おじさん(私)の愛車 9代目クラウン ステーションワゴン は、1991年10月28日発売(その後何回かマイナーモデルチェンジは有ったかと思います)の基本設計の物です。
おじさん(私)の愛車は初度登録年 平成9年(西暦1997年)の物ですが、基本設計は変わっていないはずです。
30年以上前の設計の物なので、バッテリー交換時に車のデータバックアップを取る必要はあまりありません。
しかし、最近の車はコンピューターが搭載されていて、
コンピューターがリセットされてしまうといろいろと不具合が出てしまう可能性がある様です。
最近の車はバッテリー交換を行ったという事を車に教えてあげないといけない車種もある様なので、自動車の取り扱い説明書などで確認して、自分でバッテリー交換を行っても大丈夫な物なのか?確認しておく必要もありそうです。
ここでは、バッテリー交換時の車のデータバックアップ(メモリー保護)の方法をいくつか紹介します。
・自動車のデータバックアップというのは、パソコン等のデータバックアップとは意味が違います。
パソコン等のデータバックアップは、データーが壊れてしまったり消えてしまった時に元に戻すための物です。が、
対して、車のバッテリー交換時のメモリーバックアップという言葉は、車載のコンピューターのデーターや時計・カーナビなどのメモリーデータを失ってしまわない(メモリーを破損させない)為にバッテリー交換の間も他の回路から電源を取り続け自動車のメモリー/コンピュータを保護しながら作業する。という意味で使われています。
素人が少ない知識でバッテリー交換時のバックアップを取ろうとすると、高いリスクを伴います。
この記事で紹介しておいていうのもなんですが・・・
バッテリー交換は多少価格が高くてもディーラーで行ってもらうのが安全・確実です。
この記事は そういう意見もあるよ。 程度で参考として見て下さい。
自動車のバッテリー交換時にデータのバックアップを取る必要性は?
おじさん(私)のように古い車のバッテリー交換時にはバックアップを取る必要性はあまりありません。
バックアップなど取らなくても、車載の時計の再設定・カーオーディオの再設定くらいの手間しかかかりません。
一方
最近の車は、バックアップを取らずにバッテリー交換をおこなうと自動車に車載されているコンピューターがおかしくなってしまい、自動車整備工場へ持ち込んでコンピューターのリセットをお願いしなければいけなくなる場合が有るようです。
バッテリー交換時に車載コンピューターが出荷初期の状態に戻されてしまう可能性もあります。
運転者の運転の仕方や使用頻度を覚えてAI機能が学習するといった賢い機能がリセットされます。
この場合は、しばらく自動車を使用していれば自動車のコンピューターが再度学習し直して、運転者に合わせた設定になってくれます。
車種によっては、パワーウインドウのオート機能が効かなくなり。パワーウインドウが全く動かなくなる・完全に閉まらなくなる、といった症状が出る場合がある様です。(ホンダ車?)
