自動車やバイクのバッテリー交換は難しくは有りませんが、正しい交換方法(やり方)を知らないと、車両のメモリーがリセットされ、コンピューターが初期化・時計やオーディオの(再設定などの)不具合を起こすだけでなく、重大な故障や事故(ケガ・感電・爆発)の可能性があります。
今回は平成9年式のクラウンステーションワゴンのバッテリー交換を行いました。
自動車のバッテリー交換時のメモリーこちらバックアップを取る方法はこちら
自分でバッテリー交換をするのに向かない人は?
バッテリー交換の経験が無いのに、
バッテリーの交換は危ない事だと思わず、失敗したら人のせいにする方。
バッテリーの交換が危険を伴わない、また故障も起きない、と思っている方はご自分でバッテリーの交換を行わない方が良いと言えます。
上記に当てはまる方は、この先は読む必要はありません。
悪い事は言いません。
自動車整備士の資格を持った方がいる店でバッテリー交換をしてもらう事をお勧めします。
→安全・確実です。
バッテリー110番 では、バッテリー上がりの対応だけでなくバッテリー交換も行っています。
*バッテリー交換サービスは、以下の地域で対応しています。
東京都/埼玉県/千葉県/神奈川県/愛知県/滋賀県/京都府/大阪府/兵庫県/奈良県


