息子とスノーボード(父はスキー)に行った際、途中の休憩時間に息子が
「とーちゃん、ビンディングが壊れた」と言ってきました。
見てみると、片足のトゥストラップが外れてしまっています。
どうする?
なんとか滑る事は出来るから、今日はこのまま滑るよ。
じゃぁ 今日は何とかして滑ってくれ。次にスノボをするまでにオトンが何とかしてやる。
という事があり、
この時は家にあるネジで何とかなるだろう。くらいの軽い気持ちでいました。
スノーボードのビンディングの金具の入手に苦労する
滑り終わって、帰り際に確認すると、もう片方のトゥストラップの取り付けネジもだいぶゆるんでいました。
こちらはとりあえず無くさないように手で締められるだけ締めておきました。
トゥストラップの取り付けネジが外れただけの話です。
家に帰って同じサイズのネジで取り付ければ即修理完了。
の予定だったのですが・・・
ネジの採寸のために もう片方のトゥストラップの取り付けネジを取り外してみると、見た事の無い特殊ナットを使っているようです。
雄ネジに中途半端にネジロック剤が塗ってありますが、半分にしかネジロック剤が塗られていないため、使用中にネジが緩んでしまったようです。
雄ネジはなべ小ねじのM5×10 で問題なさそうです。
しかし、ナットが特殊な形をしているので、我が家には在庫が有りません。
とりあえず、隣町(市)のホームセンターへ行って部品調達を考えます。
ネジだけで持ち歩くと、途中で落して無くしてしまう可能性があるので、トゥストラップ一式を持って材料調達に出発。
なべ小ねじ M5×10mm は簡単に入手できます。
ここは鉄に黒染めのネジではなくステンレス材のネジにしておきます。
しかし、特殊な形をしたナットが有りません。
仕方が無いので、アルペン(おじさんの行動範囲内では最大のスポーツ用品の店舗)まで足を延ばし、スキー・スノボ コーナーにいた店員さんに聞いてみました。
スノボのビンディングのネジって扱っていますか?
このネジが欲しいんですけど。
申し訳ございません。
当店ではビンディングの部品は取り扱っておりません。
メーカー名がわかれば取り寄せが出来るかもしれませんが・・・
(このメーカーで)部品販売が無ければ、ビンディング一式 買い替えって事になってしまうんですか?
そうですね。
確かめてみないと分かりませんが。
スキーならともかく、スノーボードのビンディングのメーカーなんてものはおじさん(私)には判りません。
いったん家に帰り、確認です。
ビンディングの後ろに ZUMA の文字があります。
たぶん、このビンディングの、メーカー名が ZUMA なのでしょう。
で、このスノーボードをスポーツ店へ持っていって部品の取り寄せが出来るのか?
部品の取り寄せが出来なかった時のショック(無駄な行動)を考えると、インターネット上で探した方が良さそうな気がします。
インターネット上で ZUMA のビンディング部品を探してみたのですが、おじさん(私)の検索能力では、この特殊ナットを見つけ出す事が出来ませんでした。
いくら検索しても、ビンディングをスノーボードの板に取り付ける為のネジしか出て来ません。
*ネジ一個(一ヶ所)の為にビンディングを買い替えるという選択肢は、おじさん(私)の頭の中にはありません。
同じような特殊ナットが手に入らないか探してみると、T型溶接ナットという物を発見!
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しかし、この製品は寸法が記載してありません。
多分これであっているだろうという事で、賭けに出てみました。 ポチッ
届いた製品がこちら。
ネジ部分が少し短いのですが何とかなるでしょう。
(なんとかします)
ZUMAのビンディングのトゥストラップ取り付け
ZUMAのビンディングに付いていたネジと今回購用意したネジを比べて見ると、
ZUMAのなべ小ねじにはスプリングワッシャーがはめ込まれています。
M5のスプリングワッシャーの1個や2個はおじさん(私)の秘密基地(作業小屋)を探せば出てくるはずです。
購入したT型溶接ナットは、欲しかったサイズとほぼ同じですが、ネジの長さが短いです。
ここは何とかします。
家にあった、スプリングワッシャーと、少し厚めの平ワッシャーを使い仮組してみました。
これで上手くいきそうです。
ZUMA純正のナットと、今回購入したT型溶接ナットをトゥストラップの取り付けネジ部にはめてみると、雌ネジ部外径などはほぼ一緒です。
純正ナットは雌ネジ部分が長くて、ビンディング本体のネジ取付穴の中まで雌ネジが入り込み、相手側(ビンディング本体の穴)の中心を通るようになるのですが、
今回購入したT型溶接ナットは相手側の穴の中でネジに遊びが出てガタついてしまいそうに見えます。
でも大丈夫!
大きめの平ワッシャーを使用する事で、穴の中心付近にネジを通しておく事が出来ます。
3M ネジ緩み止め用嫌気性接着剤 TL22J を、雌ネジの中へ塗布、この後つまようじでネジの溝全体へ塗り込み、組付けです。
ここで少し問題発生。
使用したバネワッシャ―が厚すぎて(雌ネジの長さが短いせいもあって)、M5×10 のなべ小ねじがぎりぎり届きません。
仕方が無いので、家にあったM5×12のネジに変更して作業続行。
(スプリングワッシャーを入れなければなべ小ねじのM5×10で取り付けできそうです)
大き目の平ワッシャーが丁度ネジ取付位置の溝にはまり、位置決めの役目をはたして穴の中心あたりを雄ネジが通っています。
長年の勘が働き(偶然とはいえ)ぴったりの位置にネジ止めが出来ました。
ネジの締め具合は、思い切り締め付けてしまうと、トゥストラップを動かした時にネジが一緒に動いてしまう可能性がある為、
しっかりと締め込んだ位置から少し緩めた位置としました。
ネジの色が気になるかもしれませんが、遠目には判らないはずです。
息子に文句は言わせません!
(でも、仕上がりが気に入らないと言われたら黒い油性ペンで塗ってあげようか)
外れて紛失 は しなかったけれどもゆるんで外れかけていたねじもネジ緩み止め剤を塗布して適度な強さで締め付け。
3M ネジ緩み止め用嫌気性接着剤 TL22J の説明書きを読むと、完全硬化まで24時間 という記載があったので、この日の作業はここまで。
後日、摺動面(ビンディング本体とトゥストラップの間・ネジとビンディングの当り面)にシリコーンスプレーを塗布して動きを良くさせて修理完了です。
以上、
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