普段あまり使わない物や、資源ごみの一時置き場として、小屋を作ってあったのですが、5年前くらい前に 強風で屋根のトタンが剝がれかかってしまったのを機に、耐水コンパネ(塗装コンクリート型枠用合板)と木製パレットを使って小屋を作り直しました。
以前作った物はベニヤ板の箱に屋根を付けただけの物だった為、雨に弱く壁が剥がれかかっていました。
今回作り直したものはコンパネ(塗装コンクリート型枠用合板)の強度を利用した簡易パネル構造の様な作りです。
化粧コンパネ(塗装コンパネ)は通販で買うよりはホームセンターで購入して軽トラックを借りて運んだ方が送料分安く入手出来そうな気がします。でも、通販で買えば家まで持ってきてくれるんで楽なんですよね。
作ってから5年以上経っているので大分色あせてしまいましたが、作った当時は縁の木材を茶色に塗ってあり、黄色と茶色の綺麗なコントラストで結構格好良く出来たと自負(自己満足)していました。
過去に作った物なので製作途中の写真が無いのですが、出来るだけ解りやすく説明します。
基礎部分はコンクリートブロックの上に木製パレットを敷いて使用
基礎部分は四隅と中心にコンクリートブロックを置き、コンクリートブロックの上に木製パレットを床材として置いて使用しました。
コンクリートブロックでかさ上げして、木製パレットの腐食を防ぎ 床は木製パレットのまま使用しているので通気性は抜群で、湿気がこもるようなことは有りません。
但し、小さな物は木製パレットの隙間から下へ落ちてしまいます。
床の木製パレットとコンパネ(塗装コンクリート型枠用合板)の寸法のどちらに合わせて小屋を作るか?
ここで使っている木製パレットの寸法は1,000mm×1,000mmです。
対して、コンパネの規格寸法は 900mm×1,800mmです。
1,000mm×1,000mmの木製パレットの上に900mm×900mmの小屋を作っても良いのですが、見た目と耐水性(小屋内への水の侵入)を考えると
- 木製パレットを900mm×900mmに作り直すか
- 耐水コンパネを繋ぎ合わせて1,000mm×1,000mmの小屋にするか の2択になります。
どちらにしても多少の苦労はしなくてはいけないので、大きいサイズで仕上がる方法を選びコンパネを繋ぎ合わせて作る方法としました。
購入部品
- 耐水コンパネ(塗装コンクリート型枠用合板)900mm×1,800mm×12mm 5枚
- 木の角材(45mm×45mm×2,000mm?)長さは4m位の物を買ってきて切って使ったような気がします。(近くのホームセンターで一番安い方法を考えて購入しました)
- 屋根用トタン板・傘釘は今まで使っていた物を流用しました。
こちらの柱代わりの木材も通販よりホームセンターで購入した方が安いようです。
近くのホームセンターで確認した所、45x45x4000mm 一本数百円で販売されていました。
(木材の種類は確認し忘れました)
4メートルの長さの物を安全に運ぶ方法が有る方はホームセンターでの購入をお勧めします。
耐水コンパネ(塗装コンクリート型枠用合板)の切り出し・接続
横面は見栄えを良くする為に幅1,012mm(パレットの幅1,000mm+コンパネの厚さ12mm/奥の壁)×2枚
横からは土台の木製パレットが見えないようにしました。
(雨水対策で、木製パレットが腐らない様に 雨水が当たらない様にしました。)
奥の壁はパレットの幅と同じ1,000mm 1枚
正面の扉部分は900mmの幅を半分に切って両開きの扉としました。
耐水コンパネの切断
切断部分の寸法を計算して印をつけ、他のコンパネを直線定規代わりに使って線を引き
切断は丸ノコを使用して一気に切断、
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①耐水コンパネの接続
幅900mmのコンパネを使用したので横と奥の壁はコンパネ2枚を繋いで使用します。
計算した寸法に切り出したコンパネの下部(木製パレットの厚さ寸法分上へ)横方向に木の角材で固定接続。
この時、角に建てる柱の寸法45mmを考えて、余裕を見て端から各々50mmくらい内側で固定します。
高さの中心付近にも同じように横方向へ木の角材で2枚のコンパネを接続固定します。
屋根の傾斜部分切断
屋根の傾斜は何度という計算はしていません。
今まで使っていたトタン波板を再利用するので前後の飛び出し長さを決めて、
トタン波板の長さ マイナス 前後の飛び出し長さ=傾斜の長さとして適当に決めました。
横壁の前側上部から後ろ側端面の間が先ほど決めた傾斜の長さになる部分を測って印付け
左右の壁の傾斜が同じになるように、2枚の壁を重ねて丸ノコで一気に切断です。
②柱の取り付け → 簡易パネル工法の為、先に壁に柱を取り付けます。
通常こういう形の物を作る場合は
在来工法で 柱を立て・横の梁を取り付け・屋根の傾斜の骨組みを組んでから、壁を取り付けるという方法をとるのが一般的だと思うのですが、
一人でこの作業を行い、水平出し・垂直出しを行うのは結構面倒くさい作業になります。
今回はコンパネの直角度・垂直度?を信用して簡易パネル工法で組付けます。
側面の板の両端に柱となる45mm角の木材を取り付け、
