パナソニックの扉がまた傾いて引っ掛かるようになってしまいました。
1年半前に調整した扉です。
他の場所の同じ形の扉は何ともないのに、なぜこの片開きの扉だけが傾くのでしょうか?
前回の調整後の固定方法に何か不備があったのか?とも考え、丁番での調整をしてみますが、今回は直りません。
ナショナル(現:パナソニック)の片開き扉本体が壊れた!
片開ドアの上の部分がヒンジ(丁番)から離れた方向へ倒れて傾いています。
扉を片手で押さえながら、調整ネジを丁番側へ廻せるだけ回しても調整が出来ません。
なぜだ! わからん!
・
・
一旦落ち着こう。
・
少し離れて扉全体を見てみると・・・
扉が壊れて、剥がれている?
(この部分は普通の使い方で壊れる場所ではないはずですが・・・)
丁番がどうのこうの の問題では無く扉自体が壊れてしまったようです。
おかしな隙間が有ります。
これを直す為にはたぶん、
・扉を開け放しの状態で固定して
・とびらのはがれた部分に木工用ボンドかコーキング材を塗布して
・Fクランプか何かで固定して数日間触らないようにする 必要があるのではないか?
という思い込みで、
(この寒い時期に扉を開けはなしにはできないので)
暖かくなるまではこのまま様子見する事にしたのですが、
そっと扉の開け閉めをしていたのですが、日を増すごとに扉の傾きが酷くなっていきます。
ここは、寒いから修理は先延ばし~ という以前に、しっかりと直す必要がありそうです。
ナショナル(現:パナソニック)の片開き扉は簡単に取り外せます。
壊れた部分の確認のためには、小さな脚立か何かを持ってきて上から見なければいけないと思い込み、修理に着手していなかったのですが、
ナショナル(現:パナソニック)の片開き扉
簡単に取り外せます。
ナショナル(現:パナソニック)の片開き扉の丁番部分は、扉を上から差し込む形で組み立てられています。
扉を持ち上げれてみると簡単に取り外す事が出来ました。
(上の写真では、丁番の芯の軸が上に飛び出してしまっていますが、この部分は手で押し込む事で簡単に直せました)
ゴムハンマーひとつでお手軽修理完了
扉を外してみると、扉の表面がはがれたのではなく、扉の組みつけが緩くてゆるんで外れてしまっただけのようです。
この部分は手で押さえ込むだけで簡単にはめ込む事が出来ました。
はめ込む事が出来たのは良いのですが、その後は組み付いた部分を動かす事が出来ません。
後先を考えずに手で押し込んでしまった事で、事を面倒くさくしてしまっている気がします。
写真でわかる通り、扉の端の丁番が付く部分と、扉の中心の板の高さがだいぶ ずれています。
後から考えると、この部分は一旦外してしまって、接着剤を塗布してから正確な 位置・高さ に組付けるべきだったような気がしています。
(中途半端に)手の力では外せない程度にはがっつりとはまり込んでいますので、今後もそう簡単には外れないだろう。という希望的観測により、接着剤できちんと直す事は今回はしません。
この組み込みの段差は、
ゴムハンマーで叩いて、無理やり位置修正を行いました。
まだ隙間が有るようにも見えますが、扉の中心の板の凸部の頭はしっかりと相手の部品に当たっていますので、この状態で修理が出来たと判断します。
この後、丁番をはめ込んで、戸の当たり具合を丁番部分で再調整して修理完了です。
中間まとめ?(修理の反省点)
ナショナル(現:パナソニック)の片開き扉は、(万が一壊れてしまっても)素人の力技で簡単に直す事が出来ます。
要は、如何に、元通りにはめ込むかの問題だけです。
今回の反省点①
後先を考えずに、手で押し込んでしまうのではなく、どの部分がどれだけずれてしまっているのか?よく観察して修理を進めるべきでした。
今回は結果オーライで扉の修理が上手くいきましたが、いつまで持つものやら・・・・・
1週間後には同じ状態になってしまいました。コーキング材で接着します。
結果オーライで修理が終わったつもりでいたのですが、やはり、きちんと接着してあげないといけないようです。
1週間~10日後には、最初の写真と同じ状態でドアが傾いて引っ掛かってしまうようになってしまいました。
中途半端にはまっているドアの分解方法
中途半端にはまっているドアは、手の力で引っ張っても外れません。
ドアが壁に取り付いている状態で、ドアの端にぶら下がるように力を入れてドアの分解開始。
