築十数年の我が家
いろいろな所に小さな不具合が発生してきています。
室内開き戸の戸当たり
扉を閉めた時に当たる部分が外れてしまい、何度も接着剤の種類を変えて貼り付けて見たのですが、未解決のままでした。
今回は最終手段として、ネジ止めを行いました。
ナショナルのドアの不具合内容
正式名称は何というのか分かりませんが、ドアを閉めた時に当たる部分の縦の部品が外れてしまいます。
名称を調べました。 戸当り と呼ぶようです。
同じ形のドアが他の場所にもあるのですが、他のドアの戸当りは何の問題も無くしっかりと固定されています。
接着剤も
- 万能型
- 木材用
- 瞬間接着剤 他色々試してみましたが、すぐに外れてしまいます。
扉の上部は横方向の戸当りでかろうじてはまっていますが、下はドアの開け閉めの振動(小さな衝撃)で、すぐに外れてしまいます。
過去に何回も修理に挑戦した接着剤が柱にしっかりとついています。
接着剤と戸当たりの材質の相性が合わずに接着出来なかったようです。
戸当り(ドアストッパー)の修理・最終手段でねじ止めします
修理用に用意した物
- プラスドライバー
- ドリルセット(今回新規購入しました)
- ノギス(我が家の通称:400円(デジタル)ノギス)
- 電動ドライバー
- コースレッド(木ネジ)長さ25mmと32mm
ねじ止めは確実に固定出来る方法なのですがネジでの頭が見えてしまう為、今まで対応しないで 見た目の良い 接着剤で固定出来ないかでいろいろ試してきました。
接着剤の限界を感じたので(良い接着剤に巡り合えなかったので)ネジが見えてもしょうがないという結論に至りました。
でも、ネジの頭が飛び出しているのは気に入らないので、皿もみをしてツライチ(面が合っている)状態にする計画です。
戸当り(ドアストッパー)固定用ネジ下穴開け準備
先ずは使用するネジサイズの選定から
戸当りの厚さは18.1mmです。
家に有ったコースレッド(木ネジ)の中から長さ25mmと32mmを用意していたのですが、長さ25mmで充分対応できそうです。
ネジの谷径は2.8mm
下穴は少し小さめの2.5mmで開ける事にします。
電気ドリルに2.5mmのドリルをしっかりとセット
この時、ドリル先端から25mmは どのあたりになるのか確認しておきます。
戸当りをしっかりとはめ込みます。
上端がかろうじてはまっている戸当りを溝にしっかりとはめ込みます。
手で押し込んでも少し隙間があります。
ゴムハンマーで叩き込めばよいのですが、手元に有る物で代用します。
スリッパでしっかりと戸当りを叩き込んでやりました。
何とかとハサミは使いよう ってやつです。
スリッパは充分道具として働いてくれました。
戸当り(ドアストッパー)固定用ネジ下穴開け
電動ドリルのトルク(回転力)は弱めで5の目盛で穴あけです。
大体この位で25mmの下穴が開いている筈です。
上・中・下とその中間の計5か所に下穴をあけました。
ネジの頭が飛び出さない様に皿もみ後ネジで固定
ネジの頭の径は8.2mmです。
おじさんの経験上、
安い(精度の悪い)ドリルを使って手作業で穴をあけると、穴がおむすび型🍙になるかドリル径より少し大きい穴が開く事になっています。
ここは一旦8mmのドリル先端で皿もみをしてみます。
電動ドリルのトルクは目盛5のままで8mmのドリル先端の方の部分まで穴あけ予定、
表面の薄い部分は直ぐに穴が開き、少し空間を置いて戸当り内部の2番目の壁?にドリルが当たった時点でドリルの回転が止まりました。
戸当り内部の2番目に壁に大きなバリが出来た状態です。
2番目の板?にドリルの先端が引っ掛かった時点で切削抵抗が大きくなり、回転が止まったようです。
トルクを小さい値にセットしてあったのでここで止まってくれたのですが、強いトルクで穴あけをしていたら、次の壁も貫通してしまう所でした。
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皿もみの径が小さかったようでネジの頭がきっちりとははまっていませんが固定はしっかりと出来ました。
近くで見るとほんの少しネジの頭が飛び出しています。
この位の飛び出しであれば何かが引っ掛かる事も無く問題無い、といえば問題ないのですが、
ちょっと気に入らない。
8.5mmのドリルでほんの少し穴径を広げるつもりが・・・
やっちまいました。
奥まで8.5mmの穴が貫通です。
戸当たりの奥の部分は残っているのでねじ止めは出来たのですが、見栄えが悪い!
