トヨタクラウン130系ステーションワゴンのマフラー修理を自分でやってみた。前編

車のマフラー タイコ部分修理修理
車のマフラー タイコ部分修理

マフラー修理は初めてやったのですが思った以上に綺麗にかっこよく仕上がりました。

メーカーにマフラーの在庫が無く修理不能

平成9年(西暦1997年)式のクラウンステーションワゴンをトヨタ○○○○に車検依頼をしました。

翌日連絡があり、

マフラーに穴が開いていて車検に通りません。

古い車なのでメーカーにはもう部品在庫無くリビルト品(中古品?)も無いのですが どうしましょうか

おじさん
おじさん

どうしましょうか って言われても・・・

何とかしてもらいたいのですが、板金で何とかなりませんか?

マフラーの板金は難しいので出来ません

との事です。

現車確認をさせてもらうと俗にいうタイコの部分の外側が錆びて大きな穴が開いています。

 クラウンってタイコが2個付いているんですね、2年前の車検時に後ろのタイコを替えてもらったのですが、今回は前側のタイコに穴が開いています。

トヨタクラウン130系マフラー穴
マフラーのタイコ部分の外側に大きな穴

再度マフラーの中古品を探してもらったのですが、中古品も見つからず車はそのまま返してもらいました。

今までは多少費用が高くても長く乗りたい車だから という理由でトヨタ系列の店に車検依頼をしていたのですが、きちんと直してもらえないのならばいいろいろ言っても時間の無駄です。

20年以上乗っている車ですから販売店に文句を言ってもしょうがないです。
(でも本心を言えば、メーカーで何とか対応してもらいたいですよね)

今回の車検は別ルートでとりあえずOK

知り合いのつてで自動車修理・販売をしている他の店に相談をしてみると、

遮熱板はダメだけれど内側の筒はしっかりしているからこのままでも車検に通るんじゃないかな 排気は漏れていないように見えるね

車検場の人の判断によるから何とも言えないけど・・・

もしダメだったら隣町にワンオフでマフラーを作れるところもあるし・・・

この店であれば 今後のことも含めていろいろ正直な意見で相談できそうなので、その場で車検依頼をしました。

代車も無料で貸して頂き、翌日には「車検終わりました。」と連絡が来ました。

次の車検までにどうするか?

今回の車検は無事通過したので良かったのですが、今後どうするか悩むところです。

  • 次回の車検までに車を買い替えるか
  • 次回の車検までにマフラーを特注で作ってもらうか

この2択だと思うのですが、

この車大きな不具合は無いので買い替えるつもりはありません。

不満をあげるとすれば燃費が悪い事と税金が高い事くらいでしょうか(大きな問題点ではあります)

販売店が直してくれないのであれば自分で何とかするしかありません。

おじさんは自分でいろいろやってみたい性格なので、専門業者にマフラーを何とかしてもらう前に

DIYで何とかならない物だろうか?

自分でやってみてダメだったらまた相談に乗ってもらおう。

という事でDIYで車のマフラー修理は出来るか挑戦してみます。

マフラーの構造は筒が2重になっていて消音機としての内筒の上に遮熱版として外筒が付いているようです。

今回は内筒はまだ大丈夫そうなので外筒の補修です。

DIYでマフラーの大きな穴を塞ぐ方法は

思いつく道具を用意して穴の大きさによってあてがう金属板を探すことにします。

今の処 金属板の候補はオイル缶ペール缶を切って使うか100均のステンレスバット(料理用のトレー)かストーブの煙突を切って使おうと考えています。

金属板はねじ止めかリベット止めを考えています。
内側の筒の鉄板に傷をつけない様気を付けて、ねじ止めかリベット止めで金属板を固定してパテで隙間埋めという方法を考えています。

車のマフラー修理の為にとりあえず思いつく物を用意
車のマフラー修理の為にとりあえず思いつく物を用意
車のマフラー修理の為に耐熱パテを購入
車のマフラー修理の為に耐熱パテを購入

