ある日の、息子の発言
ユーチューブで見たんだけど、ワンパンパスタって少ないお湯で茹でるから(お湯に溶け出す)タンパク質が濃くて乳化しやすいらしいよ。
パスタ屋さんのパスタが美味しいのは、一つの鍋で沢山の数パスタを茹でるからタンパク質がお湯の中に多く混ざり込んでいるから乳化しやすくて美味しいパスタが出来るんだって。
いい事を教わりました。
目から鱗が落ちる といった状態です。
言われてみればその通りです。
蕎麦屋で ざるそばを食べた後に貰う蕎麦湯も、昼よりも夜の方が濃い気がします。
話が変わりますが我が家では、ペペロンチーノ と 炒飯と ステーキ は、お父さんが作る事になっています。
新しい知識を得たら、すぐに試してみたい おじさん(私)です。
とりあえずの目標はコンビニエンスストアで売っているペペロンチーノの様な、食べ終わった時に ほんの少し乳化した汁が残る状態です。さっそくやってみます(作ってみます)。
ワンパンパスタ(ひとつのフライパンで作り上げるスパゲッティー)を合理的だと思う理由
ワンパンパスタ(ひとつのフライパンで作り上げるスパゲッティー)は、良い点しか見つかりません。
一番の利点:乳化しやすい!
乳化とは:水と油のように本来は混ざり合わないもの・水と油(犬猿の仲?)、等 反発し合い、お互いが 仲良くなろうという 歩み寄りの気持ちが無い物 が、誰か(乳化剤)の仲介で、仲良くなり/介入され 均一に混ざり合う現象の事です。
パスタの場合、パスタを茹でる工程でお湯の中に溶け出したタンパク質が仲介役(乳化剤)になって、油と水の仲を取り持って混ざり合う状態になります。
雑談:話が変わりますが、数十年放置された農機具やバイクのガソリンやオイルをみると、何かの加減で雨水か何かと乳化して白濁してしまった物と出くわす事があります。
パスタ用の 容量が多い寸胴鍋を使った場合、パスタを茹でる工程で出てきた タンパク質が大量のお湯に溶け出す為、タンパク質の濃度が低いゆで汁になってしまいます。
ワンパンパスタの場合は使用するお湯が少ない為、パスタを茹でる時に出たタンパク質が濃い濃度でお湯の中に入っている筈です。
➡乳化しやすくなります。
二番目以降の利点
・作業工程が少ない(時間配分が簡単)
従来のパスタの作り方では、①パスタ用の寸胴鍋でパスタをたっぷりの塩水で茹でて(麵を躍らせて)、②パスタを茹でている間にパスタの具材をフライパンで調理し、(パスタの茹で上がりと、フライパンで調理した具材の出来上がりのタイミングを合わせます)③フライパンに茹で上がったパスタとゆで汁を入れて調理(塩加減はゆで汁のフライパンへの投入量で調整)
だと思います が、
ワンパンパスタの場合は、一つのフライパンで作る為作業工程が少なく、時間配分も気にする必要がありません。
・味付け(塩加減)が調整しやすい。
既存のパスタの作り方では、大量のお湯の中に大量な塩を投入してパスタを茹で上げ、仕上げの塩加減はゆで汁をどのくらいフライパンに移すのか?で、塩加減を調整します。
(ある程度以上の経験値が必要になります)
ワンパンパスタの場合、作る人数分のパスタに見合った塩を投入すれば良いので、塩加減の調整が簡単です。(素人でも、2~3回失敗すれば、次には美味しいパスタが作れます)。
・洗い物が少ない
・短時間で作る事が出来る。
(使用するお湯の量が少ないのでお湯を沸かす時間の短縮が大きな要因です)
・エコである。
・お湯・塩 の使用量が必要最低限で済みます。
・下水道に流す塩水が無くなります。
・洗い物が少なくなる為、下水道に流す洗剤の量も減ります。
洗い物が少ない事を一番の利点として挙げる方が多いようですが、理系男子としては乳化しやすい事を一番の利点としてとらえます。
(いつから理系男子になったんだっっ?)本性は工業系のおじさんです。
一つのフライパンで作るペペロンチーノの作り方
今回は、おかーちゃん(妻)が不在なので、おじさん(私)と息子の分 二人前を作ります。
初めてのワンパンパスタなので上手くいくのか少しだけ心配しながら料理をしていきます。
基本材料 一人当たりの分量
我が家の基準で話を進めます。(上の写真は二人前の基本材料です)。
