実家からの修理依頼
お気に入りの肉の筋切り機が壊れてしまいました。
三友商事㈱のローストカッターという物です。
ステーキやとんかつを作る時の下処理で筋や繊維をカットする道具です。
これを使うとスーパーの安い肉でも柔らかく食べる事が出来ます。
何十年も使った物なので仕方がないという事で、新たに買おうと思ったのですが、どこにも売っていません。
インターネットでも調べたのですが、似たような物はあっても強度が弱そうだったり、洗浄が大変そうで気に入るものが見つかりません。
仕方がないので修理してみることにしました。
故障内容確認
片方の支柱の上端の金具が取れてしまっています。
取れた金具は無くしてしまったようなので、他のもので何とかするしかありません。
ダイス(オスネジを作る工具)があればねじを切ってステンレスのナットとワッシャーを何個か使い綺麗に修理できそうですが、ダイスなんて物は一般家庭にはありません。
他の方法を考えてみます。
修理
支柱のカバーの隙間が開いているので結束バンド(インシュロックとかタイラップと呼ばれる物)で締め付けることにします。
ただし、結束バンドで留めただけでは抜けてしまうので、抜け止めを考えます。
支柱カバーの端をペンチで折り曲げ、結束バンドで隙間を調整して締め付けます。
これでだいぶ良くなりましたが、まだ支柱カバー全体が上下に動いてしまいます。
支柱上部に締め付けバンドを取り付け、カバーの抜け止めのストッパーとします。
このバンドもすぐに抜けてしまいそうなのですが、あまり力が掛からないところなので今回はこれで良しとします。
ステンレスと樹脂を強力に固定できる接着剤があれば良いのですが、手元に無かったのでこのまま様子見です。
これで一旦修理完了
使ってみてダメだったら、接着剤で軸端を固定するか
軸端にドリルで穴をあけてタッピングビスを何本か犠牲にすれば雌ネジが作れるのではないか
材質がステンレスだからな~家にある工具でステンレス加工は大変そうだな
とかいろいろ考えています。
以上、
追記 再修理
結束バンドでのカバーの抜け止めはすぐに外れてしまい、もう片方の元々付いていた抜け止めの頭部分も取れてしまいました。
抜け止めに良い物を探したところ六角ナットのM6が丁度良い大きさでした。
M六ナットと瞬間接着剤を用意して再度修理します。
六角ナットの内側に瞬間接着剤を塗布し、
内側にシャフトを入れ
外側を筒の中に差し込みます。
外側の筒と六角ナットの接触部分にも接着剤を付けました。
もう片方の外れてしまった抜け止めも瞬間接着剤で止めました。
接着剤が乾くのを待って組み立てて修理完了です。
これならば簡単に外れる事無く、又長い間使えそうです。
一ヶ所修理上のミスがありました。
使用時以外は刃先が底の部分から飛び出てはいけないのですが、六角ナットの取り付け位置が少し低かったようです。
左側の刃先が飛び出した状態になってしまいました。
これは直し様が無いので洗う時や収納時に注意するしかありません。
以上、
追記 再修理と追加購入
何回か修理を繰り返していますが、また同じ部分が壊れてしまい、瞬間接着剤で修理しました。
瞬間接着剤の強度を信用できないのですが、ゼリー状の瞬間接着剤の方が耐久性に優れているように感じます。
新規購入は諦めていたのですが、メルカリでほぼ新品と言っても良い状態の物を見つけて購入しました。少々傷があるのですが使用には何の問題も無いレベルの物を入手する事が出来ました。
この、新規追加購入分は子供が進学or就職で我が家を離れる時に、子供に持たせる予定です。
意味も無く、並べて写真を撮ってみました。
- 右上 実家の、何度も修理を重ねたローストカッター
- 右下 我が家で使用しているローストカッター
- 中央・左側 今回追加購入したローストカッターです。
以上、
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