先ずはジャッキアップ

車のリフターを貸してもらえるような つてが無いので何とかしてジャッキアップして車の下に潜り込めるようにします。

マフラー修理の為ジャッキアップ
マフラー修理の為ジャッキアップ

車を持ち上げて下に潜り込んで作業する場合は、自分がつぶされないように必ず車を上げたまま確実に固定できる方法を取らなければなりません。

頑丈なジャッキで車を持ち上げます。
(パンタグラフ式のジャッキは安定性が非常に悪いのでおじさんは非常時しか使いません。)

ガレージジャッキがうまく上がらずガレージジャッキの修理もこの時行いました。

車を持ち上げて固定する為に、通常はジャッキスタンドとかウマと呼ばれるもので固定します。が

作業場所の地面が砕石を敷き詰めた状態なのでジャッキスタンドの足自体が地面にめり込んでバランスを崩す可能性があります。

そこで今回はホイール付きのタイヤ・木の角材・鉄板・毛布を組み合わせて車を浮いた状態にしました。
(軽量コンクリートブロックなどは重さで簡単に割れてしまいますので、安易に使わないようにしましょう)

基本的にジャッキスタンドを使う場合は車のジャッキアップポイントにジャッキをかませなければいけません。

しかし、このクラウンは今となっては珍しくなったラダーフレームです。

梯子状にごついフレームがありますので固定箇所やジャッキアップの時にジャッキをあてる場所の選定に困ることはありません。

車を持ち上げた後も、慎重者(臆病者)のおじさんは車をゆすってみたり運転席に座ってみたりして車がびくともしないことを確認出来てからようやく車の下に潜り込みます。

*注意
車載のパンタグラフジャッキで車を持ち上げた状態は非常に不安定です。絶対にパンタグラフジャッキでジャッキアップした状態の車の下には入ってはいけません。
車載のパンタグラフ式ジャッキでジャッキアップした状態の車を揺すると簡単にジャッキが倒れて車が落ちます。

余談ですが、山道などでタイヤを溝に落としてしまい、周りに人もおらず助けてもらえない時は あえてこの方法を取りジャッキアップした車を横から押してジャッキを倒し 車をずらすという荒業もあります。
(ジャッキと車を壊す可能性大なので本当の非常時しかやってはいけません)
昔の四駆乗りの知恵です

マフラーの現状確認

地面がコンクリートやアスファルトで平らであれば寝板とかクリーパーと呼ばれる 板にキャスターが付いた物があれば潜り込むのはだいぶ楽になるのですが、あいにくこの場所に地面は砕石敷きです。

この寝板があったとしてもゴツゴツした地面では宝の持ち腐れです。
キャスターが転がりません。

仕方が無いので

潜り込むときに背中が痛くないように、段ボールを敷いて背中を滑らせて車の下に潜り込みます。

マフラーの穴あき部の周辺を触ってみると錆で金属が薄くなっておりポロポロと崩れ落ちます。

指の力で壊せる程弱い部分はもうどうしようもないので、剥がせるだけ剥がします。

車のマフラー穴あき

金属の弱い部分を除いたら穴がこんなに大きくなってしまいました。120x120mm位あります。

補修用の金属板は150x150mm以上は必要になります。

マフラーのさび落とし

マフラー修理の下処理としてマフラーのタイコ全体のさび落としを行います。

防塵マスク防塵メガネは必須です。

ワイヤーブラシサビ取り用の工業用パッドで作業し始めたのですが、手作業ではとても大変です。

3Mの工業用パッドは気持ち良いくらい錆が落とせるのですが、今回の大きさの物を無理な体制で手作業でやっていては何時間かかるか分かりません。

ディスクグラインダー100均のディスクペーパーで下面全体の表面を均します。
(100均のディスクペーパーが思った以上に良い仕事をしてくれました)