➡最新技術搭載のコンピュータ満載の自動車の場合は、バッテリー交換を行った事を自動車に教える必要がある場合が有りますので、事前に自分で対応できるか確認する必要があります。
バックアップを取りながらバッテリー交換を行っても失敗する可能性があります。
バックアップ作業は、理屈が解っていて・きちんと作業しないとバックアップが失敗してしまう場合が有ります。
バッテリーバックアップの主な失敗理由
- バッテリー交換作業に手間取り、バックアップ電源が放電しきってしまった。
- バックアップ電源に充分充電されていなかった。
- バックアップ電源のプラス側を車に接触させてショート/短絡させてしまった。
➡自動車のメモリー/コンピュータ破損・メモリーの破損(消失)・ヒューズ切れ 等。 - バッテリー交換作業中にクリップが外れてしまった。
バックアップ電源を準備したのに、失敗してしまった時のショック(精神的ダメージ)を考えると、バッテリーバックアップの理屈が解っていない方は、自分でバッテリー交換を行わずにディーラー(自動車販売会社)などにバッテリー交換をお願いした方が良いでしょう。
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バッテリー110番 では、バッテリー上がりの対応だけでなくバッテリー交換も行っています。
*バッテリー交換サービスは、以下の地域で対応しています。
東京都/埼玉県/千葉県/神奈川県/愛知県/滋賀県/京都府/大阪府/兵庫県/奈良県
車外からバッテリーターミナルに電源を繋いでバックアップを取る方法
バッテリーに直接12Vの電源を他の回路から供給する方法は、理論的には合っているのですが、危険を伴います。
個人的にはあまりお勧めできません。
特に、
・プラスターミナルと外部電源・マイナスターミナルと外部電源の接続 の接続が作業途中で外れてはいけない事。
・プラスターミナルと外部電源の接続部を、決して自動車のボディー(金属部)に触れさせてはいけない事。
⦅おじさん(私)がこの方法を行うとすれば、プラスターミナルと他からの電源供給の接続部はしっかり固定して、古いバッテリーから外したら即 ゴムマットか何かで覆って作業を行います⦆。
ブースターケーブルを利用して新しいバッテリーを接続
バッテリー上がりの時の対処法と同じ原理で、他車から電源供給を受けながらバッテリー交換を行う。
・他車(救護車)のバッテリのプラス端子とバッテリーを交換したい車のプラスターミナル(接続金具)を接続。
・他車(救護車)のバッテリのマイナス端子とバッテリーを交換したい車のマイナスターミナル(接続金具)を接続した状態で、バッテリー交換。
ブースターケーブルは自分の自動車がバッテリー上がりを起こしてしまった時に誰かにお願いして車から電源供給をしてもらい、エンジンをかける。
他、誰かが困っている時に助ける事も出来ます。
ブースターケーブルと、△停止板くらいは車に常備しておきましょう。
(三角停止板無しで高速道路上で緊急停車した場合、「故障車両表示義務違反」となります)。
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外部電源を利用しながらバッテリー交換
バッテリーターミナルに直接電源を取り付けるのは上記の通り。
作業中に接続部が外れてしまわない事と、絶対プラス側を車の車体とショート(短絡)させない事が必要です。
価格を安く抑えるのであれば電池式がおすすめ
バッテリー交換時の車のデータバックアップ専用と考えると安い製品があります。
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電源は、単三乾電池8本使用(1.5V×8本=12V)です。
*注意:乾電池式なので、短時間でバッテリー交換を行う必要があります。
辛口のレビューを見ると、
・内蔵されているヒューズが切れてしまい、バックアップ失敗。➡12V電源が出力されているか?テスターで測定してから使用すれば失敗の可能性が少なくなります。
・電池カバーが外れやすい。➡粘着テープなどで留めて使用した方が良いのかもしれません。
バッテリー充電器を利用して電源確保
単純に考えて、バッテリーの充電器をバッテリーターミナルに接続してバッテリー交換を行えば、自動車のメモリーバックアップは取れるはずです。
(どのくらいの電流値が必要なのかおじさん(私)には判りませんが・・・)
探してみると・・・ありました。
メモリーバックアップ機能付きをうたっているバッテリー充電器
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バッテリー充電器をまだお持ちでない方には、この機種あたりがおすすめできそうです。
車内でバックアップ電源を供給する方法
車内から電源供給を行う方法の方が、危険度は少なくなります。
・ショート(短絡)による、ヒューズ切れ、データの破損、感電、等
シガーソケットから電源供給を行う方法
シガーソケットから電源を供給してメモリーバックアップしつつバッテリー交換を行う製品も売られています。
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9Vの四角い乾電池1つを電源として使いバッテリーバックアップを取るという方法です。
使い方は簡単で、シグネット メモリーバックアップ 47400 に、四角い9Vの乾電池を取り付けてシガーソケットに差し込み、エンジンキーをACCの位置にして、短時間でバッテリー交換を行えばメモリーのバックアップが取れるという物です。
・12V車のメモリーバックアップに9V電源で大丈夫なのか?
・9Vの乾電池1個で何分くらい電源供給が出来るのか?
・エンジンキーの位置はONでは無くACCの位置で本当に良いのか?