目立たない部分(一番下の部分)で失敗したので他の部分は深追いしすぎない様に加工する事にします。
私(おじさん)のブログの記事を見て下さっている方は、「この人は器用な人だからいろいろうまく対応出来るんだ」と言う嬉しい誤解をして頂けているかもしれませんが、
実際は数々の失敗を繰り返して多くの犠牲を出し、学習しています。
今回の一番下のねじ止め失敗は尊い犠牲として受け止め、あと4か所の部分は慎重にねじ止めします。
8.5mmのネジを使い、トルクはもっと緩めて目盛3で皿もみ。
奥の部材にバリが出た時点で皿もみ中止、
ねじ止めします。
一番下のネジを止めた時とほぼ同じ感じで止まっています。
8.5mmのネジを使っても結果は同じでした。
見た感じでは皿もみの径は7.5mm位しかないように思えます。
今更ネジを外して穴径を測り直す気にはなれませんが、
作業が終わってから気が付いた(思い出した)のですが、ドリルの先端角は大体118度か120度と決まっています。
奥行きの少ない(深さが浅い)所へ広い皿もみをしようとした場合、ある程度以上は何ミリのネジを使っても先端の角度が同じであれば結果は同じになります。
今回の場合、10mmのネジを使っても同じ結果になったと思います。
この場所綺麗にツライチ(段差無し)にする為には他の方法が必要になりそうです。
例えばやすりで削り取るとか・・・
ナショナル(パナソニック)の室内扉の修理完了
遠くから見れば分からない程度には綺麗に修理完了
一番下のネジ止め位置は遠目にも失敗したことが解ってしまいます。
この後穴の位置までネジを少し緩めてネジの頭を戸当りの面と合わせました。
ここは戸当り内部の壁に8.5mmの穴が開いてしまっている為、しっかりとはネジは効いていませんが、他の4か所のネジがしっかりと止まっているので見た目重視でこの状態で良しとします。
ここをさらに改良するのであれば、100均ショップの発泡ウレタン耳栓か何かで穴を埋めてねじ止めすればしっかりと固定出来ると思います。
修理は以上、終了
ついでに今回新規購入したドリルのレビュー
1.5~6.0mmのドリルセット(六角シャンク)は持っていたのですが、8mmや8.5mmのドリルを持っていなかったので、今回ドリルセットを新規購入しました。
E-Value 鉄工用ドリルセット チタンコーティング 丸軸 21本組 ETD-21S-T
ドリル径1.0~10.0mmまで0.5mm刻みでケース入り合計21本のセット品です。
2022年3月4日現在の価格¥1,529(AMAZON価格)です。
あまり意味のない計算をしますと、21本組のセットでこの価格だという事は
¥1,529÷21本≒72.8円 ケース無しで単純計算してもドリル1本¥73円です。
信用できる国産メーカーのシンニング付きドリル・コーテイング無しの8mmと8.5mmを1本ずつ買うより、ケース付き21本セットの物の方が安いという・・・恐るべし MADE IN CHINA
価格破壊の恩恵にあずかります。
前日の夕方Amazonでポチって、翌日の昼頃には物が届きました。
価格の割にはしっかりした物が届きました。
ケースもプラスチックでは無く、金属製の物です。(ブリキ製?に樹脂の窓付き)
ケース上部にポッチ凸が有るので、取っ手を上に持ち上げながら蓋を開けます。
当たり前ですが、ちゃんと自立します。
しかもドリルの向こう側のケース部分は少し後ろへ倒れた位置で止まり、ドリルを取り出す時に邪魔にならない様になっています。
先端部分を見るとシンニング加工がされています。
*シンニングとは
切れ刃ではない部分を削り取る事によって先端中心近くまで切れ刃を作る加工です。
(意味は解らなくても)
要は 穴が開けやすく、切粉のはけも良くなる加工です。
価格から想像していた物より遥かに良い物が手に入りました。
耐久性については不明ですが、見た目はしっかりとしたものです。
仕事に使うような方には向いているか分かりませんが、日曜大工(DIY)でたまに使うくらいであればこのセットが1つあれば十分だと思います。
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以上、
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