写真では片手でぶら下がっていますが、実際は体重約65㎏のおじさんが両手でドアを押し下げています。
ドアの丁番部分が正規の場所に取り付いた状態で力を入れても上部数センチがはがれるだけです。
どうやれば、このドアを分解できるのか考えます・・・❕
ドア全体を少し持ち上げて、ドアの取り付け部付近の下に木の板を挟み込んで、
先ほどと同じようにドアの端を押し下げます。
下に挟み込む板の厚さを変えながら、試行錯誤の結果
うまい具合にドアの接合部が半分以上外れました。
ここまでこれば、後は力技で引っ張ればドアの分解が出来ます。
ドアの下に挟み込む板が厚すぎると、ドアの丁番部分が外れてしまい、
ドアの下に挟み込む板が薄すぎると、ドアが分解出来ません。
我が家の、このドアの場合、15mmの厚さの板が丁度良い治具(物を作ったりするときの専用部品)代わりになりました。
ドアを分解出来た写真です。
このドアの外れてしまう部分に接着剤になる物を塗って再度はめ込む作戦です。
外したドアを横倒しにして接着面を見ると、接着剤(だった物)が貼り付いています。
接着剤(だった物)のかたまりを、気持ちの問題で、スクレーパーで剥がしてみました。
上の作業後、ドアの丁番が付いている方を見てみると・・・・・
溝の中に接着剤(だった物)の残骸が残っていました。
この接着剤を剥がす為には溝の幅より狭いスクレーパーを用意するか?
根性と気合で、手元にあるマイナスドライバーなどで剥がす必要があります。
すこし剥がし始めて見たのですが、この作業はとても大変です。
ここは、おじさん(私)の得意技:忍法・現実逃避 を発動させて、見なかったことにします。
古い接着剤の事は横へ追いやり、接着方法を考えます。
高さ約2㍍の重い板を支えるだけの強度と分量の有る接着剤が必要になります。
近くの100均ショップで木工用ボンドを何個か買ってくるか?・・・
ドアの貼り付け修理工程
我が家には何年も前に封を切って使い続けているシリコンシーラントの残りがまだあります。
ここは、家にあるシリコンシーラントを使用する事とします。
シリコンシーラントは、全面に塗ると、簡単には剥がす事の出来ない強度で貼り付けが出来ます。
厚めに適当にシリコンシーラントをドアの はめ込み部に塗り付けます。
多すぎる分は、溝の横の部分に入り込んでくれると予想しての施工です。
ドアの上下端はシリコンシーラントがはみ出ないように少し開けておきました。
ドアの丁番が付いている側を壁から外し、シリコンシーラントを盛りつけた部分にはめ込み、
ゴムハンマーで叩いて位置合わせをした状態です。
・・・・・
少し隙間が開いているように見えますが、ゴムハンマーで叩いてもこれ以上深くにはハマり込みません。
中途半端に接着剤(だった物)を中途半端に剥がしたことが裏目に出ている気がします。
写真は有りませんが、念のためもう一度ドアを分解して確認したところ、(丁番が付いている木材の溝の中の)接着したい面の半分以上にシリコンシーラントが付いていたので、長年の勘を信じて、これだけ接着剤(シリコンシーラント)が付いていれば大丈夫だろうという観測をして、このまま施工を続けます。
*おじさん(私)個人の感覚で行っている作業です、この記事を参考にドアの修理をされる方は、はみ出るんじゃないか?というくらいたくさんの接着剤を盛りつけ(注入)することをお勧めします。
接着面の上下端には接着剤を盛っていないので、シリコンシーラントが硬化する前に漏れ出てくるような事はない筈ですが、念のため養生テープで接合部を保護します。
接着剤が固まるまでは、ドアを丁番に取り付けて支える事が出来ないので、ドアを外したまま接着剤(今回はシリコンシーラント)が固まるまで待って、ドアに取り付ければ修理完了です。
シリコンシーラントの硬化時間は?
24~48時間くらい置いておけばドアの取り付けが出来る予定(思い込み)でいたのですが、この記事を書きながら、シリコンシーラントの注意書きを確認して見たところ、
*目地の形状・材質によって異なりますが、5~7日でゴム状に硬化します。
と書かれていました。
(こういう説明文は使う前に読むようにしましょう➡自分に対して言っています)。
真冬にドアの開け放しは、厳しいものがあるのですが、幸い今年の冬は何十年に一度の暖冬 らしいので、1週間はこのままの状態で置いてシリコンシーラントがしっかりとゴム状に硬化してからドアを取り付ける事とします。
以上、
コメント