側面に取り付けた柱の上部は傾斜に合わせて切り落とします。
下側は、パレットの厚さ分柱を付けずに空けておきます。
この段階で、両側の壁(柱付き)と、奥の壁までは出来あがり。
一気に三面 組み込み・取り付け
側面2枚と奥の壁が簡易パネル工法の部材として出来上がっているので一気に三面を組み立てます。
この作業時に助手がいると作業が楽なのですが、私の場合は一人で作業しました。
パネルと、接続するための柱はあらかじめ取り付けて有る為、ひとりで作業も可能です。
先ずは側板と背面の取り付け
木製パレットの端上に、あらかじめ取り付けておいた下の横棒を引っ掛けて 側面と背面の板を組み合わせて、上部をクランプで仮止め。
側面の端と背面の端が隙間なく取り付けられるように注意してコースレッド(木ネジ)で止めていきます。
この時、底板になる木製パレットへも外側からコースレッド(木ネジ)で取り付けます。
(最後に水平・垂直を調整する為には、この作業は最後にした方が良かったかもしれません)
これで そこそこしっかりと2つの壁の取り付けが出来ましたので、反対側の側面も同じように取り付けます。
小屋前面上部を板で仮止め
前面がグラグラしている状態なので、扉を取り付ける前に前面上部に横板を仮止めしてぐらつきを押さえます。
コンパネ小屋の扉の取り付け
扉部分は、幅900mmのコンパネを縦半分に切って両開きのドアを取り付けます。
パレットの幅 1,000mm 両側の柱の太さ45mm コンパネの幅が900mm
1,000-45-45-900=10
10ミリ寸法がが開いてしまいます。
壁と柱の間に10mm厚さの板を挟み込んで寸法調整。
これで寸法はピッタリ?になります。
実際は、コンパネを縦に切った時の鋸刃の厚さ分の隙間が出来ます。
扉の取り付け時前に扉が奥へ倒れない様に上部・下部ともにストッパー(戸当り)の板を取り付けます。
上部は2枚上の写真(横板仮止め部に2枚の板を取り付けてあります。)
扉下部のストッパー(戸当り)はコンパネの厚さ12mm分 奥に取り付けます。
奥行きのストッパー(戸当り)と横の柱に片方ずつ扉を当てつけて丁番で扉を取り付けます。
この時、扉の下に隙間を作り、扉の開閉時に木製パレットと干渉しない様に薄い板を挟んで高さ調節(隙間を作る)をして取り付けました。
扉の留め金具 ステンレスラッチで扉の開け閉めをしています。
貴重品を入れているわけではないのでこれで充分です。
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コンパネ小屋 屋根の取り付け
屋根の下地材取り付け
屋根を取り付ける為に、柱の前後にかけて板をねじ止めします。(側面両側)
側面の板は2枚接続です。中央付近と下部は角材で固定してあるのですが、上部は端材で固定しました。
波板取り付け用の横方向の板取り付けと、小屋の傾き修正
形としてはほぼ出来上がりです。
ここで、小屋全体の傾きを修正しながら
- 必要に応じて、扉上部のストッパー(戸当り)兼用板の調整(付け直し)
- 壁下部の45mm木材を木製パレットに上からネジ止め
- 天井横板の取り付け を行います。
天井横板の間隔は35~40cm(適当)です。
波板取り付け
波板の取り付けは一番安価な傘釘止めにしました。
一度剥がれかかった波板を再利用している為多少歪みがありますが、実用には問題無しと判断して少し修正してそのまま取り付けです。
風であおられて波板がバタつくのを防ぐ為、波板の前後の飛び出しは固定板から1cm位にしました。
小屋の組み立て完了 のっぺりとした感じなので化粧をしてみました。
小屋としては出来あがりなのですが、何となく のっぺりとした印象なので少し手を加えて見栄え良くしました。
道路から見える左側面の壁に縁取りと中間に横棒を取り付けてみました。
取り付けた当時は濃い茶色に塗ってあったので見栄えがしたのですが、色褪せてしまっています。
暖かい時期になったら縁だけでも防腐剤か何かで色を塗り直したいと思います。
縦の板は単なる飾りの役割しかありませんが、上・中・下の板は側面の2枚の板の繋ぎ合わせの補強も兼ねています。
LACOSTEのロゴは、リサイクルショップで買ったタオルかシーツの中箱のフィルムを剥がして、ステンシルの型紙として黒いスプレーで塗ってみました。
ちょっとした遊び心でやってみたのですが、ワンポイントのアクセントとして気に入ってます。
使用状態と今後の予定
この小屋は資源ごみ
- プラスチックごみ
- ガラスの空き瓶
- 鉄缶
- アルミ缶
等の資源ごみの一時置き場として使用しています。
他にも普段使わない、単管パイプ小屋を作った時の補修部材(アジャスターや延長ジョイント、直交クランプの予備品)や、芝生の目土用の砂などを置いています。
過去に作った、この小屋を改めて写真に撮ってみると、木が縮んで隙間が大きくなっていたり、トタン屋根の取り付けの傘釘が抜けかかっていたり、色褪せて見栄えがあまり良くない事に気づきました。
今後手入れをする予定です。
以上、
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