自家用車の中でも、オーディオ交換が面倒くさい車のベスト3(ワースト3?)に入るともいわれる130系クラウンのオーディオへサブウーファー(ウーハー)を取り付ける為にダッシュボードを取り外した様子を写真入りで紹介します。
ダッシュボード(インストルメント・パネル/インパネ)のセンター部分を外す為には、センター部分のパネルを取り付けている左側のねじ2本を外す為にダッシュボードの左側全体を外す必要があります。
おじさん(私)の様な、余程のもの好きな人以外は、130系クラウンのオーディオ交換はショップにお願いした方が良いかと思います。
(面倒くさい事は専門家に任せた方が良いのですが、アルバイト君が作業を行うと いろんなところが壊されて・黙って、作業完了・作業費を請求される場合が有りますが・・・)
この車は、既に2度オーディオ交換交換を行っていて、過去2回はカー用品の大手販売店にお願いして交換したのですが、
販売店にお願いしても、いろいろと細かい所を壊されてしまった。という過去の経歴があるので、今回は自分でダッシュボードの取り外しを行いました。
注意:この作業は真冬に行いましたが、
25年以上前の車体です。樹脂製品の経年劣化もかなり進んでいるので、真夏の暑さで樹脂部品が柔らかくなっている時期に作業を行う事をお勧めします。
寒い時期に作業を行うと、樹脂部品が簡単に折れてしまいます。
トヨタ・クラウンステーションワゴン130系後期型のダッシュボード取り外し方
真冬の午前9時作業開始! フロントガラスは霜が降りて真っ白です。
あると便利な道具紹介
内張り剥がしのセットです。
なくても作業は可能ですし、100均のヘラ3本セットなどでも対応可能ですが、
今後、バックカメラなども取り付けてみたいと思い購入しました。
内張はがしの専用道具を初めて購入したのですが、この道具・とても使い易いのでお勧めです。
100均のヘラ3本セットは、厚さが薄いので力を入れにくいのですが、
内張り剥がしのセットは安い製品でも、用途にあった形・厚さの物が用意されています。
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+2のドライバーは必需品です、これが無ければインパネの取り外しが出来ません。
130系クラウンの場合、取り外すネジが多いので、取り外したネジを分けておいておけるようにマグネット皿などがあると便利です。
ドライバーの軸に取り付けるマグネットもあると便利です。
ネジの分別用にマグネット皿3枚を用意したのですが、きちんとネジを分けておくためにはマグネット皿3枚では足りません。
取り外す部品が多いので、一つの部品を取り外したら、部品を取り付けてあったネジをポリ袋か何かに入れて取り外した部品とひとまとめにしておいた方が良いです。
きちんとネジを分けておかないと、素人修理の場合 組付け後にネジが余ったりします。
(ネジが5本あまりました。どこを締め忘れているのやら・・・)
インパネ取り外しの基本・灰皿と灰皿受けの取り外しかた
今の車はどうなっているのか分かりませんが、
灰皿が付いている古い車の場合、灰皿受けのネジを取り外すだけでダッシュボード(インストルメント・パネル/インパネ)のセンター部分を取り外す事が出来る車が多いです。
灰皿と灰皿受けの取り外しは先に取り外さずに、インパネの左側全体を取り外した後に行っても構いません。
灰皿は、灰皿の上の部品を親指で下に押し下げて引き出せば外れます。
灰皿受けの上部に2本のネジが有りますので緩めて取り外します。
2本のネジを取り外した後、灰皿受けを手前に引き出します。
灰皿のライトの配線が繋がっているので、コネクター部から取り外します。
グローブボックスの取り外しかた
グローブボックスのふたを開けて4か所のネジとふたを閉めた時に固定する、上部の金具を取り外します。
ちなみに、下の2本のネジはグローブボックスのフタの丁番と共締めになっています。
このネジを取り外せばグローブボックスを取り外せると思っていたのですが、グローブボックスのフタを吊り下げている両側の棒も取り外さなければ、グローブボックスを取り外せないようです。
グローブボックスを支える両端の棒は、グローブボックスのフタ側の棒の取り付け部の部品を取り外せば外す事が出来ます。
ようやくグローブボックスを引き出す事が出来ました。
グローブボックスのフタを支える棒はインパネに付いたままです。
この後、グローブボックス内を照らす照明のコネクタを抜いてグローブボックスを取り外します。
グローブボックスの上のパネル取り外しかた
グローブボックスに隠されていたネジ2本を取り外し、パネルを取り外します。
(130系クラウンの前期型はこの部分が小物入れになっています。)
パネルには5か所のフックがあります。
真っ直ぐ手前に引き抜くようにして取り外しましょう。
フックの形がわからなかったため、力を加減しながらそっと取り外そうとしたのですが、右上部分に少しひびが入ってしまいました。写真で見ても分からないようなヒビなのでそのままにするか、リキッドタイプの瞬間接着剤をヒビのすき間に流し込むか・・・・
右下側2か所のフックに付いているはずの金属のバネが有りません。
今回 おじさん(私)の作業のしかたが悪くてどこかへ行ってしまったのか?
