モーターカバー内の掃除をしたついでに、左右のカバーも外して掃除(清掃)しました。
電源コードのプラグをコンセントから抜いておきます。(重要)
こういった作業は、何かの拍子に突然回転刃が廻りだしたりすると非常に危険な作業です。
必ず 電源コードのプラグはコンセントから抜いておきましょう。
*Vベルトの張り調整の際には電源を入れてモーターを動かして確認します。
操作側から向かって左側カバー内の清掃(掃除/メンテナンス)方法・走行レバーの遊び調整
バロネス電動芝刈り機LM12MHの側面カバーは2本のネジを取り外すだけで、カバーを取り外す事が出来ます。
左カバーを外した状態です。
回転刃が回転していないと、走行レバーを握っても走行しない構造です。
(回転刃の軸から走行車輪軸へ動力を伝達する構造です)
実に合理的な設計です。
・芝刈りのリール刃が回転している時のみ自走可能
・モーターからの動力伝達を モーター出力 ➡ リール刃回転 ➡ 走行軸回転 とする事で、各々のベルトの張り具合を別途調整可能です。
⦅モーターが両軸出力で、・リール刃回転・走行 の両方に直接動力を伝達する設計にしてしまうと、ベルトの張りの調整が難しくなります(熟練した技術が必要となります)⦆
土埃なのか、スターベルトが摩耗した粉なのか 不明ですが、黒い汚れが付いていました。
(スターベルトは綺麗な状態なので、多分土埃だと思います。)
こういった細かい汚れも長い目で見れば故障の原因となりえます。
汚れを綺麗に掃除します。
・走行レバーを操作しない状態ではスターベルトの張りに余裕があり、軸とベルトが空回りする状態。
・走行レバーを握った時にはスターベルトが張り、走行ローラーが動く状態に操作ワイヤーの張りを調整します。
操作ワイヤーの張り調整方法は LM12MHの回転刃のスイッチレバー(アジャスターボルト)調整 と同じ方法で行います。が、左カバー内のワイヤー固定部での調整も可能です。
掃除とワイヤーの動作確認を行った後、左側のカバーを2本のネジで取り付けます。
操作側から向かって右側カバー内の清掃(掃除/メンテナンス)方法・回転刃駆動ベルトの張り具合確認
右側のカバーも2本のネジを取り外すだけで簡単に取り外す事が出来ます。
右側カバー内は刈り芝や埃が入り込み汚れていました。
こちらもカバー内を綺麗に掃除します。
ベルトの張りが少し弱いようにも見えますが、BARONESS(バロネス)の取扱説明書には
重要
ベルトの張り具合の確認は、ベルトを数回転させた後に行ってください。
使用頻度により、ベルトが緩いと踊ったり、スリップする可能性があります。
また、張り過ぎると損傷が早くなる可能性があります。
必要に応じて調整し、いつも適正な張り具合に保ってください。
と書かれています。
ベルトの張りが緩すぎるのはもちろんいけないのですが、ベルトの張り過ぎもいけない様です。
スリップしてロータリー刃が回転しないといった症状も感じられないのでこのままで良しとします。
*長期間使わない状態の場合
Ⅴベルトに曲げ癖がついている場合が有るので、必ずベルトを数回転させてⅤベルトの状態を確認しましょう。
スイッチレバーを握った時に モーターが回転するが、ロータリー刃がスムーズに回転しない場合のⅤベルトの張り 調整方法
モーターが回転するが、回転刃がスムーズに回転しない場合は、本体右カバー内のVベルトの張りが弱い可能性があります。
本体右側のカバーを外して確認。Vベルトの張り具合が弱い場合
本体のモーターカバーを取り外し、モーターの取り付け角度を変えてVベルトの張り具合を調整します。
・バロネス LM12MH 本体前方から見て、モーターの左側にある固定ナットを緩めます。
・調整ボルトを回転させVベルトの張り具合を調整します。
・調整ボルトを右回りに締め込むとVベルトの張りが強くなります。
・調整ボルトを左回りに緩めるとVベルトの張りが緩みます。
・機械の電源プラグを繋ぎスイッチレバーを握り、回転刃が回転する事を確認します。
・固定ロックで調整ボルトをロックさせます。
・モーターカバー、右側のカバーを取り付けます。
まとめ
バロネス電動芝刈り機LM12MH は、サイドカバーを外して掃除する必要はあまりありませんが、たまには掃除をして常にベストな状態で使用できるようにしておけば長年使用できます。
あまり難しい事では無い(おじさんの主観です)と思いますので、たまには本格的な掃除をして機械の状態を把握しておきましょう。
以上、
コメント