梅の木の剪定方法 3原則+2

農業

はじめに

おじさんは数十年前の高校生時代に梅農家の剪定のアルバイトに行ったことがあるので、ざっくりとした基本だけ覚えていて毎年梅の木の剪定を行っています。

昔から「桜切るバカ梅切らぬバカ」というように梅の木は毎年剪定をする必要があります。

おじさんの知識は梅を収穫するための知識ですので、盆栽や樹形を楽しむ庭木の剪定方法とは異なります。特に盆栽は非常にデリケートですのでこの方法はマネしないほうが良いと思います。

剪定時期(花が咲く前の寒い時期に頑張ろう)

梅の木の剪定は基本的には、年1回冬に行います。

おじさんは1年で一番寒い1月末から2月初めの風のない比較的暖かい日に行っています。

理由

  • 葉が落ちているため全体の枝が見やすい。
  • 気温が低いため、害虫・細菌の動きが鈍い。
  • 木が水分をあまり吸い上げていない時期のため、木へのダメージが少ないと考えられる。(これは持論であって、本当のところは解りません)
  • 花芽がついている為、先のほうの枝を切るときの目安になる。
  • (梅農家でのアルバイト時期が真冬だった為。)

夏剪定を行う方法もあるようですがおじさんはやったことがありません。

参考【梅の剪定】時期・種類・やり方(方法)

【梅の剪定】時期・種類・やり方(方法)
梅の成長過程を知ろう梅の剪定を行う前に、梅の剪定に適した時期などを知るためには梅の成長過程を知っておく必要があります。梅は2.3月に開花して、6月には実が成ります。その後10月から12月が梅の葉も落ちて休眠期間に入ります。梅の剪定方法につい

必要な道具

  • 剪定はさみ、剪定のこぎり、
  • 必要な場合は脚立
  • 手袋、長袖の作業服、保護メガネ

脚立について、自分の肩より高い枝を切る時には枝が落ちてきたり、のこぎりを使う時に切粉が目に入る可能性がありますので脚立やしっかりした台があると安全に作業ができます。

基本的に自分の肩より下で作業したほうが安全に、楽に作業ができます。

畑で脚立を使う場合地面がしっかりしているように見えても脚立に乗ったとたんに1か所の足が沈んでバランスを崩す事がありますので充分注意してください。

手首保護についてはこちらをご覧ください

剪定方法の3原則

日当たり、風通しを考えて枝を切る。

  • 理想としては枝は3本に枝分かれさせる様にします。
  • 重なっている枝は残したい枝を決めて他の枝は根元から切ります。残す枝の基準は元気のある枝、全体を見て伸ばしたい方向の枝です。
  • 内側に伸びている枝は将来邪魔になるので根元から切り落とします。
  • 古く枯れている枝も切り落とします。

徒長枝とちょうしは迷わず根元から切る

梅の木の徒長枝切断
徒長枝の切断

徒長枝とは、幹や太い枝の途中から真っすぐ上に伸びた枝です。

見分け方は簡単で、上の写真を見てもらえばわかると思いますが、昨年伸びた枝は古い枝とは明らかに色が違い真上に向かって伸びています。(この位太い枝はのこぎりで切ったほうが良いかもしれません。)

前年に生えた枝ですが、何のストレスも無く栄養をたっぷり使いすくすくと真っすぐ元気いっぱいに伸びています。一番長い枝は2メートル以上ありました。

この子(枝)には罪は無いと思いたいのですが、放っておくと他の枝への栄養など考えず自分だけ栄養をたくさん取り大きくなってしまい、他の枝の日当たりにも影響しますので根元からバッサリと切ってしまいます。

例外として樹形を整えるための枝の更新のために短く残すこともあります。

先端の枝で長く伸びた枝は1/3位に切り詰める。

  • 枝の先端の枝は長く伸びていると思いますので、基本的には1/3位に切り詰めますが、全体の樹形他を考えて長さ調整をします。(1/3はあくまでも基本であって正確にやる必要はありません。自分の感性で切って大丈夫です)
  • 枝を切る場所は外側を向いた芽の上で切ります。これは結構重要なことで、根から吸い上げた水や栄養は末端の枝(芽)まで行きますので、この残した1番上の芽が今後伸びていきます。
  • 花芽が付いた細い枝は、花芽を5~6個残して切り詰めます。

剪定方法の+2(おじさんの自論)

『手の届かない所にある実はなっていないのと一緒!』

梅の木は大きくしようと思えば結構大きくなりますが、おじさんの自論として『手の届かないところになっている実はなっていないのと一緒』というのがありまして、年々木を小さく低くしています。

自然の鳥や動物のために少し残すという考えもありそうですが、無駄に変な虫がついても嫌なので背伸びをして届く高さで切ってしまいます。

『迷ったら切っとけ!』

剪定していると切っていい枝なのか残したほうが良い枝なのか迷うことが多々ありますが、迷っていたら時間ばかりかかってしまいます。

そこでおじさんは『迷ったら切っとけ』という方針で剪定します。

梅の木は強い木なのでいじめすぎたかなという位切ってしまっても大丈夫ですし、今年もまた新しい枝がどんどん伸びてきますので思い切り切っても問題ありません。

ちなみに剪定時に何回はさみを入れるか数えたのですが、300回ぐらいで嫌になり数えるのをやめました。1本の木で多分5~600回は切っていると思います。

まとめ

庭や畑で伸び放題でぼさぼさになってしまった梅の木をお持ちの皆さん

上記3原則

  • 日当たり、風通しを考えて枝を切る。
  • 徒長枝は迷わず根元から切る
  • 先端の枝で長く伸びた枝は1/3位に切り詰める

これだけ頭に入れて後は自分の感性を信じて思い切って剪定をしてみて下さい

やってみるとそれほど難しいことでは無いと思います。

失敗したと思っても次の年にはまた伸びます。

こちらの記事も併せてご覧下さい。

追記

例年寒さに震えながらやっているのですが、今年は暖冬で汗をかきながら選定作業を行いました。また花は例年3月末頃咲くのですが、今年は気の早い花がいくつか咲きそうになっています。

切り取った枝で蕾が付いているものは、水に差しておくと花を楽しむ事が出来ます。

梅の木剪定後の枝利用
梅の木剪定後の枝利用

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