自動車のバッテリーの交換手順(方法やり方)を簡単に説明
何事にも初めてという事は有ります。
自己責任で、DIYで(自分で)バッテリー交換を行いたい方の為に自動車のバッテリー交換の方法を紹介します。
バッテリーの交換は、プラスとマイナスの端子の外し・取り付けに順番があります。
この順番を守らないとヒューズが切れたり、最悪の場合 車載コンピューターの破損もあり得ます。
簡単に順番を説明して、後に写真で詳しく説明します。
自動車のメモリーバックアップを取りたい(時計やコンピュータの初期化させない)方は、12Vの電源を用意してバッテリーのターミナル(接続金具)に接続してから作業を始めましょう。
- エンジン停止・キーを抜く
- マイナス端子(アース側)のバッテリーターミナルを外す
- プラス端子のバッテリーターミナルを外す
- バッテリーの取り付け金具を外す
- バッテリーを積み替える
- 新しいバッテリーを取り付け金具でしっかり取り付ける
- プラス端子にバッテリーターミナルを付ける
- マイナス端子にバッテリーターミナルを付ける
バッテリー端子の外す・取り付ける順番を間違えると、思わぬ事故をおこしかねません。
愛車:トヨタ・クラウン ステーションワゴンのバッテリーが弱ってきた
*この項目はおじさん(私)が書きたくて書いているだけです。お急ぎの方はこの項目は読み飛ばしてください。
ガソリン価格の高騰が原因でガソリン代が家計を圧迫する為( → おじさん(私)の、お小遣いからの出費増)直近1年間くらいはクラウンステーションワゴンは、10㎞・1回/週 くらいのペースでしか乗らず、普段の移動手段は軽トラックに頼っていました。
(暖かい時期はスクーターも使用)
単純計算で、クラウン・ステーションワゴンの走行距離は、10㎞×52週間=520㎞/年間走行距離です。
今更ですが、平成9年(西暦1997年)式(9代目)クラウン・ステーションワゴン・ロイヤルサルーンの燃費を
トヨタ自動車株式会社(TOYOTA MOTOR CORPORATION)のホームページから、当時のカタログ閲覧で調べてみました。
主要諸元表を見てみると、
燃料消費率
・60㎞/h低地走行(運輸省届出値)㎞/ℓ:16.7
・10モード走行(運輸省検査値)㎞/ℓ:8.1
という、現在では考えられないような燃費の悪さです。
(話半分に聞いとけ っていう言葉がありますが、上記の数値がまさにその通りで、運輸省検査値が運輸省届出値の半分です。)
トヨタ自動車株式会社さんにケンカを売っているわけではありません。
そういう時代があったという事実を書いているだけです。
(おじさん(私)の好みは、車はトヨタ・バイクはホンダ です。)
しかも、冬季は、霜を溶かす為に暖機運転15分間・移動運転時間10分以内という様な使い方もした為、計算するのも嫌になるくらいの燃費の悪さです。しかも燃料は ハイオク仕様です。
(でも、怖いもの見たさで計算しました → 4㎞/ℓ未満です)
ちなみに。この車には申し訳ないのですが、おじさん(私)はレギュラーガソリンしか給油したことがありません。
バブル期時代の申し子って・・・怖い。
バブル景気は何時から何時までだったのか?調べてみました。
経済安定成長期の1980年代後半~1990年代前半という資料が多くあり、もう少し詳しく調べてみると、1986年~1991年前半までがバブル景気で、その後1992年頃まで、この好景気の雰囲気は維持されていたと考えられているそうです。
平成9年(西暦1997年)式(9代目)クラウン・ステーションワゴン・ロイヤルサルーン は、年式から言えばバブル崩壊後の生産なのですが、「いつかはクラウン」というキャッチフレーズで販売され続けた車種です。
もう少し調べてみると、
トヨタ自動車さんのホームページ内の トヨタ自動車75年史 車両系統図の中でスペック・解説・生産工場・販売会社 を、見る事が出来ました。
トヨタ自動車さん公式発表では、9代目クラウン ステーションワゴンの発売日は、1991年10月28日となっています。
バブル景気の末期ぎりぎりに発売された(無駄に?)豪華な装備満載の車です。
(無駄に豪華な装備:収納式サードシートの横にある缶入り飲料を3本くらい冷やせる冷蔵庫・他)
バッテリーが弱った原因はあまり乗車しなかった為だと思われます。
厳冬期、2月のとある日曜日の事でした。
久しぶりにクラウンに乗ろうかと思ってエンジンをかけようとすると・・・
ウンッ。と音がしただけで、セルモータが廻りません。
(キュルルルーという音がしません)
完全にバッテリー上がりです。
バッテリー上がりの原因は、単純にこの車をあまり動かしていなかったせいだと思います。
この前のバッテリーは7年間使ったのに、今ついているバッテリーは交換してから3年弱しかたっていません。
バッテリー充電をしながら、だましだまし使えばまだ2年くらいはこのバッテリーでいける。
と思っていたのですが、大荷物を積んで長距離移動の予定が入ってしまった為、急遽バッテリー交換を行う事となりました。
移動先でバッテリー上がりを起こして車が動かなくなったら大事です。
バッテリー調達
バッテリーは、構造は割と単純な物なので搬送時の取り扱いを安易に考えてしまいがちですが、実際は搬送時に強い衝撃を受けると後になって不具合が発生する場合が有ります。
バッテリーを搬送時に横倒しにでもされていたら、なおさら危ないです。
バッテリー内の小さな破損の可能性もありますが
【バッテリー液が漏れて配達された】などという物は論外です。
バッテリー液は 希硫酸 です。
ちょっと脱線
昔話になりますが、30年ほど前 原付バイクのバッテリー交換をした時の話です。
当時はバッテリーを購入すると、【バッテリー本体とバッテリー液(希硫酸)が別々になっていて自分でバッテリー液をバッテリーに入れる】という物が多く販売されていました。
自分でバッテリー液をバッテリー本体に注入してバイクに装着して無事バッテリー交換終了。
ここまでは良かったのですが、
3~4日後、作業時に来ていたトレーナーに小さな穴がたくさん開いている事に気が付きました。
バッテリー液注入時には気が付かなかったのですが、バッテリー液(希硫酸)が飛び散っていたのだと思います。
お気に入りトレーナーだったのでしばらくの間気分が落ち込みました。
バッテリー購入方法としてはインターネット販売の方が、店頭陳列の物を購入するよりはるかに安く購入できる場合が多いのですが、今回は店頭販売品購入をする事にしました。
店頭販売されている店には、バッテリーの取り扱い方が解っている配送業者が配達をしているだろうから多分大丈夫。という希望的観測にすぎません。
おじさん(私)個人の偏見だと思いますが、
