのか?と判断した基準は、

土は赤玉土を使っていたのですが、玉状の土が崩れてしまい、空気供給が出来なくなってしまっているのではないのか?
(土の塊が無いので、土に隙間が有りません)
葉が無い状態なので、当然と言えば当然なのですが、土が乾く気配がありません。
現状のまま見守るだけでは、枯れていく姿を見続ける事になりそうなので、荒療治ですが、
土を全部取り換え。
土の種類も変え、
枯れた部分も切断除去、する事としました。

植木鉢のフチを叩いて、全体をひっくり返し、アボカドの根の周りの土を振り落とした状態です。
種の半分はまだ幹に付いたままでした。

根の先を軽くつまんで引っ張り、簡単に取れてしまう根を取り除くと、根元がスカスカになりました。
除去した根は、多分もう腐っています。

今回使用する土は、山野草の土 という名称で販売されている土です。
植物活力剤・根腐れ防止剤入り の文字が書かれています。
数カ月前から挿し木(挿し穂?)にした物の写真を載せていますが、挿し木に使ったのが、この【山野草の土】です。
挿し木が上手くいっているので、この土を使えば、この枯れかけたアボカドも復活してくれるのではないか?という期待を込めて植え替えます。

植木鉢(プランター?)は元の物を使い、新しい鉢底の石(軽石)を入れて。
【山野草の土】で、アボカドの根を埋め尽くします。

枯れかけた木の先端は、このままでも良いような気もするのですが、
細菌か何かで枯れた部分が下方へ進行するのは見たくないので、思い切って切断除去しました。

先端の枯れた部分を切ってみると、中心が空洞になっています。
芯が無い状態です。

先端の枯れた部分の下。
幹が青い(緑色)部分で切断すると、
芯があります。この部分はまだ生きていそうです。

水やりをして、トントン叩いて土を安定させたいのですが、
インターネット上の情報の中には、根腐れの治療として植え替えを行った後は数日間水を与えないで、根が元気を取り戻すのを待ってから水やりを行う。
という、情報もありました。
すでに枯れかかっているアボカドです。
根腐れが原因だとすれば、〔ある程度根が乾くのを待ってからの水やり〕という方法に賭けてみる価値はあります。
数日たってから水やりを行う事として、本日の作業終了です。
アボカド栽培2年と10か月後…終わりました。

カラー写真なのですが、アボカドだけを見ると白黒写真なのか?と思えるような感じです。
アボカドは枯れて黒くなってしまいました。

一縷の望みを託して、幹の中間当たりを切断してみました。
完全に枯れています。
幹の中心が、まだ白いのですが爪で押して確認してみるとこの部分も枯れて硬くなってしまっていました。

段階的に根元まで切断してみましたが、完全に枯れてしまったようです。

根の部分は簡単に引き抜けました。
ひげ根も付いておらず、先月の段階で既に根が枯れてしまっていたのかもしれません。
今まで、長い間この記事にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。
誠に残念ですが、この記事は今回を持って更新を終了とさせていただきます。
(挿し木にした物で、何か特記すべきことがあれば追記するかもしれません)。
以上、
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