冷凍庫の扉が閉まらない件を100均(ダイソー)のマグネット(磁石)を使って、追加工無し実質220円で簡単に修理完了です。
冷蔵庫の扉が閉まらない状態になった時も同じ方法で解決できるはずです。
冷凍庫(冷蔵庫)の扉にマグネットが付かないタイプの場合は こちら の記事をご覧ください。
ベランダに設置して10年くらい使っている、前開き冷凍庫の扉のマグネットゴムパッキンの吸着力が弱くなって来たのか?
扉が閉まりにくくなってきました。
扉を弱く閉めると隙間が開いたままになり、
扉を強く閉めると跳ね返って、同じように隙間が開いたままになってしまいます。
冷凍庫の扉がきちんと閉まっていない事件
扉を閉める時には手で扉を押してしっかりと閉まった事を確認しなければいけない状態です。
しかし、毎回扉がきちんと閉まっているか確認。 のつもりでも
確認を忘れてしまい扉が少し開いたままの状態で何時間も放置してしまう事があり、
中が霜だらけで大変な事になり、毎回霜取りに苦労するという状態でした。
(霜取りとかの面倒くさい仕事は なぜか おじさん(私)が担当という事になっています)
(霜取り用のヘラ/コテ?と、ドライヤーを使って一時間弱の作業です)
10年くらい使い続けている冷凍庫です。
家電品の省エネ対策も考えれば、そろそろ買い替えろっていう話になるとは思うのですが、扉の閉まり以外は問題無く使えている物です。
まだ使える物を廃棄して新しく買い替えるなんて事はもったいなくて出来ません。
扉の閉まり解決案
扉の閉まり解決案①
冷凍庫を少し後ろへ傾ければ自然に扉は閉まるのではないか?
前開きの扉が付いた冷凍庫です。単純に考えて、少し後ろへ傾ければ扉の自重で扉が閉まる筈です。
で、早速傾けてみました。
結果:1~2cm位傾けた(手前を1~2cm上げた)だけでは扉が閉まりません。
理由は多分磁力が弱くなったマグネットゴムパッキンの扉の根元側が当たって閉まらない状態ではないかと思います。
中途半端に弱いパッキンであれば根元部分を潰すか切断してしまえば良い様な気もしますが、この方法で対応すると扉を閉めた時の密閉性に問題が出てきます。
かといって、5cmや10cmも傾ける訳にもいきません。
結果:却下!
扉の閉まり解決案②
マグネットキャッチ取り付け追加工
マグネットキャッチを購入して冷凍庫の本体と扉に追加工して取り付ければ、現状の扉のマグネットゴムパッキン + マグネットキャッチ の力で、適当に扉を閉めてもきちんと扉が閉まる様になる。 (はずです)
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マグネットキャッチって調べてみるととても安い物が有ります。
しかし、磁力(吸着力)がどのくらいの物かは購入してみないとわかりません。
結果:保留
マグネットキャッチ(マグネット・磁石)を探しに100均(ダイソー)へ
近くの100均(ダイソー)へ行き、マグネットキャッチかマグネットキャッチの代わりになる物を探してうろうろした結果、購入してきた物がこちらの 超強力マグネット
磁束密度200ミリテスラ・直径16mm 2個入の物と
磁束密度240ミリテスラ・直径13mm 4個入の物 です。
磁束密度っていう数字が高いほど磁力が強そうですが、大きさも関係してくるような気がします。
どちらの方が良いのか決めかねて両方購入してきました。
後はこれをどう使うか?です。
頭の中の案では、
・L字金具、若しくは木片に磁石を取り付けて冷凍庫の本体と扉に取り付け。
(できれば 硬めのクッション材をL字金具とマグネットの間に挟んで磁石同士がぴったり合わさる様に遊び/余裕を持たせる)
・冷凍庫の本体と扉の隙間(元々付いているマグネットゴムパッキンより外側の隙間)に、うまい事この磁石を取り付けられないか?
の、2案がありました。
購入してきた超強力マグネットをパッケージのまま冷凍庫に着けるだけで問題解決
家に帰って ふと思いつき、超強力マグネットをパッケージのまま 冷凍庫の本体と扉を橋渡しする様に貼り付けて扉を開け閉めしてみると・・・
これ、このままいけるんじゃね?