マフラー修理 浮いた錆び落とし
マフラー修理 浮いた錆び落とし

浮いた錆びを落とし、少し地金が出たところです。

黒錆転換剤で赤錆の進行を止める

ここで、以前から使ってみたかった黒錆転換剤を使ってみます。

ホルツ サビチェンジャー MH116 を使ってみました。

錆に直接塗るだけで赤錆が黒錆に変化し、錆の再発を防いでくれる という魔法の様な便利商品です。

マフラーを黒錆添加剤で処理
マフラーを黒錆添加剤で処理

付属の刷毛は小さいので歯ブラシを使ってマフラーに黒錆添加剤を塗っていきます。

・・・楽しいです、塗った端から黒くなっていきます。 面白い・・・

上の写真は黒錆添加剤を塗布から1日後の状態です。

赤錆だった部分が黒く変質して固くなっています。
表面はコーティングしたような状態になり、錆びてザラザラの状態とは明らかに違います。

但し、この製品の耐熱温度は150℃なので、マフラーに塗っても効果があるかは不明です。

温度が数百度になる場所への使用は気休め程度に考えた方が良いかもしれません。

修理方法変更

この黒錆転換剤は完全乾燥まで8時間かかります。

その間にマフラーのタイコの上側も手の届く範囲でさび落としと黒錆転換剤の塗布しておこうと、上面の見えない所を手探りでさび落としを始めると

・・・何か引っかかる・・・上面も穴が開いている?

マフラーのタイコ上面 穴あき
マフラーのタイコ上面 穴あき
マフラーのタイコ上面 穴あき
マフラーのタイコ上面 穴あき

直接目視出来ないので写真を撮って確認しました。

何か所も穴が開いています。

この場所は鉄板を張り付けるのも大変そうです。

・・・・・・・・

悩んだ末 修理方針を変更します。

鉄板張り付け → タイコ全体を金属板で包み込む形 に変更です。

用意する金属板も大きい物が必要になります。

マフラー修理用にステンレス板購入
マフラー修理用にステンレス板購入

材質:SUS430
厚さ:0.3mm
大きさ:455x910mm の物です。

錆に強いステンレス製の板を選定・手配しました。

ネット販売で買ったのですが、残念な事に真ん中に折れた線が入っていました。
返品交換の手間が面倒なのでこのまま使用することにします。
(しかも封を切ってみたら4隅中3か所が潰れていましたが、開封してしまった為返品はあきらめました)

綺麗な状態の物が欲しい方はホームセンターで現物確認をして購入することをお勧めします。
(SUS板を入手後に改めて近所のホームセンターへ行ってみたところ綺麗な状態の物を売っていました・・・)

素人作業で錆びたマフラーは外せるか

何日も車が持ち上がった状態なのを見たご近所さんが声をかけてくださいました。

マフラー修理するなら
マフラーを外した方が楽ですよ

・・・そりゃーそうです よね

マフラーが外せれば作業が格段に楽になります。

しかし

  • 一人での作業でマフラーは外せるか
  • 錆付いたマフラーを外したらガスケットも交換しないといけない?
  • 作業空間が狭いが、安全に力をかけられるか?
  • 手持ちの道具ではこれ以上持ち上げるのは難しい(危険) 等

いろいろ考えることはあったのですが、マフラーの取り外しに挑戦してみました。

後ろの接続フランジ部は2年前の車検時にマフラー工法を交換済みの為ネジが錆びておらず、何とかなりそうです。

問題は前方の接続フランジです。

マフラー中間タイコ後方の接続フランジ部
マフラー中間タイコ後方の接続フランジ部
マフラー中間タイコ前方の接続フランジ部
マフラー中間タイコ前方の接続フランジ部

前方の接続フランジ部のネジは錆て一体化しています。

ここさえ外せれば後方は何とでもなりそうです。

  • スプレーオイルを吹き付け
  • マフラーのアンダーカバーを外し
  • さび付いたネジ部をハンマーで軽くたたき衝撃を与え

ボックスレンチやメガネレンチを使ってネジを外そうとしたのですがびくともしません

ナットの対辺寸法は14mmだと思うのですが、錆びて痩せてしまっているようで14mmのメガネレンチが少し引っかかるだけで空回りしてしまいます。
(13mmのメガネレンチはハマりません)

これ以上素人が無理をすると取り返しのつかない状態になりそうなので、マフラーの取り外しは断念しました。

この作業を始めて無理だと判断するまでに半日かかりました。
さらっと書いていますがマフラーのアンダーカバーを外すだけでも大分苦戦しています。

修理工程が思いの他長くなりましたので続きは次回に

ここまで読んでくださった方へ

長文を読んで下さりありがとうございます。

一つの記事にまとめようと思ったのですが、記事が非常に長くなりそうなので続きは次回にさせて頂きます。  m(._.)m すみません

(内容をすべて書いていたら、ちょっとした短編小説並みの長さになりそうか気がします)

以上、

次回

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