カー用品は、カー用品屋さんよりホームセンターの方が安い。 というのがあり、田舎では比較的大型店舗のホームセンターへ行き物色・75D23L のサイズのものが1種類だけあったので迷わず購購入。
パナソニックのカーバッテリー 75D23L です。
【製品保証3年】の文字に惹かれて購入しました。
パナソニックのカーバッテリーって初めて使います。【製品保証3年】という製品もはじめてみました。
後日追記:トラクター様のバッテリーがパナソニック製でした。本当にたまにしかエンジンをかけないのに8年間以上使用しました。
バッテリーの規格を調べて同等以上の物を購入
トヨタ・平成9年式(9代目/ステーションワゴンとしては最終型)クラウン・ステーションワゴン・ロイヤルサルーンの純正バッテリーの規格は?
トヨタ自動車のホームページを見ても、手元にある 取扱書 メンテナンスノートを見てもバッテリーの規格が記載されていません。
色々なサイトを見て調べた結果
トヨタ クラウン ステーションワゴン 2.5・4AT・ロイヤルサルーン(7人乗) 車種形式 E-JZS130G
のバッテリーサイズは、標準仕様・寒冷地仕様 共に 55D23L が、標準サイズとなっているようです。(この情報はメーカー トヨタ 発表値が見つからない為正確では無いかもしれません)
しかし、おじさん(私)の愛車にはバッテリーサイズ75D23Lの物がが搭載されています。
平成9年式の(9代目)クラウン・ステーションワゴンは、平成12年(西暦2000年)に車検期間が少し残った状態で中古車を購入、その後23年乗り続けています。
現在までに何回かバッテリーの交換を行っているので、どこかのタイミングで4ランクも上の性能のバッテリーに交換したのだと思います。
(正直言って、記憶が定かではありません)
バッテリーの規格型式の見かた
JIS規格のバッテリーの型式(通常車・充電制御車の場合)の見かたを簡単に説明します。
*注意:ハイブリッド車・アイドリングストップ車・ヨーロッパ(EU)仕様車は、違った型式になります。
クラウンステーションワゴンの出荷時搭載のバッテリーは55D23Lです。
対して、おじさん(私)のクラウンステーションワゴンの搭載バッテリーは75D23Lですが、問題ありません。
55 | D | 23 | L |
① | ② | ③ | ④ |
- ① 性能ランク:数字が大きいほどバッテリーの総合性能(始動性能・容量)が良くなります。
(55・60・65・70・75) - ② バッテリーの短側面のサイズ:A→Hの順に大きくなります。
- ③ バッテリーの長さの寸法(約 cm)
- ④ バッテリー端子の(プラス・マイナスの)取り付け位置を表しています。
②③④が合っていれば①は標準と同じかそれ以上の物を取り付ければ大丈夫です。
*注意:①の総合性能値を、【安いから】などの安易な考えで低い値にすると問題ありです。
(渋滞時にエアコンを使用等、バッテリーを酷使するとバッテリー上がりが起きやすくなります)
自動車やバッテリーの交換手順(方法やり方)をコツも含めて写真で説明
バッテリー交換時に準備する物
- 雨の降っていない天候
(雨が吹き込まないガレージをお持ちの方はこの項目は必要ありませんが、換気はしっかりと行いましょう)
・バッテリー交換に雨(水)は厳禁です。感電します。故障の原因にもなります。
・換気をきちんと行わないと、バッテリーから発生したガスが爆発する可能性があります。 - 余裕のある時間
・何事も慌てて作業をすると、ミスやけがの原因となります。余裕を持って作業しましょう。 - エンジンが冷えた状態(乗車直後・充電直後では無い状態)の車
・乗車直後や充電直後のバッテリーは、バッテリー内で(水が分解され)プラス極側からは酸素ガス、マイナス極側からは水素ガスが発生しています。
何らかの原因でガスがバッテリーの外に漏れだしていた場合、作業ミスでショートした場合バッテリーが爆発する可能性があります。
・タバコを吸いながらのバッテリー交換など論外です。
・風のない時の蚊取り線香なども厳禁です。
・作業前に、自分の体(服装)の静電気を逃がす為に車の車体に触れてから作業を始めます。 - 規格に合った新しいバッテリー
(大きさ・バッテリー端子の位置は同じで、電池性能が同等かそれ以上のもの。) - バッテリーターミナルを外す為のスパナ(出来れば絶縁スパナ)等の工具
・この項目は3.ともリンクする事項です。鉄製のスパナなどを使い、プラス端子を外す際誤って工具が車体に触れるとショート(短絡)して火花が飛びます。
結果:車のコンピューターの初期化又は破損・バッテリーの爆発をおこす原因となりかねません。
→初めてバッテリー交換を行う方は絶縁スパナを利用する事を強くお勧めします。 - バッテリーの取り付け金具を外す為の工具
・この項目はバッテリー交換をしたい車のバッテリー固定金具にあった工具を使ってください。 - 自動車のメモリーバックアップ(時計やコンピュータの初期化させない)を取りたい方は、12Vの電源
・自動車のデータバックアップというのは、パソコン等のデータバックアップとは意味が違います。
パソコン等のデータバックアップは、データーが壊れてしまったり消えてしまった時に元に戻すための物です。が、
対して、車のバッテリー交換時のメモリーバックアップという言葉は、車載のコンピューターのデーターや時計・カーナビなどのデータを失ってしまわない為にバッテリー交換の間も他の回路から電源を取り続ける。という意味で使われています。 - 汚れても良い服装
- 出来れば、ゴム手袋や保護メガネ等の保護具
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車のバッテリー交換手順詳細(写真で紹介)
車のエンジンが冷めた(バッテリーが充電直後でない状態)で作業開始。
・ボンネットを開け。車のバックアップを取りたい方はバックアップ用電源を取り付け
・バックアップを取りたい方は、12Ⅴの電源をバッテリーの接続端子(バッテリーに接続してある金具の方)のプラス・マイナスの両方に接続します。
・最近の新しい車⦅2006年(平成18年)以降⦆の場合、バッテリーバックアップ用の端子が別に付いていて、そちらに9Ⅴの電源を接続すれば良い。という物がある様です。
→ ある様です。などと書いていますが、実際は今回バッテリー交換時のバックアップ用に間違えて購入してしまい、そういう物があるのだという事を知りました。
バックアップ用の端子⦅車内にOBDⅡコネクタ(故障診断コネクタ)⦆がある車はそちらを使った方が 安全・確実です。
作業ミスによるバッテリー爆発の予防になります。
・マイナス端子(アース側)のバッテリーターミナルを外す

