取り壊しする家からサンルームを貰って再利用。
とりあえず屋根と柱(基礎コンクリート付き)を使ってコンテナハウスの入り口部分に屋根を設置しました。
ある日、お隣さんがご丁寧なご挨拶にきました。
家の建て替えをするので、うるさくなりますがよろしくお願いします。
お隣さんは数年前にサンルームを増築したばかりだったような気がして、後日見てみると綺麗なサンルームが付いています。
(これ、再利用しないで廃棄しちゃうのかな?もったいない。)
さらに数日後 お隣さんにサンルームも壊して廃棄してしまうのだったら、貰っても良いか?お聞きした所二つ返事で「壊してしまう物なので何でも持って行ってください。」と快諾頂けました。
しかし、二日後には解体が始まる という事なので時間が有りません。
翌日一日かけて一人でサンルームを解体、再利用出来そうな部分を移動させました。
(サッシは多分使わないので、その他の部分を頂き移動)
幸い隣の土地は我が家の畑なので、何とか一人で1日でサンルームの解体と移動終了。
屋根と柱を使って秘密基地(コンテナハウス)の入り口に屋根を設置
サンルームの部材を頂いたのは良いのですが、これをどう利用するか?
いくつか再利用の案は有るのですが・・・
我が家にサンルームを取り付けられるような場所は有りません。
芝生の庭にサンルームが飛び出している状態であれば取り付け可能なのですが、見た目のバランスが良くありません。
しばらく考えた結果、おじさんの秘密基地(コンテナハウス)の入り口に屋根を設置する事にしました。
コンテナハウスの入り口には庇が飛び出していないので、雨降りの日などは自分があまり濡れない様に、慌てて鍵の開け閉めをしていました。
庇があれば余裕を持って鍵の開け閉めが出来ます。
(公共交通網があまりない田舎は基本的に車移動なので、傘をさして雨の中を歩くという習慣があまりありません)
設置位置・方向の決定・微調整
コンテナハウスの入り口に対して縦に取り付けるか、横に取り付けるか?
コンテナハウスに庇を付けた方がすっきりするとは思ったのですが、
少し悩みましたが上の写真の向きに決定。
設置方向を決めた主な理由は取り付ける屋根の柱の高さです。
この柱は土の中にコンクリートを流し込んで固定されていました。
この柱を再利用するにあたって高さをコンテナハウスの屋根の高さに合わせる様に変更させる為には
- 柱の下のコンクリートを壊して外し
- 柱を必要な長さに切断
- 設置時に新たにコンクリートで基礎固め
という方法か
- 柱の設置場所を30㎝程余計に深く掘り下げて設置
(砕石を敷きつけて固めた地面を掘り下げるのはとても大変な作業です)
という方法がありますがどちらにしても、とても面倒くさい手間のかかる作業になります。
考慮の結果上の写真の位置に決定
- 屋根の取り付け位置は雨の吹込みを防ぐ為に単管パイプガレージの屋根の端から40㎝くらい内側に設置
- 柱がコンテナハウスの入り口の邪魔にならない位置
- コンテナハウスと屋根の間に隙間が出来ない様にコンテナハウスに屋根を接触させて設置
という条件で設置しました。
サンルームの固定方法(設置方法)
取り壊す家から慌てて取り外した中古サンルームです。
当然、設置説明書等は有りません。しかも一人で一日で取り外し撤去を行った為、組み立てネジ等の分類分けなど行っていません。
でも、自分で取り外しを行ったおかげでどのように家に付いていたかは分かります。
サンルームと家の固定は 屋根の部分・床の部分・両側の柱(柱というより取付板?) の四か所で固定してありました。
端の柱と床の基礎はアルミの角材で、土の中にコンクリートを流し込んで固定してありました。
今回は床の部分は使わず屋根と2本の柱を利用して設置しました。
屋根の固定部
屋根の高さは、このサンルームの屋根を取り外す時に地面からの高さを測っておいたので、元々付いていた高さと同じ高さに設置しました。
屋根が壁に取り付いていた時の、壁の代わりになる部分を作る為に単管パイプガレージに、塗装した単管パイプを追加取り付け。
追加取り付けした単管パイプに、壁の代わりに 2X4材 を塗装して取り付け。
屋根の両端は必要な長さの 2X4材 を縦に取り付けました。
2x4材を単管パイプを固定する為には、垂木クランプを使えば強度が強く固定出来ます。