過去2回のオーディオ交換でカー用品店の作業員に無くされたのか?
この記事を見た方は、爪の位置と形が上の写真でわかると思いますので、パネル剥がしの工具などを使って真っ直ぐ手前にパネルを引き出すように取り外しましょう。
ダッシュボードのセンター部分を固定しているネジの内の1ヶ所にようやくたどり着きました。
こういう部分は分解の行程を撮影しておくと組み立て時に悩まずに済みます。
この部分はフランジ付なべ小ねじが使われています。
グローブボックスの下のアンダーポケットの取り外しかた
ダッシュボードのセンター部分を軽く引いてどこが引っ掛かる(固定されている)か観察して見ると、
グローブボックスの下にも固定ネジが有りそうです。
グローブボックスの下のアンダーポケットも取り外さなければいけなさそうです。
アンダーポケットは左右2か所づつのネジで留められていますので、合計4本のネジを緩め取り、アンダーポケットを取り外します。
ネジを取り外す際、右下のネジを緩め取る時に少し違和感を感じていたのですが、
(実際の作業時は目視出来ず、手探りでネジを外しました)
右下のネジで固定する部分が折れて取れていました。
改めて上の作業前の写真を見てみると、ネジを緩める前の段階ですでに折れていたようです。
過去に誰かに折られていたようです。
この部分は今更文句を言いに行く場所が分からないので、ジェル状の瞬間接着剤で貼り付け修理を行います。
「接着剤の接着力はあてにならない!」と、断言していたおじさん(私)ですが、ジェル状の瞬間接着剤と出会ってから少し考えが変わってきました。
この部分は大きな振動や反り返りなどの力が掛からない場所なので、自分がそこそこ信用できると思える接着剤で接着、更に裏側を粘着テープで固定 で良しとします。
ダッシュボードのセンター部分を固定している下側ネジにたどり着きました。
空調スイッチAss’yの取り外しかた
空調スイッチAss’yを取り外すときに、小物入れの蓋を引っ張ってはいけません!
小物入れのフタを引っ張ると、蓋を取り付けてある根元部分が割れます。
フタを外したい場合は、フタの取り付け部の左側のアームの根元を右に押しながら外します。
空調スイッチAss’y横の小物入れの蓋の破損は、(純正オーディオが壊れて)初めてカー用品店でオーディオ交換をしてもらった3日後に気が付いたのですが、1週間後(次の私の休日)に文句を言いに行ったところ、
アルバイトの子が作業して、その子がもうアルバイトをやめてしまい、当社で壊したのか分からないので保証できません。
という酷い対応でした。
この小物入れはほとんど使っていないのでさほど問題にはならないのですが、
愛車を壊されて何の保証も無いという鬼対応だったので、二度とその店は使わない事にしました。
この部分は時間がある時にプラリペアできちんと直す事にします。
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で、空調スイッチAss’yはどういう手順で外すのが正解かというと、
小物入れの底部分を指で下方へ押し(更にむこう側へほんの少し押し込み)その状態でそっと引き出します。
(手探りで作業しているので作業開始から既に1時間以上経って、フロントガラスの霜も溶けてきました。)
空調スイッチAss’yの上部に3か所の爪が付いていますので、爪が引っ掛からないように慎重に引き出します。
空調スイッチAss’yを引き出した後、コネクターを外しておきます。
まだ、この状態ではインパネのセンター部分は外せません。
インパネのセンター部分の右側の取り付けネジは1本です。
右側のネジはわかりやすい場所にあります。
ネジを隠している丸いカバーを取り除き、プラスネジを取り外します。
他の車であれば、普通に考えて
インパネのセンター部分の両側と灰皿受けのネジを外せば、インパネのセンター部分が外れるのですが、
130系クラウンは、バブル絶頂期に作られた 一般人が乗る国産車の中では最高峰の物です。
過剰なほど丁寧に作られています。
(最高級車としてはセンチュリーなどもありましたが、あの手の車は後部座席に乗る車であって、自分で運転する車ではない。という おじさん(私)の偏見があります)
オーディオを車体本体から取り外します。
現在の車では考えられないほど丁寧に作られた130系クラウンのオーディオは、車体本体とインパネのセンター部分 両方にネジ止めされています。
オーディオを取り付けている上部2か所のネジを取り外します。
右側のネジは写真に写っていませんが、ここまで分解出来た方は現物を見れば分かると思います。
オーディオを取り付けている下部2か所のネジは、灰皿受けを取り外した奥にあります。
この2本のネジも取り外します。
130系クラウンのインパネの中央部分取り外し完了?