車のバッテリー端子は少しテーパーが付いています。(少し先細りの形になっています)
例えるならば、プリンのような形になっています。

バッテリーターミナルのネジ(ナット)を2~3回転緩めます。

バッテリーターミナルが固着している場合は軽く左右に廻してみると簡単に外れるはずです。
長期間放置された車などで、バッテリーターミナルが錆びついていたり、白い粉が付いていた場合は綺麗に掃除しましょう。
・プラス端子のバッテリーターミナルを外す

プラス端子側はショート(短絡)防止の為の赤い絶縁ゴムカバーついています。
絶縁ゴムカバーを上へ持ち上げて外します。

マイナス側のバッテリーターミナルを外すのと同じ要領で、プラス側のバッテリーターミナルを取り外します。
*注意:プラス側のバッテリーターミナルのナットを緩める際に、スパナが車の他の部分に接触しないように注意して作業します。
➡ショート(短絡)して火花が飛びます
換気が悪い場所で充電直後等の悪条件がそろうと爆発の危険があります。
・バッテリーの取り付け金具を外す

バッテリーの取り付け金具の奥のネジを先に緩めます。
少し緩んだら後は手でナットを緩めます。

バッテリーの取り付け金具を緩めると、長い棒の先を固定穴から抜き取る事が出来ます。
締め付けナットは完全に緩めとる必要はありません。

次にバッテリー取り付け金具の手前のネジを緩めて抜き取ります。
解りやすいように、写真では奥の取り付けの棒を引き上げています。

バッテリー取り付け金具を車体後方へ引き抜いて取り外します。
設計に無駄に?お金が欠けられている事がわかります。
バッテリー取り付け金具の手前部分が、樹脂部品で覆われていて、そのまま上に持ち上げられなく一旦車体後ろ側に引き抜かないと取り外せません。
製造コストを安くする為に現在設計するとすれば、バッテリー金具取り付け部の手前部分(車の前部分)は覆う形では無く、何もない切り欠き状?に設計すると思います。
→ 金型代も安くなりますし、使用する樹脂製品の素材も少なくなります。

