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草刈機 刈払機

突然エンジンストップ自走式草刈機(法面草刈機)GC-K501修理

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 作業途中に突然エンジン停止 修理

田んぼの土手の法面(傾斜面)の草刈りを行い、2時間半後、作業途中で 自走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 のエンジンが止まってしまいました。

先月、吸気フィルターやキャブレターの手入れをしたばかりなのになぜ動かない?

結果:接点復活材の使用と、点火コイルの位置調整 で修理が完了しました。後日スパークプラグ(点火プラグ)を新品に交換。

おじさん(私)が持っている自走式草刈機(法面草刈機)の
製造元は斎藤農機製作所で、

  • 斎藤農機製作所ではSGC-S501という型式で
  • クボタではGC-K501という型式で、
  • 丸山製作所ではMGC-S501(EX)という型式で販売されていたものです。

物は同じなのでここでは便宜上クボタのGC-K501と呼ばせていただきます。

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走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 が作業中突然エンジン停止

エンジンスターターロープを何回か引いてみましたが、エンジンがかかりません。

  • 燃料はタンクに半分以上入っています。
  • プライマリーポンプを数回押してみて、透明ホースの中を燃料が流れている事を確認。 → 燃料フィルターは詰まっていない様です。
  • 燃料タンクキャップの空気穴も、塞がってしまう様な構造の物では有りません。
  • エアークリーナーフィルターの詰まり(汚れ)の可能性を考えて、エアクリーナーフィルターを外して、スターターロープを引いてみましたが、エンジンがかかりません。
  • ON/0FFスイッチの不具合も疑って、何度かON/OFFを切り替えて見ましたが、エンジンがかかりません。
    エンジンストップの為に電気をショート(短絡)させる配線の途中のコネクタを外してみましたが、結果は同じです。 → ON/OFFスイッチの不具合では無さそうです。
  • スパークプラグから火花が飛んでいるか?確認したいのですが、草刈り現場にプラグレンチを持ってきていないので確認できません。

原因不明のエンジン停止です。

仕方が無いので、走式草刈機(法面草刈機)GC-K501での草刈りは断念し、刈り残し部分は30分ほどかけて刈払機で草刈りをして、当日の草刈り予定地の草刈りは終了しました。

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走式草刈機(法面草刈機)GC-K501を家に持ち帰り、修理

新鮮な燃料・正常な混合気(キャブレター掃除を先月行ったばかりです)

後、問題になるのは、
・スパークプラグからきちんと火花が飛んでいるか?
・おかしなところから二次空気を吸い込んでいないか?
です。が、今まで使えていた事と、構造の単純さを考えると二次空気の吸い込みは考えにくいです。

問題はスパークプラグの点火に絞り込んで良さそうな気がします。

スパークプラグを取り外して、焼け具合の点検

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 スパークプラグ(点火プラグ)の焼け具合確認

プラグの焼け具合(色)は良い焼け具合に見えます。

カーボン(すす)の付着もひどい状態ではありません。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 スパークプラグ(点火プラグ)から火花が飛ぶか確認

スパークプラグをエンジンから外し、車体の金属部分に当ててスターターロープを引いてみました。

火花が飛びません。

この後スパークプラグ(点火プラグ)の掃除をして確認しましたが結果は変わりません。

スパークプラグを当てる位置が悪かった可能性も考えて、エンジンブロックにスパークプラグを当てて確認しましたが火花が飛びません。

スパークプラグの劣化も考え、他の機種に使う新品のスパークプラグに交換して、本体の金属部分にスパークプラグの先端を当てて火花が飛ぶか?確認しましたが、火花は目視では確認できませんでした。

不具合(エンジン停止)の原因は、電気系統で間違いなさそうです。

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配線の不具合部分の特定 其の一

点火コイルを確認する為にはエンジンカバーを取り外す必要があります。
(割と面倒くさい作業です)。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 エンジンカバー取り外し①

対辺10mmのネジ1本を取り外して、黒いカバーを取り外します。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 エンジンカバー取り外し②

3か所のネジを外してエンジンカバーを取り外します。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 点火コイルの配線を目視で確認