しかし今回はコストダウンの為にサドルバンド(塩ビ管などを壁に固定する金具)を流用して使用しました。
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反対側から見るとこんな感じです。
垂直方向の取付板は、屋根の部分から床の部分までの長さがあったのですが下まで金具が付いていると邪魔になる為、屋根の取り付けに必要な長さに切断して取り付けました。
取り付け金具は材質がアルミ製なので金鋸があれば簡単に切断できます。
柱の位置決定・設置
柱の位置は先述の通りコンテナハウスの入り口ドアの邪魔にならない部分で、
出来るだけコンテナハウスに密着させて設置する事としました。
柱を設置する予定の場所に直径50cm、深さ40cmくらいの穴を掘ります。
そこで問題になったのがこの部分
柱自体に元々基礎のコンクリートが付いた状態なので柱よりだいぶ大きな穴を掘る必要があります。
ここで問題発生、
コンテナハウスの設置用のコンクリートブロックが邪魔になり大きな穴を掘る事が出来ません。
ここは一旦コンテナハウスの設置用のコンクリートブロックの位置をずらさなければいけません。
車のタイヤ交換時に使う油圧ジャッキ(ガレージジャッキ)でコンテナハウスの前側全体を持ち上げて、コンクリートブロックの位置を少しずらし大きめの穴を掘りました。
砕石を転圧した地面に比較的簡単に穴を掘る方法
設置場所は家の裏。
家を建てる時に砕石を入れて転圧した地面です。
砕石を転圧した地面は普通の大きなスコップ(剣先スコップ)等では地面にスコップの先が突き刺さらずなかなか穴を掘る事が出来ません。
建設現場であれば 電動ハンマー(ハツリ機)や油圧ショベルで簡単に穴を掘れるのですが、個人のDIYではわざわざ 電動ハンマー(ハツリ機)や油圧ショベルをリース会社から借りるほどの事は有りません。
手草かきと小さなスコップ・丈夫な手袋があれば割と簡単に穴を掘る事が出来ます。
出来れば左の写真の様な先が細い形の草かきがあると便利です。
草かきでなくても丈夫な鉄筋で90度くらいに曲がった物が有れば同じように使えると思います。
よくある三角の草かきは写真の様な角度で使う事が多いと思いますが、今回は穴を掘りたいので違う使い方をします。
草かきの先端を垂直方向にして砕石に差し込み手前に搔き出します。
この草かきは先端が細いので転圧した砕石の隙間に刺さり易く大した苦労も無く砕石を掘り出す事が出来ます。
写真では小さなスコップで掘った砕石を手前に搔き出していますが、実際は右手に草かき・左手は丈夫な手袋をはめて、砕石を崩しながら手で崩れた砕石を搔き出した方が効率よく作業できます。
ちなみに、転圧した砕石に生えてきた草を取る時も同じように
左手で草を持ち、右手に持ったこの草かきを垂直方向に草の少し向こう側に差し込んで草を根っこごと抜き取るようにすると簡単に草取りが出来ます。
もちろん土に生えた雑草もこの草かきを縦方向にして使う事で根っこから抜き取る事が出来ます。
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サンルーム屋根の骨積みを仮固定・細かな位置決めと屋根の角度出し
屋根の外枠の大きな骨組みと柱を刈り組み立て。
屋根のポリカーボネイトや細いアルミ材は組付けず、大まかな骨組みを組み立てます。
この段階では柱の部分は大きめに開けた穴の中へ立てているだけの状態です。
設置したい場所への微調整を行います。
コンテナハウスと屋根の隙間を作りたくないので、柱の位置はコンテナハウスに当たるように位置決め。
このコンテナハウスは屋根の部分が少し出っ張っています。
屋根に柱を押し付けた状態で、柱の鉛直(垂直)出しを行うと壁と柱の間に少し隙間が出来ます。
ここで柱の水平・鉛直(垂直)出しを行います。
鉛直(垂直)出しについて
鉛直(垂直)方向は、正確に行う為には下げ振りと呼ばれる測定具(重り)をぶら下げて基準を取るか、水準器を使用して確認をするのですが、(面倒くさいので)
今回はコンテナハウスの外壁の縦方向の溝が鉛直になっている筈だ。
という前提でコンテナハウスの縦線に合わせて設置しました。
