前回までのあらすじ
第1回 炊飯器分解・真空ポンプ修理に挑戦 失敗
第2回 炊飯器の真空ポンプ交換に挑戦 真空はかかっているが弱い
前回の修理で一応真空ポンプが動くようにはなったのですが、ガガガガという音が気になるので再度調整。
真空発生部を外しモーターのみで動かしてみると軸が偏芯して回っています。
モーターの軸が曲がっている?
と疑ってモーターの軸をペンチで掴んでいじっていると・・・
やっちまった!
軸が根元から折れてしまいました。
モーターにとどめを刺してしまい完全に使えなくなってしまいました。
冷静になってモーターをよく観察してみると、軸が曲がっていたのではなく
軸受けが摩耗で減って穴が大きくなってしまい、軸が偏芯して動いていたようです。
真空ポンプ用モーター選定
諦めの悪いおじさんは急遽交換用モーターを物色し始めたのですが、回転数がどのくらいのものが良いか解りません。
我が家には(一般家庭には)タコメーター(回転計)なんてものはありませんので、今あるモーターの回転数を調べることもできません。
情報の少ない中で見つけたものが
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上記2点です。
コストを考えると、先ずは6400rpmのモーター単体で試したいところですが、
このモーターは海外からの発送で届くまでに1.5か月くらいかかります。
という事で、入手性の良い3000rpmの振動モーターも同時に手配しました。
振動モーターのモーター部取り出し、真空発生装置と組付け
振動モーターは3日で手元に着きましたので、こちらを取り付けてみます。
試しに電源をつないでみると ちゃんと動きます。
(前に試したコンバーターの件があるのでいちいち確認しないと前に進めません」
先ずは振動用のバランサー(重り)を取り外します。
見たところ接着剤等は使っていなさそうなのですが、さすがに引っ張ったくらいでは取り外せません。
ここは、バランサーをグラインダーで削り落とすことにしました。
ある程度削っていると、バランサーが熱を持ってきます。
そうすると熱膨張で組付けが緩くなり、スッと抜けました。
グラインダーを使わなくてもバランサーを何かで熱してやればきれいに抜けそうです。
次に軸の長さ調整、
このモーターは軸が長いのでグラインダーで削り落として真空ポンプの軸と同じくらいの長さに調節します(突出長さ5mmくらい)
組付け
真空発生部を上の写真のように3分割します。
真空発生装置の下の部分には位置決め用の突起がありますので、モーターの穴の部分に合わせるようにしてネジ留め組付けをしていきます。
次にモーター軸に軸を偏芯させる為の部品を押し込んで組付け、
その部品に真空発生部からの軸を差し込んでネジ留め組付けをします。
試運転
仮配線をして試運転
モーターの音はとても静かです。
今までのものと比べればほとんど音がしないといえるレベルです。
問題の吸引力は・・・弱い、とても弱いです。
モータの回転数3000rpmでは能力不足のようです。
一応空気を吸ってはいるのでこのまま組付け、次の6400rpmのモーターが手元に届くまでこの状態で使用します。
次回(8月予定)モーター回転数を上げたものに変更予定
でも、よく見ると次に頼んである物はネジの取り付けピッチが違いそうなのと、位置決めの突起がハマる穴が無さそうです。(要検討)
まっ、物が来てから考えます。
以上、
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