実家の男子用の小便器を久しぶりに使ったら、水洗の押しボタンが戻らなくなり、水が止まらなくなってしまいました。
ボタンを手で引っ張り戻したのですが水は止まりません。
水が出っぱなしでは困るので急遽DIYで修理しました。
男子トイレ(小便器)の水が止まらなくなった!
男子トイレ(小便器)の水を流すボタンを押したところ、ボタンが戻らなくなり水が止まりません。
押しボタンを手で引っ張り戻しても、水が止まりません。
押しボタンは数回押し戻しを行ったらだいぶスムーズに動くようになってきたので、その後 連打 してスムーズに動くようにしました。
しかし、水が止まりません。
どうやら問題は押しボタンの部分ではなくその先にあるようです。
とりあえず、トイレの水を止めなければいけません。水の流れを止める方法
水回りのトラブルでとりあえず水を止めたい場合、トラブルを起こした器具の根元(水源に一番近い部分)のネジを締め込むと水が止まる事になっています。
(おじさん/私 が、止まる事になっていると勝手に思い込んでいるだけかもしれませんが・・・・)
写真のマイナスネジの溝がある部分を締め込めば、とりあえず(流れ続ける)水を止められる。
予定でしたが、
長年使われた器具は錆び付いているのか?ネジが回せません。
無理やりネジを動かそうとしたらマイナスネジの溝を少々壊してしまいました。
*記事作成中にちょっと調べてみました。
INAX → 「LIXIL(リクシル)」への社名変更は、2011年4月1日だったようです。
少なく見積もって、このトイレの設置時期は12年以上前です。
この家の不凍栓は、水の器具が付いている場所の窓を開けた場所に有る筈だ!という思い込みで窓を開けてみましたが、トイレの水源には不凍栓が設置されていませんでした。
しょうがない(仕方がない)ので家中の水を一旦止めます。
(最後に おち があります)
不凍栓とは:水道管の地面からの立ち上がり配管(地面から上へ伸びている配管)内の水が(冬に)寒さで凍結して配管機器を破裂する事を防ぐため、立ち上がり配管の水を止めて・立ち上がり配管内の水を地中に排水する装置です。
ひとつの記事にする程ではないおじさんの知恵袋
:不凍栓を閉めた時には蛇口を開けると、蛇口から水道管に空気が入り、排水されやすくなります。
水は氷になると体積が増えます → 配管を内側から押して壊してしまう可能性が多々あります。
この家の元の水源を一旦止めます。
昔(十数年前)は、水道の蛇口のハンドルの様な物が付いていて何回もハンドルを回さなければ水を止められななかったのですが、今の水道配管は90度レバーを回せば水を止める事が出来ます。
これで家中の水が止まりました。
*賃貸アパートや、マンションなどの場合は、玄関の近くか建物の周りに水道を止める元栓が有る筈です。(アパートには男子用小便器は付いていない場合が多いとは思います)
賃貸アパートやマンションの場合、水の元栓のふたを開けると○○号室と書かれた札か何かが付いているはずです。
この蓋を開けて自分の部屋の水源を止めます。
通常ですと、賃貸アパートの場合は修理は貸主側の責任ですが、修理までに流れ続けた(使用したと認識される)水道代は借主に請求が来ると思われます。
アパート(賃貸契約)の場合、水道関係の保守・修理は貸主側の責任になる場合が多いので、自分で何とかせずに賃貸契約をした会社(又は個人)に連絡をして直してもらいましょう。
これでとりあえず、一旦水は止められましたが、このままでは水道水が使えません。
トイレの水を止める為の工具が実家には無かったため、一旦自宅へ戻り修理用に必要だと思われる工具をまとめて持ってきました。
フラッシュバルブの分解・原因究明と修理
*フラッシュバルブとは、便器の水を流すためのボタンがある、銀色の部分のことです。
(名称がわからなかったので調べてみました)
とりあえず、押しボタン部分を分解してみます。
呼び寸法(対辺距離)24mmのメガネレンチで押しボタンの取り付け部のナットを緩めてみました。
(24㎜のスパナやモンキーレンチでも対応可能です)
しかし、ナットを完全に緩めても押しボタンを引き抜く事が出来ません。
たぶん、0リング か ゴムシールが引っ掛かっていて、力技で引き抜けば外れるとは思うのですが、
思い込みで修理作業をして、壊してとどめを刺してしまった事が何回もあるので、この場所は無理やり引き抜く事はあきらめました。
今回の不具合の問題はこの押しボタンの先にあるはずです。
押しボタンの取り付けナットは元通りに締め付けて、フラッシュバルブの上のフタ?を外してみます。
この部分も、呼び寸法(対辺距離)24mmのメガネレンチでネジをゆるめて外します。
(24㎜のスパナやモンキーレンチでも対応可能です)
フラッシュバルブの上のフタ?を外してみると、水を通したり止めたりするバルブ(弁)の本体部分と思われるものがありました。
このバルブ(弁)は、上へ引き抜くとユニット全体が外れました。
時間に余裕があれば、バルブ本体の中心に付いているネジを外して細かく分解して掃除したいところですが、あいにく この時は時間の余裕が無かったので簡単な修理(掃除?)を行って直しました。
バルブの動きを良くする簡単な方法は?
(ここまで分解した時点で、簡単とは言えないのかもしれませんが・・・・)
力技です!
トイレの水が止まらなくなった原因は、バルブ(弁)の 下に飛び出したレバー(金属棒)の動きが悪くなっていたためだと思われます。
レバーの動きに引っ掛かりの様な感触は感じませんが、水が止まらなかった原因は写真のレバー(金属棒)部が引っ掛かって元に戻らなくなったためだと思われます。
この日はじっくりと時間をかけて修理する時間が無かったため、写真のレバー(金属棒)部を何回か動かして、スムーズに動く事を確認して、取り付けました。
(たぶん、このレバーの根元付近の汚れやゴミが原因で、動きが悪く・引っ掛かりが起こってしまったのだと思われます)。
写真が無いのですが、押しボタンの内部は金属の棒が付いているだけの簡単な構造で、押しボタン部の先の金属棒で、バルブ(弁)の 下に飛び出したレバー(金属棒)を押して動かす構造でした。
時間があれば、バルブ(弁)の青い汚れなども綺麗に掃除して取り付けたいところですが、とりあえずこのまま取り付けて修理完了の予定です。
(レバーを動かしたことによって浮き上がった汚れを水で洗い流したい場面ですが、あいにく今回は家中の水を止めてしまっているので、水で洗い流す事が出来ません)
フラッシュバルブの組み立て・修理完了・動作確認
フラッシュバルブの組み立ては、分解の逆手順で行います。
バルブ(弁)の取り付け部には、水漏れ防止のゴムシールが付いていますので、取り付け時にはゴムシールを変形/破損させないように注意して取り付けます。
元通りにフラッシュバルブを組みつけたのち、水の元栓を開けて動作確認を行いました。
動作確認 OK!
男子用小便器のフラッシュバルブのボタンを押すと水が流れ、ボタンから手を離してしばらくすると 水が止まる。という、本来の動きに戻りました。
これで修理完了です。
おち。トイレの水源を止めるバルブはトイレの設置場所の屋外にありました。
トイレのフラッシュバルブの修理が終わり、他の用事で家の裏へ回って見ると・・・・
地面に止水栓が埋められていました。
この家は、大便器・小便器・手洗い場、の水を1ヶ所で止められるようになっていたようです。
この止水栓を止めれば、家中の水を止める必要は無かった。
という、おちがつきました。
以上、
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