ペペロンチーノの基本材料は1人前あたり
・パスタ:一束(今回は茹で上がりの早い、3分パスタ使用)
・オリーブオイル:コストコの使いきりサイズ一人当たり一つ(12.82gです。容量を確認しました)。
我が家はコメ農家(兼業農家)なので、パスタが主食になる場面≒オリーブオイルを使う頻度 が少ないので、普通に売っているビン入りのオリーブオイルは使い切る前に賞味期限が切れてしまい、酸化したまずい油に変質してしまいます。
しかし、コストコのオリーブオイルの場合 使いきりで 常に封切したばかりのオリーブオイルを使うのでいつでもおいしいオリーブオイルの味を楽しめます。
賞味期限が多少過ぎても問題無く使っています。(マネしないで下さい。体調を崩しても責任は持てません)
瓶入りのオリーブオイルを使用する場合は一人当たり大さじ1杯(15cc)くらいで良いと思います。
・ニンニク1カケ(1片)
・唐辛子1個(種は取り除きます)
・沸騰したお湯
・塩(ひとつまみくらい)好みによって変更してください。
基本材料は以上です。
ちなみに、ニンニクと唐辛子は自家製です。(兼業農家です)
後はお好みで季節の野菜や ウインナーソーセージなどを加えます。
Amazonプライム無料体験で送料無料・お届け日指定。
ワンパンのパスタ・ペペロンチーノの作り方~初めてのワンパンパスタ
家に有るフライパンの中で一番大きくて深さの有る物(上面内径28cm:実測値)に、オリーブオイルとにんにくの薄切りを入れてから弱火で加熱。
種を取り除いた唐辛子を、ハサミを使って細かく切って投入。
オリーブオイルにニンニクと唐辛子の味が移った頃合いで、お好みの具材を投入。
今回は、具材としてポークソーセージ(ウインナー)を投入しました。
火力を中火にしてポークソーセージ(ウインナー)に、火を通します。
初めて挑戦するワンパンパスタ料理です。お湯の量がわかりません。
とりあえず500ccのお湯を注ぎました。
火力を強火にしてお湯と塩を入れお湯を沸騰させます。
お湯が沸騰したらパスタを絞るようにひねってフライパンに均等に投入します。
大きなフライパンが無い場合は、パスタを半分に折ってフライパンへ投入します。
フラーパン中心部のパスタが柔らかくなってきたら外にはみ出たパスタを外周から中へ押し込み、パスタを茹でます。
(1分くらい後)
麺が柔らかくなってきたら麺同士がくっつかないように少し混ぜ合わせます。
既にお湯が沸騰しているので、火力を弱めます。
明らかにお湯が足りない!と判断し。お湯を追加して蓋をしました。
かなり多くの水分が蒸発してしまいます。
水分の蒸発を防ぐ為に蓋をして加熱しますが、
たまに蓋を開けてパスタをほぐしつつ茹で具合を確認。
乾燥パスタをお湯に投入してから約4分半後、(パスタの茹で上がり表示時間より長めに茹でます)
茹で加減と塩加減を確認してワンパンパスタ(ペペロンチーノ)の完成です。
塩気が少ない場合はこの段階で塩を追加して調節します。
ワンパンパスタ(ひとつのフライパンだけで作るパスタ)・ペペロンチーノの完成です。
パスタ皿に盛り付け、仕上げに粗挽きコショウを振りました。
まとめ・食レポと今後の課題
まずは、見た目 スープが有りません。
一つの目標として挙げている コンビニエンスストアのペペロンチーノと比べて明らかにお湯の量が足りなかったようです。
➡最初に入れるお湯の量は倍くらい(2人前の場合1リットルくらい?)のお湯を入れた方が良さそうです。(使用するフライパンの大きさで、蒸発する水分量が変わってくるとは思いますが・・・)
後は必要に応じて差し湯の必要があるかもしれません。
次に、味と食感は?
味付けはOKです。
食感は、パスタの表面がつるっとはしていなく、少しソースが絡んだ感じです。
オリーブオイルが見事に乳化したと思われます。
初めてにしてはうまく出来たレベルだと思います。
次回作る時にはお湯の量を多めにして作ってみる事とします。
次回では理想のパスタには出来ないかもしれませんが、その次くらいには理想のペペロンチーノを作れそうな 根拠の少ない自信があります。
以上、
コメント