もう結論をタイトルで書いてしまっているので、薀蓄話はどうでもいいから方法を知りたい!という方は目次の 2.ツバメの巣づくり対策の決定版 ビニールテープをぶら下げる方法 から、具体的なビニールテープの設置方法へ飛んでください。
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初めにおことわりしておきます。この記事は前置きの方が長く、本題の設置方法は簡単な説明です。
田植え時期の5月になると、毎年ツバメが物件探し(巣作りの場所選び)にやってきます。
風あたりが強くなく、しっかりした壁と、土台になる出っ張り(換気扇の出口の覆い)。
外壁からの距離2㍍以上(蛇や猫が近寄る要素が少ない)といった場所です。
ツバメさん目線で言ったら、これ以上良い場所はない。と言いきってしまって良い好条件の立地条件(物件)です。
でも、そこだけは巣を作ってほしくない場所なんです。
何故ならば、下に冷凍庫を設置している場所だから!
ツバメが巣作りする家は繁栄するとか商売繁盛になる(出入りが激しい/多い)と言われているので、他の場所であれば、巣作りをお願いしたいくらいの感じなんですが・・・
ちなみに、巣作りが終わって巣の中に卵や雛がいる状態で巣を撤去すると 鳥獣保護法の8条 等 に抵触し 1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
過去のツバメの子育て風景(画像)
2009年5月16日 AM7:02
新婚さん?
新居をかまえる為の場所の物件探しに来訪。
狙いは!風の影響をほとんど感じないバルコニー(ベランダの屋根が付いている場所)みたいです。
2009年5月16日 AM7:09
早速巣作りの為に泥の付いた藁?を運び込んで新居(巣)作りを開始。
冷凍庫の上に巣を作り、糞を落とされてはたまりません。
即日、100均ショップ(ダイソー)で鳥除けの道具を購入して設置。
同日 2009年5月16日 22:16(PM8:16)
スズメさんには鳥除けの大きな剣山みたいなものは大きな障害ではない様です。
二羽揃ってまったりとしていました。
なんなんだ、そのカメラ目線は。
新婚さんを見ていて ほほえましいって言えば微笑ましいんですが、その場所だけは巣を作らないで!
他の場所ならどこでも巣を作って良いから!
翌朝、二羽のツバメがいない時を見計らって、鳥除けの製品をT字型に設置。
21:21(PM9:21)
すでに巣作りを始めています。
この場所は、下に設置してある冷凍庫の扉の部分の真上です。
ここに巣を作られて、大量の糞を落とされてはたまらないので、鳥除けの樹脂製品は撤去。
この後も、キラキラする物(CD-Rのデータが壊れてしまった物)を近くにぶら下げて見たり、キラキラしたテープを近くにぶら下げて見たりしたのですが、ツバメ除けの役目は果たしませんでした。
参りました。m(_ _)m
降参です。
日にちが少し飛びます。
2009年6月21日 18:19(PM6:19)
ツバメの雛が大きな口を開けて、親鳥から餌をもらっている様子が観察できました。
冷凍庫の上に新聞紙を敷いてツバメの糞対策を行って、ツバメの子育てを見守ります。
2009年7月5日
換気扇カバーの上に大量の糞が・・・
雛が大きく成長して、ほとんど親鳥と同じくらいにまで大きく育っています。
翌々日 2009年7月7日 16:45(PM4:45)
子育て最後の写真です。
2009年7月8日早朝に、雛たちは元気に巣立っていきました。
写真が無いのが残念です。
ツバメの巣づくり対策の決定版 ビニールテープをぶら下げる方法
もう何の説明もいらないくらい簡単です。写真の通り。
つばめ対策は100均の製品で解決できます。
ビニールテープ(平たい、幅の広いひも)を30~40㎝の長さに切ってツバメが巣作りをしたがっている場所に吊るすだけです。
・ひもの長さは、ツバメが巣作りをしたい場所より少し長めにします。
・ひもの間隔は、ツバメが羽を広げた時に邪魔になる(羽にビニールテープがあたる)間隔です。
(10~20㎝ 間隔が狭いほど効果が上がります)
設置場所に応じて臨機応変で対応してください。
2020年5月に赤いビニールテープ(平たい、幅の広いひも)を設置してから12年間何もしないでツバメの巣作りを防止してくれました。
ビニールテープ(平たい、幅の広いひも)を屋根にセロハンテープで貼り付けるだけです
ツバメの巣作り対策は、適当な長さに切った ビニールテープ(平たい、幅の広いひも)を天井へセロハンテープで固定するだけです。
設置場所は壁から少し離れた位置(10㎝くらい?)の天井にビニールテープの端をセロハンテープで貼り付けます。
写真の右2か所の、セロハンテープのみ残っていてビニールテープが無い場所は、過去12年間の間に風でビニールテープが飛ばされてしまった跡です。
風当たりの弱い(ツバメが巣を作りたがる)場所は13年目の2023年5月現在もビニールテープがぶら下がって、ツバメの巣作りを防止してくれています。
天井板が有孔ボード(石膏ボード)の場合のビニールテープ設置方法:穴にビニールテープを差し込むだけです。
ビニールテープ設置から13年後2023年5月、有孔ボードに差し込んだビニールテープがいつの間にか抜け落ちてしまい、ツバメが泥を運び始めたので、泥を塗り付けて巣作りを始めた位置にビニールテープを再設置しました。
今年御来訪のツバメさん夫妻(つがい)は根性があります。
ビニールテープの間隔12㎝の場所に新たな泥が付いています。
今年は追加でもう一本ビニールテープを増設しました。
ビニールテープを適当な長さに切り取り、
片方の端を何重かに折り曲げて、割りばしの端で固定する様に持ちます。
ビニールテープの端を折り込んで割りばしを使って有孔ボードの穴に差し込み、割りばしを抜けば設置完了です。
ビニールテープの端が出ていて気になる場合は、先ほどの割りばしを使ってビニールテープの端を有孔ボードの穴の中に差し込みます。
ここまでやれば完璧です。
ビニールテープ増設後、当日~翌日まではツバメさん夫婦(つがい)はこの立地条件を諦めきれない様で、ホバリングして近くまで来ていたのですが、翌々日にはこの場所に巣を作る事を諦めて他の場所へ行ってしまったようです。
我が家の、他の換気扇の上に作ってくれれば良いのですが(幸運を運んでくれるという迷信を少し信じてみたいんです)、我が家の他の換気扇の上は風当たりが強すぎてお気に召さないのか?どこかへ行ってしまいました。
まとめ
ツバメの巣作り防止対策は幅広のビニールテープをツバメが羽を広げた時に邪魔になる間隔で取り付けるだけで解決します。
他の方法も試した結果、この方法が一番効果があり、しかも簡単です。
効果も設置後12年間(ビニールテープが抜け落ちるまで)はツバメが巣作りをしなかった実績があります。
(毎年、ツバメさんが下見には来ていました)
見た目の問題は・・・検討の余地があるかもしれません。
以上、
追記:2023年6月7日
いまだにツバメさんが立地条件の良い場所を探して近くまで飛んできます。
換気扇の外枠の1メートル近くまで何回か見に来て、あきらめてくれたようです。
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