余談ですが、素人のDIYで鉛直を出したい場合はお高い下げ振りなど買わずに、釣具屋さんで先が尖ったような形の重りを数十円で購入して使えば充分ではないか?と思っています。
(ただしこの場合は、1~2mmは誤差の範疇と割り切って作業工程で微調整する必要があります。)
水平出しについて
水平出しは水準器で行います。が、
このサンルームの軒先には雨どいが付いています。
雨どいから落ちる雨水がコンテナハウスの入り口の位置だと色々不都合がありそうなので、反対側に水が流れるようにしました。
*何年も前に組み立てたものを思い出しながらこの記事を書いているので、骨組み自体を傾けたのか?雨どいの取り付けを傾けたのか?忘れてしまいました。
水平出しをする際に、基礎となる柱の高さの微調整が必要になります。
この工程は砕石の掘り下げ深さだけで調整しようとするととても大変です。
柱を立てる穴は大きめに深めに掘り下げておき、山砂などを入れて微調整を行うと多少は楽に作業が出来ます。
設置位置の確定・鉛直(垂直)・水平出し・が出来たら仮組した骨組みのネジを増し締めしてしっかりと固定します。
ここまで出来れば八割方作業は終わったようなものです。
各部・部品を取り付け
後は
- 細い骨組みのアルミ材の取り付け
- 屋根のポリカーボネイトの取り付け
- 柱の基礎部分を埋めて
- 雨どいの垂直部分(名称が判りません、雨を地面まで通して落とすパイプ部分)取り付け
手間は掛かりますが骨組みがしっかりと出来ていれば単純に組付けていくだけです。
雨が流れ落ちる部分は適当に取り付け。
大量な水が流れ落ちるほど大きな屋根では無いので雨が流れ落ちる部分は地面近くに設置しただけで、地面への雨の浸透性等は考えていません。
数年前に取り付けて今の状態を見ても地面が水力で削れているという様な事はありません。
この後コンテナハウスの前面を再度油圧ジャッキで持ち上げ、基礎のコンクリートブロックを元の位置に設置して一応完成。
一応完成
コンテナハウスの入り口の庇としては十分すぎる大きさです。
中古で購入した原付二種 ホンダ・ジョーカー90 を置く丁度良い場所になりました。
元々付いていた物干し金物もそのまま利用。
夏場の草刈りなどでは帽子のひさしから汗が滴り落ちるほど汗をかくので軽く水洗いをして物干し金物にぶら下げています。
完成後の追加工(追加工事)
思った以上に綺麗に屋根を取り付けられて大満足。
だったのですが、
雨降りの日にはコンテナハウスと取り付けた屋根の間から雨水がしたたり落ちてきます。
ぱっと見はコンテナハウスと増設した屋根は密着しているように見えますが、少しだけ隙間があります。
とりあえず、サンルームの分解時に入手したゴムパッキン?を隙間に差し込んでみたのですが雨漏りは止まりません。
ゴムパッキンの上からシーリング材をたっぷりと、盛りつけました。
見た目は雑ですが、見えない部分なので雨漏り防止の為多めにシーリング材を盛りつけました。
これで雨漏り対策は終了。雨降りの日でも落ち着いてコンテナハウスへの出入りが出来ます。
次は照明の取り付け
夜になると真っ暗で足元が見えなくなり危険な為、人感センサー付き照明を取り付けました。
取り付け当時のホームセンターでの購入価格
取り付け部品:数百円 + 人感センサー付きLEDライト二千円弱 合計2千円程度の出費で夜の安全性確保。 + 泥棒除けにもなると思います。
配線はアルミ材の溝を通し、床の基礎部分の余ったアルミ材で蓋をしました。
すっきりとした取り付け(見た目)で自己満足しています。
取り付けた物がどの製品か判らないので近い形の物を紹介します。
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LED電球は多分上記の物で間違いないと思います。
近づくとパッと明るくなり消灯前には少し暗くなる仕様なので、長時間その場にいる場合は照明が少し暗くなったら手を左右に振る等の動作を行えばセンサーが感知してまた明るくなります。
まとめ
思い出しながらダラダラと書いた記事の為、まとめも何もあったもんではありませんが、廃棄される運命だったサンルームをタダで頂いてちゃんとした屋根が取り付けられたのでおじさん(私)は大満足です。
以上、
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