バッテリー固定金具の取り外し終了。

バッテリーカバーを上へ引き抜いて取り外し。
ここも無駄にお金をかけて作られています。そもそもバッテリーカバーなど不要だと思います。
バッテリーカバーがあるせいでバッテリー液の確認が出来ません。(バッテリー端子を取り外し、バッテリーカバーを取り外さなければバッテリー液の量を確認する事が出来ません。

バッテリーの取り外し完了。
光の加減で分かりずらいのですが、バッテリー液はアッパーレベル(UPPER LEVEL/上限液量の線)の少し下まで入っていました。
バッテリーを外したついでに、バッテリーの受け皿(置き場所)の掃除をしておきましょう。
・バッテリーを積み替える

左側が今まで使っていたユアサバッテリー
右側が今回新規購入したパナソニックの3年保証付きのバッテリーです。
○○D23Lという規格の物を購入しているので、当然大きさ・端子の向きは同じです。

Made in Japan という文字が見えます。
今まで使っていたユアサバッテリーも同じですが、なぜか Made in Japan の文字があるだけで安心感が違います。
狭いエンジンルーム内にバッテリーを設置する時のコツ(裏技)
クラウンステーションワゴンのエンジンルームは広いので、バッテリーの取り外し・据え付け時にバッテリーを両手でしっかりと持って作業できるので問題ありませんが、最近の車は室内空間を出来るだけ広くする為にエンジンルームが狭い場合が多いと思います。
余談:この車のバッテリーの受け皿は長側面の長さが内寸で31cmくらいあります。今回載せ替えたバッテリーの長さが23cmなので、余裕を持って作業が出来ました。
調べてみると、ディーゼルエンジン:2,400cc には、95D31L(寒冷地仕様車には140E41L) のバッテリーが付いていたようです。(この情報はメーカー トヨタ 発表値が見つからない為正確では無いかもしれません)
おじさん(私)が所有しているクラウンステーションワゴンのバッテリー受け皿はディーゼル:2400ccの標準バッテリーが搭載できる大きさがあります。
狭いエンジンルームへバッテリーを据え付ける時のコツ(裏技)は

バッテリーを箱から出した後、固定・端子保護の為の発泡スチロールを取り除くためにPPバンド(プラスチック製の梱包結束用のバンド)を切断したくなるのですが、
あえてPPバンドは切らずに固定・端子保護の為の発泡スチロールを割って取り除きます。

PPバンドを持ってゆっくりと設置場所へ置いてあげれば、バッテリー設置場所が狭い場合でも簡単にバッテリーを置く事が出来、落としてバッテリーに衝撃を与えてしまう事もありません。
*注意:バッテリー設置の直前まではPPバンドを持たずにバッテリーを両手でしっかりと持って移動しましょう。

新しいバッテリーをそっと設置後、PPバンドをハサミで切断。

後はPPバンドを片方から引き抜きます。
この作業は大きな力を必要とせず、スルッと引き抜けます。
新しいバッテリーを取り付け金具でしっかり取り付ける
クラウンステーションワゴンのように、バッテリーに対してバッテリーの受け皿が大きい場合はバッテリー固定金具がバッテリーの中心を押さえる様に位置の微調整をしてしっかりと固定します。

バッテリーの点検口?(バッテリー補水液/蒸留水を入れる穴)を目安にして、バッテリーの中心を取り付け金具でしっかりと固定します。
プラス端子 → マイナス端子の順にバッテリーターミナルを付ける

プラス端子 → マイナス端子の順に、順番を間違えないように注意してバッテリーターミナルを付けます。
*注意:プラス側のバッテリーターミナルのナットを締める際、スパナがバッテリー以外の場所に触れないよう注意しましょう。ショート(短絡)して火花が飛びます。
以上で、バッテリー交換完了! のはずだったのですが、
素人DIYあるある の一つ、部品が余っていました。
バッテリーカバーの付け忘れです。
バッテリーカバーなど取り付けない方が、バッテリーの液量確認がすぐできて良いのですが、取り外して何処かへ置いておくとどこへしまったのか忘れてしまう可能性大なので、この後バッテリーカバーを取り付けし直しました。
バッテリー取り換え後の時計などの設定し直し
今回はバッテリー交換時にバックアップを取らずに作業したので、時計やカーステレオの再設定が必要になります。
運転席に座り、キーを差し込んで回してみると・・・
メモリー付チルトステアリング(テレスコピック付)機能がリセット(工場出荷時の状態に)されてしまったようです。
知ったかぶりして書いていますが、テレスコピックってなに?状態だったので調べてみました。
チルトステアリング とは:ステアリングホイール(ハンドル)の角度(高さ)を調節出来る物。
テレスコピックステアリング とは:ステアリングホイール(ハンドル)の前後の位置を調整出来る物。

