手押し式芝刈り機の刃を研磨するには、リール刃を逆回転させる必要があります。
ただし、専用のラッピングハンドルが手元にないと
「どうやって逆回転させるの?」
「ハンドルなしでもできる?」
と悩む方も多いと思います。
この記事では、ラッピングハンドルを使わずにリール刃を逆回転させる方法を、実際の写真付きでわかりやすく解説します。
※この方法はメーカー非推奨の裏ワザ的手法です。作業は自己責任で行ってください。
今回紹介する方法でも対応できますが、
芝刈り機を長く大切に使いたい場合は、専用工具の使用が最も確実です。
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芝刈り機をきちんと手入れして ずっと使い続けたい場合は専用のハンドルを使用することをお勧めします。
(専用のと書きましたが、汎用性はあります)
実際の刃研ぎ手順を詳しく知りたい方は、こちらの記事で写真付きで解説しています。
ラッピングハンドルなしでも逆回転はできる?
結論から言うと、ラッピングハンドルがなくても逆回転は可能です。
ただし、通常の方法とは異なり、芝刈り機の内部構造(ピニオンギア)の向きを変更する必要があります。
少し手間はかかりますが、一度やり方を覚えれば5分程度で準備できます。
この方法の注意点(必ず読んでください)
「やっぱり専用工具を使いたい」という方は、こちら
この方法は便利ですが、いくつか注意点があります。
- メーカーが推奨している方法ではありません。
- 組み替えを誤るとギア破損の可能性があります。
- 作業中にEリングが飛ぶなどケガのリスクがあります。
安全に作業するためにも、手袋や保護メガネの着用や部品の紛失防止に注意してください。
長く使う場合や不安がある場合は、専用のラッピングハンドルの使用をおすすめします。
ハンドルを使わずにリール刃を逆回転させる方法
ここからは、実際にリール刃を逆回転させるための手順を解説します。
写真を見ながら順番に作業すれば、難しい作業ではありません。
手押し式芝刈り機は前進時にリール刃が回転し、後退時は刃が回らない様になっています。
これを逆に後退時にリール刃が逆転する様に部品を組み替えます。
ここではキンボシ(ゴールデンスター)の手押し式芝刈り機の写真を使って説明します。
メーカーによって車輪の取り外し方法やキーの形が違いますが、多くのメーカーの物でこの方法で刃の逆回転ができます。
手順1 本体を裏返し、ホイールキャップを外す

本体を固定させ、ホイールキャップを取り外します。
ホイールキャップはマイナスドライバー等でこじ上げて外します。
写真の物はセンターキャップ(ホイールの中心部分のみキャップが付いている)ですが、
片面全体が大きなカバーになっているタイプの物もあります。
手順2 車軸のEリングを取り外し、車輪を外す

ホイール軸にはめ込んであるEリングを、マイナスドライバー等を使い 取り外します。
この時Eリングが飛び出る可能性がありますので、指やウエス(布)で軽く押さえて作業します。
Eリングを外した後車輪を引き抜きます。
手順3 リール刃の軸にはまっているピニオンギアを取り外す

写真の右側の軸がホイール(車輪)の軸
写真の右側の白い部品がある方がリール刃の軸です。
リール刃の軸に付いている白い部品(ピニオンギア)を引き抜きます。
手順4 ピニオンキーを抜き取り逆向きに取り付け・ピニオンギアの左右入れ替え

リール刃の軸にはまっているピニオンキーを一旦抜き取り、端面の斜めになっている方向が逆になる様に取り付けます。

同じように両側の車輪を外し、左右のピニオンギアを入れ替えます。
構造や調整について詳しく知りたい方は、こちらも参考になります。
手順5 元通りにピニオンギア、車輪、Eリングを組付ける
ピニオンキーの向きを変え左右のピニオンギアを入れ替えた後、
ピニオンギア、車輪、Eリングを元通りに組付けます。

Eリングをはめるときは
車軸の溝にEリングを合わせ、ペンチ等で車軸とEリングを挟んではめ込みます。
参考
片側の車輪だけピニオンキーの向きを逆にすると(ピニオンギアを入れ替えず)
後退時はリール刃が芝を刈る方向に回り
後進時はリール刃が逆転します。
*但し、前進時も後退時も片方のタイヤしか刃を回す原動力にはなりません。
ピニオンギアの破損を防ぐ為に、面倒でも両側のピニオンキーの向き変換・左右のピニオンギアの入れ替えをお勧めします。
手順6 準備完了、リール刃に研磨剤を塗り逆向きに押して進む
作業手順をもう一度最初から確認したい方は、下の画像からどうぞ。

両側のピニオンキーの向きを変えピニオンギアを入れ替えた状態では
前に進んでも刃は回転せず
バックすると刃が逆回転します。
バックする形だと車輪がうまく回らない可能性があります。
(車輪を上から押しつける力が掛かりません)
ハンドルを前方に倒し、逆向きに進行するとうまい具合に刃が逆回転します。
(車輪を地面に押し付ける力が掛かります)
この状態でリール刃を逆回転させて研磨を行う事が出来ます
リール刃の研磨が終了した後
芝刈りが出来る様に刃の回転向きを元通りに戻します。
ピニオンキーの向きを元通りに戻し
ピニオンギアを入れ替えて元通りにして
組付けて完了です。
逆回転がスムーズにできない場合は、軽く押し付ける力を意識すると安定します。
刃の切れ味が悪い場合は、こちらの記事で詳しく解説しています。
刃の当たり調整が必要な場合はこちら
余談 おじさんはDIY(自作)で作った 専用の治具(アダプター)を取り付け、電動ドライバーを使って研磨しています。
家に有った端材を使って
手押し式芝刈り機のリール刃の研磨専用の治具(アダプター)をDIYで作りました。

パイプの端面に六角ボルトを、回り止め加工を施して組付け

リール軸に取り付ける側はピニオンキーがハマる溝を削り、キーの抜け止めの為に養生テープを緩く巻き付けました。
まとめ
ラッピングハンドルがなくても、ピニオンギアの向きを変更することでリール刃を逆回転させることができます。
ただし、この方法はあくまで応急的な手段のため、長く使う場合は専用工具の使用がおすすめです。
安全に注意しながら、正しくメンテナンスを行いましょう。
今回の方法で逆回転の準備ができたら、次は実際の研磨作業です。
芝刈り機のメンテナンスをしっかり行いたい方は、こちらの記事もおすすめです。
以上、




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