コニファーの一種 レッドスターの木が成長し過ぎて見栄えが悪くなったことと、枝の密集による蒸れ対策のために剪定作業を行いました。
ヌマヒノキ(沼檜)レッドスター(パープルフェザー)とは、どのような木か?
- ヒノキ科ヒノキ属
- 樹形:(狭)円錐形。又は円柱形。
- 葉色:夏は淡緑色。冬は独特の赤紫色。
- 耐暑性:強い。
- 耐寒性:やや弱い。
- 成長:遅い。
- 病気:強い。
- 害虫:強い。
10年ほど前におじさん(私)が購入したサイトでは、
・樹高:2m。 ※樹高は環境にも因る。となっていましたが、
3m近くまで伸びてしまい、木の先端を切り落として高さ調整をしている状態です。
コニファー・ヌマヒノキ/レッドスター(パープルフェザー)は、剪定作業で樹形の修正と、蒸れ対策のための枝の間引き等が必要です。
コニファー・ヌマヒノキ/レッドスター(パープルフェザー)を庭に10本植えて生垣として育てていたのですが、おじさん(私)の不注意で3本は枯れてしまいました。
7本のコニファー・ヌマヒノキ/レッドスター(パープルフェザー)は個体差が大きく、育ち過ぎの物と半分枯れかけたような状態の物が混在しています。
このでこぼこした状態の庭木を剪定してバランスよく整えます。
剪定作業と言えば、ヘッジトリマー/ガーデントリマーを使って効率よく行うという事が真っ先に思い浮かびますが、ヘッジトリマー/ガーデントリマーだけで対応できる木と違う方法を使った方が良い木があります。
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マサキなどは、葉が残らないくらいヘッジトリマーで強く剪定してもまた葉が生えてくるので問題無いのですが、
今回選定作業を行うコニファー・ヌマヒノキ/レッドスター(パープルフェザー)の場合は、適度に枝を間引いて風通しを良くする。(➡木の蒸れや害虫/病気の予防)ために、いらない枝を選びながら選定を行う必要があります。
コニファー・ヌマヒノキ/レッドスター(パープルフェザー)の剪定ではいきなりヘッジトリマーでバリバリと刈込む事はお勧めできません。
(最悪の場合木が枯れてしまう可能性があります)
*注意!
ヒノキの葉は2年で茶色くなり落葉します。緑の葉を残して剪定しないと枝が枯れてしまう可能性があります。
7本の木のすべての剪定作業を紹介すると記事が長くなりすぎるため、上の写真の左から3本目の元気な木の剪定方法を紹介します。
バスケットゴールポストの右側の木が一番大きく育ってしまっているのですが、この木はラスボスとして後で処理する事として、
横に木が無い(解りやすい)木で剪定作業を説明します。
この場所の庭木は想定以上に高く育ち過ぎてしまった為、主幹は地上2m20cmくらいで切り揃えてありますが、その後の成長で樹形が乱れています。
この木を理想としては円錐形、出来なければ円柱形にしたいと思います。
反対側から見るとこんな感じの樹形です。
写真中央あたりが白っぽく見えるのは写真の撮り方を失敗して光が入り込んでいる為です。この写真は樹形を見て下さい。
左下の枯れ枝は切り落とします。
木の剪定作業の行程で枯れ葉を払い落す工程があるので、地面に肥料袋を敷いて作業を開始しました。
2本めからは面倒くさくなって、地面にビニールを敷く工程は省いてしまいました・・・
*剪定作業を行う際は手首の傷防止の為にアームカバー(腕貫)を装着することをお勧めします。
初めからヘッジトリマー/ガーデントリマーで剪定してはいけない理由は2つ
- 太い枝を樹形の外側の部分で切ると、切断した部分の近くから新しい枝が生えてきてその部分から樹形を乱すような枝が伸びてきます。
→のこぎりで切るような太い枝は形作りたい樹形より内側で切断します。 - コニファー・ヌマヒノキ/レッドスター(パープルフェザー)は成長するのに従い、内側の葉は枯れ落ちます。
*ヒノキの葉は2年で茶色くなり落葉します。不用意に刈り込むと、作業後に残した葉が寿命を迎え落葉して葉がなくなり、枯れ込むおそれがあります。刈り込みや剪定は、発生してから1年以内の葉を残すように注意します。
*出典元 NHKみんなの趣味の園芸 から抜粋
生きている葉を残さずに短く剪定してしまうと、左の写真のように枝が枯れてしまう可能性があります。
コニファー・ヌマヒノキ/レッドスター(パープルフェザー)の具体的な選定方法を写真で説明します。
まずは、全体を見回して樹形を乱している枝を特定します。
大きくはみ出た枝の剪定
よく観察すると、下から長く伸びた枝が密集している場所があります。
上の写真は、密接した枝を外側へ引っ張りだした状態の写真です。
この枝は、木の幹から横へ伸びた後に上に向かって成長した枝のようです。
アルファベットの J の字のような形をしていましたので、上へ立ち上がる付近で切断しました。
この時に、生きている葉を残して立ち上がり部だけを切断するようにします。
上の枝は手が届かないので、脚立を使って大きな枝を切っていきます。
大分すっきりとした樹形になってきました。
本当は、風通しを良くするためと理想的な樹形にする為にもっと切り詰めたいのですが、
本日中に他の木も手入れをしたい為、適度な所で良しとします。
(この時点で、すでに作業が面倒くさくなってきています)
この時点で切り落とした枝の量が一輪車2回では運びきれない量になっています。
風通しを良くするために枯れ葉の除去
葉が密集している部分を観察すると、古い枯れ葉が残っていて風通しが悪くなっています。
このままではほぼ風が通らない状態なので、病気や害虫の被害にあう恐れがあります。
密集した古い枯れ葉は、手櫛でしごいたり、両手で拍手をするような作業をして出来るだけ古い枯れ葉を落とします。
この作業で少しは風通しがよくなり、木が蒸れる状態の削減になるはずです。
本当は、もっと枝をすいて風通しを良くするべきなのですが、今日は他の木も含めてそこそこバランスよく剪定する事を優先します。
何となくまとまった型になったところでこの木の剪定は一旦終了。
この時点までで既に一時間くらいかかっています。
夕方5時過ぎ、本日の作業終了
夕方の5時過ぎ、時間切れというより体力切れで本日の作業終了です。
かなり大雑把ではありますが 木の高さを揃え、樹形もそこそこの形にしました。
まだまだ、剪定を行い樹形を整え風通しを良くしてあげなければいけないのですが、本日の作業はここまでで終了とします。
まとめ
コニファー・ヌマヒノキ(沼檜)レッドスター(パープルフェザー)は常緑樹?で、
冬の寒気に当たると葉の色が独特の赤紫色に替わり、
夏の葉の色は濃い緑色で、とても魅力的な木です。
鉢植えで育てれば樹高2mくらいまでしか伸びないのかもしれませんが、我が家で地植えした物は樹高3m以上に伸びてしまい、高さを切りつめて剪定しています。
成長するのに従い内側の葉が枯れるのですが、枯れ葉は少し風が吹いたくらいでは落ちませんので、蒸れ防止の為に強制的に枯れ葉を落として育てる事をお勧めします。
剪定をする際は緑の葉を残した場所で枝を切らないといけません。
緑の葉を残さずに短く刈り込んだ枝は枯れてしまいます。
うまく育てれば庭のアクセントとして見栄えのする木です。
以上、
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