テレスコピックステアリングが座席側に押し出されて、ホコリがたまった部分が見えています。
こんなところは普段掃除をしないので、丁度良い機会だ。と、前向きに考えて綺麗に掃除しておきました。
時計を合わせて、次にカーステレオの再設定。と思ってカーステレオを見てみると、
カロッツェリアのカーステレオ(カーナビ)さん、結構頭が良さそうです。
人工衛星の信号を受信したのか?バッテリー切れでも内蔵バッテリーか何かで記録を覚えているのか?
・時間表示はぴったりと合っています。
・ラジオ受診はもともと自動的に設定してくれるものなので再設定の必要はありません。
・カーナビも自宅の位置データがそのまま残っていました。
無駄に性能が良いバッテリーを購入してしまったのか?充電制御車 対応バッテリー
バッテリー交換前に作業の再確認の為一通り取扱説明書を読んで作業を行ったので、バッテリーの交換作業自体は問題無い筈です。
しかし、この記事を書きながら撮影した写真を見ると 充電制御車対応 と書かれている事に気が付きました。
充電制御車ってなに?・・・・・調べました。
充電制御車とは
燃費向上のために、バッテリーの残量が多い時(バッテリーが元気な時)にはジェネレータ(オルタネーター/発電機)の稼働を休止させてエンジンにかかる負荷を少なくするという賢い車です。
バッテリー充電の充電制御上限(100%より低い値が設定されています)と、充電制御下限が設定されており、
・充電制御下限値(以下)になると、ジェネレーター(オルタネーター/車載の発電機)を作動させ
・充電制御上限値になると、ジェネレーター(オルタネーター/車載の発電機)の稼働を休止させてエンジンにかかる負荷を下げる。➡燃費向上につながります。
従来のバッテリーと違い、充電と放電を繰り返す過酷な環境に耐えられる大容量で充電受入性の高い充電制御対応バッテリーを搭載しています。
一般論として従来のバッテリーと比べて、充電制御対応バッテリーの方が少し価格が高いようです。
30年以上前の設計で、バブル景気末期に装備できる物は全部装備してみました。的な
クラウンステーションワゴンが、燃費が云々などと言う事が考えて作られているいるわけがありません。
エンジンがかかっている間は、バッテリーが満充電かどうかなどは関係なくジェネレーター(オルタネーター/発電機)は発電し続けます。
無駄に 良い(性能が良く価格も高い)バッテリーを購入してしまったのか?と思ったのですが、
実際バッテリー充電をしてみると、従来のバッテリー搭載車に充電制御対応バッテリーを載せる事はメリットがありそうです。
充電受入性の高いバッテリーという部分です。
パナソニックさんのホームページで確認すると、XAシリーズは、高速充電性能:約1.5倍 (充電受入性) と書いてあります。
バッテリー交換後のバッテリー充電が、早い!
店頭販売されていたバッテリーです。どのくらいの期間在庫として置かれていて、どの程度自然放電しているのか不明です。
一旦エンジンをかけてみて、使える事はわかったのですが、念のため充電してみました。
使用するバッテリーチャージャーは、多分40年位前の製品ではないかと思われる。YUKOHAMA製 GUSH-3Aです。
出力: DC12V 3A ・ DC6V 1.5A という 過充電の心配は(ほぼ)しなくても大丈夫そうな代物です。
・パナソニックの取扱説明書を熟読すると、このバッテリーの充電時には充電電流は6.5Aで充電を行うよう指示されていますが、おじさん(私)はこの充電器(出力:DC12V 3A)しか持っていないので、時間をかけてじっくりと充電します。
過充電は、過剰なガスの発生だけでなく、バッテリーにダメージを与えます。そのため、バッテリーの寿命を縮めてしまう原因にもなります。
バッテリーの充電時には、
バッテリーを車両から取り外し、充電時に発生するガスを拡散させる為液口栓をすべて取り外し、充電器添付の取扱説明書に従い正しい手順で行ってください。
*引火爆発の原因となりますので、静電気や火気、スパークなどにご注意ください。
*充電は風通しの良い場所で行ってください。
とパナソニックの取扱説明書には書かれています。
ユアサバッテリーの取扱説明書にも大体同じような事が書かれていますが、他に
通電中にクリップを外すなどスパークの出る行為は厳禁です(爆発注意)。
充電完了後は液口栓を確実に閉めて下さい。 と書かれています。
バッテリーメーカーさんの取扱説明書にかかれている事は、ほぼ正しい事が書かれていて 取扱説明書にかかれている通りに扱うべきなのでしょうが、
- 車のバッテリー充電のたびにバッテリーを車体から取り外すという人は、少なくとも おじさん(私)の知っている限りでは一人もいません。
- バッテリー充電時に液口栓を開けて取り外す人もほとんどいません。
⦅おじさん(私)は、過去には液口栓を外して充電したことがありますが、今は爆発防止の為にあえて液口栓は締めたまま充電作業を行っています⦆。