点火コイルから出ている配線は
下の2本(たぶんエンジンのON/OFF切り替え用の配線)と、

スパークプラグに繋がっている配線のみです。

ON/OFF切り替え用の配線は、途中のコネクタを外して確認済みなので、今回の不具合とは関係がなさそうです。

後は、点火コイルから点火プラグへの配線のみです。

という事は、点火コイルが壊れてしまったか?断線してしまっている可能性大です。

この時点ですでに17時なので、翌日クボタのお店に持ち込んで修理してもらうしかないと判断し、この日の作業は終わりとしました。

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点火コイルの点検 配線の不具合部分の特定 其の二

翌朝、クボタのお店へ朝一番で 自走式草刈機(法面草刈機)GC-K501を持ち込み・修理依頼をしようと思って、試しにスターターロープを引っ張ってみると・・・エンジンが一発始動しました。?

なぜかわかりませんが、直ってしまったようです。
悪い症状が出ていない状態で修理依頼をかけても依頼された方も対応に困るだけです。

その後、しばらくしてからエンジンをかけてみると、やはり一発始動で調子良くエンジンが動きます。
エンジンカバーを元どおりに取り付けて、

少し家の周りの草刈りをして、その後倉庫へしまおうとして一旦エンジンを止めて
倉庫の鍵を用意してエンジンをかけようとすると・・・また動かなくなってしまいました。

何なんだ!動かなくなる原因は?

時間をかけて見られる日まで、数日そのまま置いておいて再度点火コイルの点検を行いました。

点火プラグがエンジンに付いたままの状態では、配線を力技で引き抜いてよい物なのかも分からず通電検査も出来ないので、一旦点火コイルをエンジンから取り外し。

通電テストを行います。(抵抗値も測れますが、正規の抵抗値がどのくらいなのか分からないので、とりあえず通電していれば良しとします)。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 点火コイル取り外し

点火コイル下の配線は平端子で繋がれているので、端子の端を持って力技で引き抜いても良かったようです。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 点火コイルの通電確認①

まずは一番大事なプラグキャップに電流が流れているのか?
発電する為の鉄板とプラグキャップ間の通電確認。

通電 OK

(抵抗値:3.3kΩくらい)

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 点火コイルの通電確認②

発電のON/OFF(エンジンのON/OFF)端子とプラグキャップ間の通電確認。

通電OK

(抵抗値:6.6kΩくらい)

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 点火コイルの通電確認⓷

確認するまでもない場所ですが。配線を短絡(ショート)させて発電できなくする⦅発電のON/OFF(エンジンのON/OFF)⦆端子間の通電確認。

通電OK

(抵抗値:1.8kΩくらい)

他にも、点火コイルの鉄板部(フライホイルと近い所にある鉄の部分)間の通電なども確認しました。

どの部分も通電しており、問題が無いように思えます。
たぶん、点火コイルは壊れていません。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 電気系統修理 KURE 接点復活スプレーを使用

配線周りの汚れを落とし、各接点部に
KURE 接点復活スプレーを吹き付け、しばらく置いて揮発剤などが乾燥するのを待ち、本体に点火コイルを取り付けます。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 電気系統修理 プラグキャップ内の接点にKURE接点復活スプレーを吹き付け

点火コイルの故障が、エンジンがかからない(スパークプラグの火花が飛ばない)事の原因でないとすれば、

原因は接触不良の可能性大です。

接触不良で一番怪しいと思われる部分【プラグキャップ内の接点】へ接点復活スプレーを吹き付けました。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 電気系統修理 スパークプラグの接点にもKURE接点復活スプレーを吹き付け

スパークプラグ(点火プラグ)の接点にも 接点復活スプレーを吹き付けておきました。

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点火コイルの取り付け

点火コイルの取り付け時にはフライホイールとの隙間を的確に、点火コイルの左右の距離を同じ位置に取り付ける必要があります。

フライホイールとは、

フライホイールの本来の役目は、はずみ車 とも呼ばれる、回転方向への慣性動力の役目です。

例えば、エンジン内で燃料混合気が圧縮され なおかつピストンが止まっている状態で、点火プラグを発火させると、どちらの回転方向へエンジンが回転するのか?微妙な配置や偶然に左右されてしまいます。

