冬季以外は、普段は開け放ってあり、めったに閉めないナショナルのドアの不具合対応です。
ある日
とーちゃん、この戸 閉まらないよ。
息子から扉の不具合報告がありましたが、冬季以外はほとんど開けっ放しの状態のドアなので即対応はせず、そのままにしてありました。
休日で雨降り(外での草刈りや、バイク弄りも出来ない状態)だったので丁番の調整修理を行いました。
作業自体はとても簡単なのですが、少し作業上のコツを交えて紹介します。
ナショナル(現:パナソニック)の扉の不具合確認
ドアを開閉してみると、ドア上部が引っ掛かり閉まらない状態です。
引っ掛かる部分の拡大写真です。
隣の和室の鴨居部分にドアが当たってしまい、閉まらない状態になっています。
このナショナルのドアは、丁番部分でドアの位置を調整できるようになっていますので。
丁番調整で簡単に直る筈です。
ナショナル(現:パナソニック)の扉の丁番調整
丁番調整はプラスドライバー1本で簡単に調整できます。
ドライバー先端の規格は+の#2です。 ↔ 一般的によく使われている大きさの物です。
写真では分かり辛いかもしれませんが、丁番のドア側を見ると
- 上下に固定ネジ
- 丁番の根元に近い方に前後調整
- 丁番の端の方向に左右調整(丁番側/ラッチ側) のネジが有ります。
先に二か所の固定ネジを緩めて
左右調整 のネジを右回り(時計回り)に回せば簡単に調整可能・・・
な筈ですが、ネジが硬くて動きません。
固定ネジをもっと緩めなければいけないのか?と思い固定ネジを更に緩めていると、突然丁番のカバーが外れました。
ナショナル(現:パナソニック)の丁番カバーの外し方
偶然外れた丁番カバーに対して、外し方などと書くのもナンですが、
丁番のカバーは上下2ヶ所の突起がはめ込まれているだけです。
カバー側に他に4ヶ所の位置決め?突起が有るのですが、これはあまり意味が無いのかもしれません。
丁番のカバーを外すときは、真っ直ぐ引き抜けば簡単に外れます。
引き続き丁番調整
下側の固定ネジは緩めすぎたようです。ネジ穴から外れているので軽く締めて、
左右方向のネジを締め付けたいのですが、やはりネジが硬くて締め付けられません。
無理やりネジを締め付けようとするとネジ頭の+溝を潰してしまいそうです。
ここで、視野を広げて ドア全体を動かしてみると、この丁番部分に大分ガタ(隙間)が有ります。
どうやらドアの重さで丁番からドアが離れる方向に力が掛かっている為に調整ネジが硬くて動かなくなっていただけのようです。
この小さなネジ一個でドア全体の重さを引き付けようとしても無理があります。
しかし、ネジを締め付けられなかった原因が解れば対応は簡単です。
片手でドアを丁番方向へ引っ張りながら、左右調整ネジを締め込むと軽い力で簡単にネジを動かせました。
・どーでもいい話ですが、こういう時ってもう一本手が有れば便利なのにな~などと、考えても無駄な事を望んでしまいます。
(ドアを引っ張りながらネジを閉めている状態の写真を撮りたい時や、2つの部品を特定の角度に保ちながらねじ止めしたい時等)
左右調整ネジを丁番側へ回して、ドアの開閉確認。
まだドアがラッチ側に傾いているようです。
固定ネジを緩めたままの為 ドアと丁番の間にガタ(隙間)が有ります。
上下2か所の固定ネジを締め付けて再度確認。
きちんとドアが閉まるようになりました。
ドアと柱の隙間も広すぎず・狭すぎず、丁度良い感じです。
話は変わりますが、戸当り(ドアストッパー?)の部分のゴムが剥がれかかっているのでこの後両面テープか何かで補修する事にします。
後は丁番のカバーを元通りはめ込んで修理完了です。
まとめ ナショナルのドアの丁番調整のコツ(ポイント)
ナショナル(現:パナソニック)のドアの調整は素人でも簡単に行う事が出来ます。
但し少しだけコツがあり、丁番部分だけを弄って調整しようとしてもなかなか簡単には調整できません。
丁番調整時にはドア全体の傾きを補正しながら(今回は片手でドアを引っ張りながら)調整すれば簡単に調整完了です。
以上、
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