・他。心配な点が多い製品ではありますが、値段が安いので1度くらいは試してみたい気もします。
もしも、おじさん(私)が使ってみるのであれば、9Vの四角い乾電池1個使いでは無く、単1電池8本を直列に繋いで使用すると思います。
製品のレビューを見ると賛否両論が有り、
・最新のコンピュータ満載の自動車とは相性が良くない様です。
・一方、少し古い車になるとこの製品で、説明書の通り使えば問題無く使えた。という意見が多く見られます。
*古い車でシガーソケットを何年も使っていなかった場合、シガーソケット部の接触不良で電源が供給されない可能性もあります。
OBDII コネクターから電源供給を行う方法
ODBⅡコネクターは2006年以降の車には装備されている物が多いようです。
で? ODBⅡってなに? ・・・調べました。
ODBとは、(自動車の場合)
object oriented database/オブジェクト指向データベース(自己診断機能)という物らしいです。
このコネクターはメーカーの正規販売店等が診断機を接続して、この自動車が今どのような状態であるか?どのような使われ方をした物なのかを診断する為の接続コネクターです。
一般的には、素人が弄ってはいけないコネクターです。
メーカーさんや正規ディーラー等で故障車の診断をする為に使われるデータ取り出し端子のようです。
プリウス等で、爺様がブレーキを踏んだのに車が急発進した?などと言いはった事故の時に、爺様の記憶は一旦横に置いておいて実際は車はどのような操作がされていたのか?をデーターとして取り出せる部分です。(飛行機のブラックボックスみたいな機能を備えた物?)
極一部のレース車専用に、C言語(C++、Smalltalk、Java)等、コンピューターに詳しくてコンピューターチューニングをする場合には自動車メーカー正規ディーラー以外でも使用する事がある様です。
ODBⅡとは? ODBのバージョンアップ版とでもいうのでしょうか?
現状ではODBⅡが搭載されているようです。
ODBⅡコネクターとは? 名前の通り、ODBⅡの信号を取りだしたりデーターの書き換えを行う為に使われる接続端子です。

4代目プリウス(テールランプがイカ星人みたいなやつです)の場合、アクセルペダルの上。
ボンネットを開けるレバーの下にODBⅡ端子と思われるものが付いています。
2006年1月以降に日本国内で初度登録されたOBDⅡコネクターを装備した四輪車用のメモリーキーパー(メモリーバックアップ用電源)がこちら
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おじさん(私)がクラウン・ステーションワゴンのデータバックアップを取りながらバッテリー交換をしてみたくなり、
ホームセンターでバッテリーを購入するついでに製品の内容をよく確認せずに間違えて購入してしまった物です。
乾電池式のメモリーバックアップ装置。という部分しか見ずに購入してしまいました。


電源コードをたどって行くと、
左下にプラス端子
上の中央右寄りにマイナス端子が出ています。
その他の端子は付いていません。

製品の箱の裏書に、
必ずご使用前に以下をよく読み、本パッケージを保管してください。
お求め頂く前に
・
・
・
使用可能な車についていろいろ書いてあります。

作業したい車に使える物か?きちんと確認してから製品を購入しましょう。
*個人がバッテリー交換をする事を禁止している車種があります。バッテリー交換の可否については車両販売店に確認してください。と書かれています。
おじさん(私)の勘では、トヨタのプリウスや日産のノートあたりのハイブリッド車は、個人でバッテリー交換等は行なわない方が良いと思われます。
・日産のリーフ等はほぼ 動くコンピューターなので、個人でバッテリー交換は止めた方が良さそうです。
・テスラの電気自動車を買えるような富裕層の方はそもそも自分でバッテリー交換を行おうとは思わないと思います。
EV車(Electric Vehicle/電気自動車)はソニーも開発しています。
2022年にはソニー・ホンダモビリティ株式会社(Sony Honda Mobility Inc.)を設立していますので、近未来には、ソニーの車が発売されるのでしょう。
そう考えると、日本ではパナソニックやカシオ・アイリスオーヤマ・他の電器会社が車を売り始める時代が来るのかもしれません。
話が少しそれてきてしまったので、カーメイト メモリーキーパーに話を戻します。
・新品の乾電池を使用
・30分以内に作業を終了させる
・駐車監視録画機能付きのドライブレコーダーなど、エンジン停止中も電源を消費する機器を搭載している場合は、配線を外すなど、それらの機能が動作しない様にしてください。 と、書いてあります。
新品の乾電池という言葉の意味する所は、製造からあまり年月が経っていない未使用の乾電池ととらえるべきでしょう。
1年前にたくさん購入して未使用で残っている乾電池 などは、自然放電の可能性があるので途中で電池切れになる恐れがあります。
エンジン停止中にも電源を消費する機器と言われてしまうと・・・時計も表示はされなくても電気は使っているよね?という話になり、どの程度であれば大丈夫なのか心配になります。
おじさん(私)の勘では、この機器を使う場合は、購入直後の新品の乾電池を使って10~15分以内にバッテリー交換を行うべきだと思います。
エンジンをかけたままでバッテリーを交換する方法~危ないので止めておきましょう!
