リール刃式芝刈り機 刃の擦り合わせ調整方法を具体的に詳しく解説します。

芝刈り機リール刃の擦り合わせ調整ガーデニング

リール刃の芝刈り機は刃の隙間調整と研磨がきちんと出来れば芝生の切り口が綺麗にそろい

芝生をとてもきれいに仕上げる事が出来ます。

この記事では擦り合わせの方法を詳しく説明します。

リール式芝刈り機の刃の擦り合わせは難しい?

リール式の刃の擦り合わせ調整

メーカーの違いや駆動方式の違い(手押し式、電動式、他)に関わらずコツは一緒です。

しかし、取扱説明書を読んでも

調整ネジをどちらに回せば締まる(緩む)か という事と

紙を均一に切れる様に調整します というような事しか書いてありません。

取扱説明書を読むと簡単そうに書いてありますが、

刃の擦り合わせ調整はやり方が解らないとなかなかうまくいきません。

擦り合わせ方法はコツを知らないととても難しいです。

初めて調整をする方は1時間かけて調整してもうまくいかない場合も珍しくありません。

しかし、やり方のコツが解ればだれでも調整できるようになります。

具体的な擦り合わせ手順

コツが解れば擦り合わせが楽になります

どのメーカーでもコツは同じですが、ここではリョービのLM-2810で説明します。

リョービLM-2810の取扱説明書 19ページから説明が有ります。

リール刃擦り合わせ調整前の準備

*注意 この項目は必ず守ってください

1.電動式の場合は必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。

2.手を切らない様に必ず手袋を着用してください。

この後の工程は随時リール刃を手で回しながら確認をしていきます。

安全第一で作業しましょう

擦り合わせ調整 工程1 ざっくりと刃の位置を調整します。

芝刈り機本体を裏返し、安定させます。
(安定していれば立てた状態でも作業可能です)

芝刈り機の擦り合わせ調整ネジ

擦り合わせ調整ネジを回して、目測もくそくで回転刃と固定刃を出来るだけ平行にしつつ 近づけます。
(随時回転刃を手で動かしながら確認)

擦り合わせ調整ネジがどれか解らない方はご使用の機種の取扱説明書で確認してください。

ここまでは大体あっていればOKです。

擦り合わせ調整 工程2 微調整

ここからは刃を傷めない様に慎重に作業します。

回転刃を動かしながら両側の擦り合わせ調整ネジを締め込み、刃の1か所が接触する所まで調整します。

芝刈り機擦り合わせ調整手順1
図1

分かりやすくする為極端な図です。

最初に中心より右側が接触した場合で説明します。
(刃が偏摩耗している場合は、中心より右のどこかで当たった時点です)

失敗例

この後、左側の隙間を小さくするために左側の擦り合わせ調整ネジを締め込みたくなるのですが、それは間違いです。

失敗例

芝刈り機擦り合わせ調整手順2
図2

刃の右側が接触した状態で、刃の左側の隙間を狭くしていくと

最初に接触した右側部分は強い力で押し付けられた状態になります。

刃の当たりがとてもきつくなっているので

この状態では、回転刃を手で回そうとしても とても重い 若しくは 動かない状態になります。

擦り合わせ調整 工程3 微調整のコツ

先に刃の右側が接触した場合

右側の擦り合わせ調整ネジを1/2回転緩めます

②次に左側の擦り合わせ調整ネジを刃が接触する部分まで締め込みます。

微調整のコツ 再度右側が接触する場合

芝刈り機擦り合わせ調整手順3
図3

再度右側が接触する場合は、先ほどの手順を繰り返します。

右側の擦り合わせ調整ネジを1/2回転緩めます

②次に左側の擦り合わせ調整ネジを刃が接触する部分まで締め込みます。

微調整のコツ 次に左側が接触する場合

芝刈り機擦り合わせ調整手順4
図4

右側の擦り合わせ調整ネジを1/2回転戻し、左側の隙間調整ネジを締め込んだ時に

刃の左側が接触した場合は

左側が接触した部分から

左側の擦り合わせ調整ネジを1/4回転戻し、次に右側の隙間調整ネジを締めていきます。

芝刈り機擦り合わせ調整手順5
図5

この後は接触した側の擦り合わせ調整ネジを少し緩めて、反対側の擦り合わせ調整ネジを締め込む作業 の繰り返しになるのですが、

接触した側擦り合わせ調整ネジを戻す範囲を

1/2回転 → 1/4回転 → 1/8回転 → 1/16回転 → ・・・ と少なく(移動範囲を狭く)していきます。

回転刃を手で動かしながらという事を忘れなければ、

これで大体の隙間調整(回転刃と固定刃の平行出し)は出来ます。

新品の場合は上記のやり方でかなり良い線まで調節できますが、

何回か使用した後は刃が摩耗している為に刃の全体が当たる様にはなりません。

芝刈り機擦り合わせ調整手順6
図6

この場合は擦り合わせ調整ネジを 無理やりきつく締めるのではなく

左右均等に軽く接触する様に調整します。

摩耗が多い場合は刃の研磨を行い、刃の隙間を合わせる必要が有ります。

(刃の研磨を行えない場合でも、刃の7~8割の部分で紙が切れればそこそこ綺麗な芝刈りは出来ます。)

擦り合わせ調節の最終目標は

芝刈り機リール刃の調整確認

擦り合わせの確認は、紙を切ってみて刃の全体どの部分でも紙が切れる様に調整確認します。

メーカーによって、使う紙について書いてある事が違うのですが

・はがきを切って確認の場合(刃に少し隙間有り)

→野芝等のコシが強いピンと立った芝は綺麗に刈れますが、姫高麗芝の様な柔らかい芝は切り口が少し荒くなります。

・新聞紙1枚を切って確認の場合

→姫高麗芝等の柔らかい芝も綺麗に刈り取る事が出来ますが、

刃が軽く接触している状態なので、刃の摩耗が早くなると考えられます。

個人的な意見ですが、

理想は 新聞紙1枚が綺麗に切れる様に調整し、そこからほんの少しだけ刃を離した状態だと思っています。

備考

工具の長さと角度調整のしやすさとの関係

リョービ等の六角レンチを使用してネジの調整をする機種の場合、付属品で付いている物よりも長い物を用意すると微調整がしやすくなります。

六角レンチの長さによる調整のしやすさ

六角レンチの端をもって作業する時

同じ1の距離を移動させた場合 移動長さと移動角度は反比例します。
→長さが3倍の場合 移動角度は1/3になります。

ネジの回転角度と刃の移動距離の関係

リョービのLM-2810(2310)の場合 ざっくりと計算すると

擦り合わせ調整ネジの回転数と移動距離は

1回転 → 0.525mm
1/2回転 → 0.263mm
1/4回転 → 0.131mm
1/8回転 → 0.066mm
1/16回転 → 0.033mm
1/32回転 → 0.016mm です。

根拠は 細かい話なので読んで頂く必要はないと思いますが一応説明しますと

・擦り合わせ調整ネジの規格はM6×0.75です。(細目ネジというものが使われています)

これはネジの外径が6mm ネジを1回転回したときに移動する距離が0・75mmの物です。

・固定刃取付金具の支点と擦り合わせ調整ネジの距離:固定刃取付金具の支点と固定刃の先端までの距離は おおよそ1:0.7です。

ネジピッチ×てこの原理での移動距離=0.75×0.7=0.525=1回転で移動する距離 です

以上、

こちらの記事も併せてご覧ください。

広告
ガーデニング
おじさんをフォローする
おじさんのやってみよう

コメント

タイトルとURLをコピーしました