今回はバッテリー端子の先端(プリン型?の端子の先端)に充電器を接続して充電しました。
購入後充電器のメーター値が赤い線(目盛で見ると3より少し左側 2.8位でしょうか)の状態から、たったの3時間ほどで緑の線内(目盛で見ると1.1くらい)まで充電されています。
過去の各社バッテリー充電の実績では、元気な状態のバッテリーでもこの位の充電量を得る為には8時間以上かかっていました。
”このバッテリー、やりおる”
by.スガリさんの感想文はいつだって斜め上・著者 平田駒
スガリさんの感想文はいつだって斜め上 本紹介
スガリさん(あだ名)の感想文を軸として書かれた作品です。
単なる読書感想文では無く物事を斜め方向から見た新しい視線(解釈)での感想文がかかれています。
作中では夏目漱石『こゝろ』の感想文の中で ”この作者、やりおる” と、いった上から目線の感想もあり、物事をいろいろな方向から見る事が好きな人には面白い本です。
Amazonプライム無料体験で送料無料・お届け日指定。
続巻2冊と、さらにその続巻は【スガリさんの感想文は絶え間ない嵐の中】と題名が少し変更されて発刊されています。
おじさん(私)の 個人的な感想を言うと、2巻目以降は学園推理物の要素が強くなっていきますので、好みがわかれるところだと思います。
充電制御車対応のバッテリーは充電受入性が高い。 という事は先ほど調べた通りですが、
想像のはるか上をいく充電の早さです。
このバッテリー(充電制御車対応のバッテリー)を使っていれば、短距離走行が多い使い方でも車がしっかりとバッテリを充電してくれそうです。
バッテリーの処分方法
交換したバッテリーは、希硫酸が入った危ない箱です。
安易に、その辺にポイしてはいけません。(絶対にダメです!)
バッテリーの処分は大体の市区町村では、回収日が決まっていて(1~2回/年)その時に指定された廃棄場所まで持っていけば処分してもらえるます。
しかし保管をしておくだけでもショートしないように保管 等 保管方法を考えなくてはいけない上に、場所も取ります。(火災の心配もあります)
手っ取り早い処理方法は、廃棄物処理業者への持ち込みです。
一昔前までは、バッテリーを処分する為に廃棄物処理業者に持っていけば、(少額で)買い取ってもらえたのですが、今は無料回収という業者がほとんどだと思います。
弱ってしまったバッテリーを保管していても危ないだけですから、廃棄物処理業者へ持ち込んでさっさと引き取ってもらいましょう。
補足・バッテリー交換時の車のデータバックアップ(メモリー保護)の方法は別記事で紹介します。
自動車のバッテリー交換の方法・注意点などを書き連ねてきました。
持っている知識を全部この記事に書き込もうと思ったのですが、既に軽く一万文字を超える長文になってしまっています。
まじめに最後まで内容を理解しながら読んでくださった皆さんには申し訳ないのですが、これ以上文章を長く書き続けても最後まで読まない方がほとんどだと思われます。
バッテリー交換時の自動車のメモリーバックアップの取り方(方法)についてはまた別の記事で紹介する事とします。
以上、


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