取り付け方に少しコツが必要ですが、
超強力マグネットをパッケージのまま取り付けるだけで冷凍庫(冷蔵庫)の扉半開き状態の問題解消が出来ました。
超強力マグネット取り付け失敗例
適当に取り付けて、冷凍庫本体と扉に均等にマグネットを着けると失敗します。
冷凍庫本体と扉に均等にマグネットを着けて、軽く扉を閉めると・・・
超強力マグネットの力で扉が閉まりきらない状態で止まってしまいます。
扉を開けるとマグネットのパッケージが扉側について行ってしまったりもします。
超強力マグネット取り付け成功例
冷凍庫(冷蔵庫)の扉を閉めた状態で、扉側の磁石は 磁石の直径の1/3くらい扉の横部分に掛かる様に取り付けます。(我が家の冷凍庫の場合はこの位置が最良(ベスト)でした。)
この状態だと軽く扉を閉めただけでしっかりと扉が閉まってくれます。
又、強めに扉を閉めた時も、反動で少し跳ね返っても磁石の力で扉が吸い寄せられてピタッと閉まります。
(扉を閉める時の勢いが強すぎると隙間が出来る場合が有ります)
このマグネットを取り付けて3カ月くらい経つのですが、湿気のせい?か、台紙がいい感じに反り返って、台紙が邪魔にならず磁石がちゃんと効いている形になっています。
2種類の磁石を購入したのですが、どちらの方が磁力が強いのか?
磁束密度200ミリテスラ・直径16mm 2個入の物と
磁束密度240ミリテスラ・直径13mm 4個入の物 のどちらの方が吸着力が強いのか?
磁石を取り換えてみると、磁束密度240ミリテスラ・直径13mm 4個入の物 の方が吸着力が強そうです。
この記事を書きながら、ミリテスラってなんだ?
と思い調べてみました。
調べると難しい言葉や単位で色々書かれていますが、要約すると
磁石の単位面積あたりの磁束密度の量である。という事で、もっと簡単に言うと
磁石の面積当たりの強さ、という事みたいです。
磁石強さを計算してみました。ここは読み飛ばして頂いて結構です。
単純計算なので計算答えが間違っているかもしれません。
先ずは面積の計算 直径16mmの磁石1個と13mmの磁石2個の面積比は
直径16mm×1個の面積=半径×半径×π=8×8×π≒201.07㎟
直径13mm×2個の面積=半径×半径×π×2個=6.5×6.5×π×2≒265.46㎟
面積比 201.07:265.46 ≒ 1:1.32
磁石の力が同じだとしても直径13mmの磁石2個は、直径16mmの磁石1個の1.32倍の力があります。
次に面積と強さを掛けて計算してみます。(この計算で合っているのか不明ですが)
直径16mm×1個の場合 面積×磁束密度≒201.07㎟×200ミリテスラ≒40,214
直径13mm×2個の場合 面積×磁束密度≒265.46㎟×240ミリテスラ≒63,710.4
磁石の強さ比率 40,214:63,710.4 ≒ 1:1.58
直径13mmの磁石2個は、直径16mmの磁石1個の1.58倍の力がある事になります。
まとめ
前開きの冷蔵庫や冷凍庫のドアの磁石が弱くなって閉まらない(閉まりにくく隙間が開く)場合は100均(ダイソー)の超強力マグネットをパッケージのまま取り付けで簡単に解決できます。
ちなみに、今回修理?した冷凍庫は扉の高さ80cmの物で、
磁束密度240ミリテスラ・直径13mm 4個入の物 1セットでも充分修理対応できるのですが、
2セット購入したので念の為2セットをパッケージのまま取り付けしました。
扉を開ける時に多少力が多く必要ですが、適当に扉を閉めてもピタッと扉が閉まるので嬉しくなってしまい、取り付け位置が決まった時には何回も開け閉めして楽しんでいました。
大きな冷蔵庫や冷凍庫の場合は単純にマグネットの数を増やせば、扉が閉まっていなかった事件 の解決が出来そうです。
日立製の冷蔵庫等、扉部分に磁石が付かないタイプの場合は こちら の記事をご覧ください
以上、
コメント
最近は金額が安いことをコストパフォーマンスが良いと勘違いした人達がコスパコスパと喧しいですが、労せず結果を手にしたこれこそ最高のコスパ案件ですね。
手間こそ最大のコストですから。
ささき様 コメントありがとうございます。
>これこそ最高のコスパ案件ですね。
褒めて頂いてありがとうございます。おじさん(私)は褒められて伸びるタイプの子なんです。
今回は、俺って天才?って自分で自分を褒めてしまいました。(誰も褒めてくれる人がいない時は自分で自分を褒めています)
・・・褒められてうぬぼれるタイプ・・にはならないように気を付けます。