エンジンをかけたまま(オルタネーター/発電機が作動している状態)で、バッテリーを交換するという方法も見かけますが、
危なすぎです。*機械弄りをしたことが無い方が、エンジンをかけたままでバッテリー交換をするなんて!想像するだけでゾッとします。
お願いです、バッテリー交換初心者の方はエンジンをかけたままでのバッテリー交換方法は行なわないで下さい。
エンジンをかけたままでバッテリー交換をしてはいけない、物理的な理由
どうしてもエンジンをかけたままバッテリー交換を行ってみたい方は自己責任で、上半身裸(くらいの気持ち)で、若しくはピチピチのタンクトップ着用で素手で行ってください。
エンジン始動中はラジエターを冷やすファンが廻っていたり、Vベルトが 廻っていたりと、物理的な危険が多くあります。
(ラジエター・ファン・Ⅴベルト・といった用語が解らないレベルの方はエンジンをかけたままでバッテリー交換は行なわないで下さい)
*ファンやベルトに服の袖などが絡まると、腕の1本くらいは軽く持っていかれます。(腕が折れたり千切れる可能性もあります)
・上半身裸で素手で作業を行えば、ファンやベルトに巻き込まれても、失う物は指の1~2本で済みます(冗談ではありません)。
余談ですが、製造業の工場内で旋盤やフライス盤と呼ばれる金属加工機を操作する場合は、基本的に素手で行うことになっています(いました)。
(結果:労働災害の度合いは減りますが、切削油(切削液)での肌荒れ等の理由での離職者も多くいます。肌荒れでの離職は、理容・美容室業界でもよくある話です)。
エンジンをかけたままでバッテリー交換をしてはいけない、電気的?な理由
何かの加減でエンジンが止まってしまうと、当然電気の供給が止まってしまいバックアップは失敗します。
バッテリーを外した瞬間にアイドリング回転数が下がりエンスト(エンジンストップ/エンジン停止)する場合がある様です。
アイドリングストップ車にはこの方法は使えない可能性があると思われます。
→エンジン停止→電気の供給ストップ と、なるのではないでしょうか?
ひょっとしたら電圧・電流が弱い場合はアイドリングストップ機能が効かない様になっていて、エンジンをかけたままでのバッテリー交換が出来るのかもしれません。(調査不足です)
⦅おじさん(私)は、何の責任も持ちません⦆
⦅技術開発の(ユーザーの利便性優先の)面から言うと、バッテリー残量が少ないとエンジンが止まらなくなる設計をしているとは思うのですが、メーカーさん毎に考え方が違うと思うので、断言は出来ません⦆。
まとめ・100%確実なバックアップ方法は 無い!
自動車のバッテリー交換時のデータバックアップ(データー保存)の方法を書き連ねてきましたが、
読み返してみるとどの方法も一長一短で、素人がDIYでバッテリー交換を行う時のデータバックアップで、確実な方法は無い。
という身も蓋もない結論となってしまいました。
しかし、おじさん(私)個人の意見としては、最新の車(2015年~?)は、自分でバッテリー交換をするべきでは無く、
ある程度古い車は自己責任でバッテリー交換(自動車のデーターバックアップ)をしても良いのではないか?という結論となりました。
以上、
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