副題:トラクターのサイドミラーは公道を走る時に使うため(だけ)に付いているのでは無い!
昔の古いトラクターはサイドミラーが付いていなかったり、付いていても右側だけ付いているという物が多かったと思います。
⦅原付(原動機付自転車/50cc未満のバイク)並みの保安部品です⦆
実際、畑や田んぼで耕運作業を行う時には前を見て運転するだけでは、満遍なくうまく耕運する事布が出来ず、作業の半分の時間は体をひねって耕運ロータリーの位置を確認しながらの作業。という状態でした。
しかし、年号が令和の現在販売されているトラクターは 両側にサイドミラーが付いているトラクターが多くなっています。
昔からの作業の仕方が体にしみ込んでいる年代の人間は、つい体をひねって後ろを確認しながら耕運作業を行いがちです。
しかし、冷静に考えて見れば
前を向いて目標を定めて直進し、耕運幅の確認はサイドミラーを見て作業をした方が
・効率が良く
・真っ直ぐ耕運でき
・無理をして体をひねって後ろを確認する必要がありません。
トラクターのサイドミラーに補助ミラーを取り付けて、死角減少(安全確保)と作業の効率化を図る
ご近所さんのトラクターを何十年も借り続けて使っていたので、
おじさん(私)には、トラクター作業時には体をひねって後ろの耕運具合を確認しながら耕運作業をする。という方法が身に沁み込んでしまっていました。
しかし、中古で購入したキャビン付きトラクター様には左右にサイドミラーが装着されています。しかもかなり縦長のミラーです。
サイドミラーを出来るだけ下向きにしてみると、
サイドミラー下部に作業中のロータリー部分がぎりぎり映っています。
これならば、わざわざ体をひねって後ろを確認しなくても耕運状態の確認が出来ます。
しかし、左側のサイドミラーは少々問題ありです。
サイドミラーを一番下向きにしても、耕運時のロータリーの端が見えますが、
ロータリーの手前(先に耕運作業をした場所との境目が見えません)
ちなみに、おじさん(私)の身長は165cmくらいです。
もう少し身長の高い方ならば作業中のロータリーの前方迄見えるのかもしれません。
トラクターにも個体差が合って、たまたまこのトラクター様のミラーが下まで映せないだけかもしれません。
サイドミラーを取り付けてあるアームを無理やり曲げてやればサイドミラーが下まで映せるようになるはずです。
しかし、サイドミラーのアームは太い鉄の棒が車体に溶接されていて、腕力で何とかなる(角度を変える事が出来る)相手ではありません。
何か道具を使ってサイドミラーアームを無理やり曲げる事も考えたのですが、アームが曲がる前に溶接部分が外れてしまう可能性もあるので、この考えは却下。
サイドミラー本体の 取付アームとの取り付け部分を少し削って、サイドミラーが下を向くようにすることは可能ですが・・・
そういえば、昔 ハイラックス(輸出用のドアミラーに変更済み)に乗っていた時には、広角を映せる補助ミラーを貼り付けて快適に運転していました。
25年以上前の話なので当時どういう方法で入手したのか忘れてしまったのですが、
インターネットが発達した現在、欲しい物は直ぐに見つかります。
さっそく発注
・おじさん(私)は、Aliexpress(中国の通販サイト)で、2個セットで¥162 で購入しましたが、中国の通販サイトは 納期がかかる・使いたくない。
という方もいらっしゃると思いますので、日本で調達出来る物を紹介します。
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左右合わせて2セット 形状がわかりやすいように表裏を並べて写真を撮ってみました。
取扱説明書などという物は付いていませんが、見た通りの物なので組み合わせて好きな場所に貼り付けるだけです。
首振り部を組付けて、粘着テープを貼り付け
ミラー裏側の両面テープの台紙は切れ込みが入っていて、一番外側の台紙は貼り付けたまま使用するっぽいです。
一旦すべての台紙を剥がしてしまったのですが、外側の台紙を張り直しました。
たぶん、首振り機構を使わずに、車のドアミラーなどに広角ミラー本体のみ を取り付ける際には一番外側の台紙のみを取り外して貼り付けるのだと思います。
(35年位前の事なのでよく覚えていませんが、輸出仕様のドアミラーに交換した ハイラックス/トヨタのトラック/ピックアップ に広角補助ミラーを取り付けていた時には、角度調節無しでスマートな取り付けだった気がします)。
トラクターのサイドミラーに広角補助ミラーを取り付けた結果
良い感じです。
ロータリーの作業位置より前の部分(先に耕運した場所)が、補助ミラーに映っています。
後ろを振り返らなくても、先に耕運した部分の端の部分を確認できます。
余談ですが、上の写真の耕運状態ではギリギリを攻めすぎです。
たぶん5cmくらいの幅で残耕部分(耕せていない部分)が出来てしまっています。
耕運作業は先に耕運した土が盛り上がっている部分と5~10cmくらいは重ねて耕運するべきです。
(自走式草刈機の場合も同じで草を刈った部分と少し重ねて草刈りをするべきです)
右側のサイドミラーはこんな感じです。
元のサイドミラーで確認した方が大きく見えて作業がしやすいのですが、補助ミラーを取り付けた事によって、
更に手前まで確認できるようになりました。
広角補助ミラーの拡大写真です。
良い感じに右下を映し出してくれています。
これで、今後の耕運作業は、今までより苦労が少なく(体をひねって後ろを確認する必要もなく)今までよりも上手に真っ直ぐに耕運できることになるでしょう。
代かき時にドライブハローを取り付けた場合、ロータリーの幅が変わってしまうのですが、この広角補助ミラーは角度を簡単に変えられるので、見えやすい角度に調整して利用できます。
しばらく耕運作業をした後の感想
広角補助ミラーを取り付けた時には、これでばっちり!と思ったのですが、
実際に作業を続けてみると、サイドミラーで耕運幅を確認する際にミラーの下と上の広角補助ミラーを見るのですが、視線の移動距離が長いのが気になります。
広角補助ミラーを取り付ける場所はサイドミラーの外側・元のミラーの縦方向の中心当りに取り付けた方が作業が楽になりそうです。
しかし、この広角補助ミラーの貼り付け用両面テープ(3M製)は、粘着力が強力で簡単には剥がせそうにありません。
仕方が無いので、作業を続ける中で自分が慣れていく事を期待してこのままの取り付けで良しとします。
これから、広角補助ミラーを購入して試してみる方は、広角補助ミラーをいきなりサイドミラーに貼り付けず、広角補助ミラーの土台部分をセロハンテープ(セロファンテープ)か何かで仮固定して作業を行い、
どの位置に広角補助ミラーを取り付けるのが自分にとって見やすい位置なのか?を確認してから両面テープで本固定する事をお勧めします。
サイドミラー外側下部は、ドライブハロー等の幅が広い作業機を取り付けた際に本来のサイドミラーの視野を補助ミラーが邪魔してしまう可能性があります。
ちなみに、同じものをもう1セット購入済みなので軽トラックのドアミラーに貼り付け予定。
クラウン・ステーションワゴンにはもう少し見た目(外観)が良いメッキの枠付きの物を取り付け予定です。
以上、
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