エンジンを始動させるときに、フライホイールを回転させたい方向へ回転させることで慣性回転が生じ、動かしたい方向へエンジンの回転を制御します。

草刈機・刈払い機などの小型エンジンでは、フライホイールは
①回転方向の制御
②フライホイールに取り付けられたマグネットによる発電と、発電タイミングの制御
⓷フライホイールに取り付けられた送風フィンによるエンジンの放熱(冷却)
等、多くの役目を果たしています。

少し難しい事を書きましたが、点火コイルの取り付け方法を知っていれば、それほど難しい事ではありません。

①点火コイルを仮止めします。
2本のネジ軽くねじ込み、点火コイルが自由に動く程度に固定します。

②フライホイール(点火コイルを取り付ける部分のエンジン内にある回転部分)の、マグネットが付いている部分を点火コイルの部分へ回転移動させます。
→フライホイールのマグネット部に点火コイルが引き寄せられます(吸着します)

⓷点火コイルを引っ張ってフライホイールのマグネット部から剥がし、点火コイルとフライホイールの磁石との間に適当な厚紙をはさみ込みます。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 点火コイルの取り付け方①

先に、「フライホイールとの隙間を的確に、点火コイルの左右の距離を同じ位置に取り付ける必要があります。」と、書きましたが、草刈機・刈払い機等の小型農機具の場合、フライホイールと点火コイルのすき間は○○mmなどと、正確に測る必要はありません。

点火コイルの左右の金属部分とフライホイールの間隔が 均等に、狭い間隔を保って取りつけられればOKです。

④厚紙越しに点火コイルがフライホイールに吸着されている状態で、点火コイルを取り付けている2本のネジを均等に締め付けて点火コイルを固定します。

⑤挟み込んでいた厚紙を横へ引っ張り(フライホイールも同時に回転すると思います)厚紙を取り除きます。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 点火コイルの取り付け方②

これで、点火コイルの位置調整・取り付け完了です。

エンジンがかかるか確確認

カバーが付いていませんが、点火の電気系統の掃除と調整が終わりました。点火コイルが故障していなければこれでエンジンがかかる筈です。

プライマリーポンプを押してキャブレターに混合ガソリンを送り込み、チョークを効かせて、スターターロープを引っ張ると。

一発始動です。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 修理成功 エンジンがかかりました。

エンジンカバーの取り付け

後は、元通りにエンジンカバーを取り付ければ修理完了です。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 エンジンカバーの取り付け方①

点火コイルと接続されている2本の配線を傷つけないようにグロメット(ゴムの保護部品)をエンジンカバーの溝にはめ込みます。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 エンジンカバーの取り付け方②

イグニッションコイル プラグコードも、配線の途中のグロメット(ゴムの保護部品)を黒いカバーの溝にはめ込み、配線します。

実は おじさん(私)、やらかしました。

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 エンジンカバー取り付けネジをねじ切ってしまいました。

エンジンカバーの黒い部品を締め付けるネジを締めすぎてねじ切ってしまいました。

ボックスドライバーを使用しての作業だったので、それ程強い力で締め付けたつもりはないのですが・・・

走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 エンジンカバー取り付けネジをねじ切ってしまいました。養生テープでホコリ避け

エンジンカバーの黒い部分は無くても機能としてはあまり問題が無い所だと思います。

一応、点火コイル部分に養生テープを貼り付けて埃やゴミの侵入防止としました。

折れてしまったネジの取り外しはとても大変な作業になるので、このまま使用する事とします。

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まとめ

自走式草刈機(法面草刈機)GC-K501の突然のエンジンストップ 修理は、結論から言うと

プラグキャップとスパークプラグ(点火プラグ)の接触不良だったと思われます。

だいぶ遠回りをして修理が終了しました。

自走式草刈機(法面草刈機)GC-K501 の電気系統は複雑な構造では無いので、おじさん(私)でも修理出来ました。

次回同じような事(原因不明の突然のエンジン停止)が起こった場合は、プラグキャップとスパークプラグ(点火プラグ)に、接点復活スプレーを吹きかけてみる事とします。

後日、新品のスパークプラグに交換。だいぶ調子が良くなりました。

後日新品のスパークプラグに交換しました。

スパークプラグ型式
NGK BPMR8Y です。

スパークプラグは消耗品なので、ひょっとしたらスパークプラグ交換だけで修理が完了していた可能性は、否定できません。

以上、

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