ようやくインパネの中央部分を車体から浮き上がらせる事が出来ました。
オーディオユニットが、取り外したインパネに取り付けられている事がわかると思います。
このインパネ中央部は信じられないほどたくさんのコネクタが接続されています。
配線コネクタを外さないとこれ以上手前へ引き出す事が出来ません。
(現実逃避したくなるほどの配線の多さです)
この後は詳しい写真が有りませんが、
今回おじさん(私)が用事があるのはオーディオユニットの後面です。
インパネ上部の最小限のコネクタを外し、
手探りで4本のネジを緩め取りインパネからオーディオを取り外しました。
十字穴付きフランジ六角ボルト
六角の対辺距離10mmです。
このネジはドライバーで外すのは困難なので10mmのメガネレンチかスパナで外します。
オーディオをインパネから取り外し斜めにして、ようやくオーディオの背面に手が届く状態になりました。
その後、サブウーファー(ウーハー)の配線を取り付け。
将来の作業のためにバックカメラの配線も取り出しておきました。
オーディオとインパネのセンター部取り付け
通常の記事ですと、【組み立ては取り外しの逆の手順で行います。】
という書き方で終わるのですが、
オーディオをインパネに取り付けるのがとても面倒くさい・・・・・
暖かい時期であれば、コネクタ類の樹脂部品も真冬よりは多少柔らかくなっていて取り外しやすいと思うのですが、真冬の屋外での作業ではコネクタの爪部分などが硬くて取り外しが大変です。
カーオーディオと、インパネをネジ止めする必要があるのか?
おじさん(私)が出した答えは NO!です。
カーオーディオは車体にしっかりと取り付けられるので、
余程変な取り付け方をして インパネのカーオーディオ部の窓(四角い穴)とズレてしまう、という事がなければ良しとします。
(手探りで外したカーオーディオとインパネの取り付けネジは外したままとします)。
オーディオは、インパネにネジ止めしなくても綺麗に収まりました。
この車で音楽を聴く時には外付けUSBを音源としています。
ダッシュボード手前に置いてあるUSBケーブルとサブウーファーのコントローラーは今後取付位置を決めて、綺麗に配置する予定です。
その他の部分は外した時と逆の手順で組付けます。
将来、バックカメラを取り付ける為にRCA端子(画像入力ケーブル)と、バック信号入力用のケーブルを引き出しておきました。
ここまでの作業で力尽きたので、サブウーファーはとりあえず助手席の下に押し込んでありますが、
130系クラウンの助手席の下は後部座席の足元ヒーターの出口や、助手席を前後させるための金具などがあるので、ウーファーの取付位置としてベストとは言えません。
今年の夏くらいには、センターコンソールを外して配線をし直して
・サブウーファーを荷室へ配置し直し
・リアカメラの取り付けを行う予定です。
余談、サブウーファー用電源バッ直(バッテリー直接配線)の配線方法&普段あまり使っていない車なのでソーラーチャージャーを取り付けました。
サブウーファーの安定した電源を確保するためにバッテリーから直接電源を確保する必要があります。
(最新のサブウーファーは、カーオーディオの電源を分岐させて取り付け可能という うたい文句の物もありますが、詳しく見てみるとバッテリーから直接電源を取る事が推奨されています)
エンジンルームから電源ケーブルを車内に引き込む場所は、
(たぶん)エンジンルームのヒューズボックスから車内へ配線されている部分を通すのが正解だとは思うのですが・・・・
話が飛びますが、
この車 トヨタ・クラウンステーションワゴン・ロイヤルサルーンは、
平成9年3月(西暦1997年)登録で(当時の車検証では)前の所有者は(有)○○○○となっていました。(製造業だと思われます)税金対策?
中小企業の社長さんの乗用車兼 荷物/製品 運搬用として使われていて、
クラウンステーションワゴンの後継車のクラウンエステートが発売されたので乗り換え。というパターンの車だと推測できます。
1度目の車検を受ける前の段階で中古車として出され、まだ売値が決まっていない状態の物を 偶然見つけたおじさん(私)が、平成12年(西暦2000年)に購入した車です。
なぜそんな話を今更持ち出したかというと、この車はバッテリー直接配線で車内に電源を取り込んだことがあったようで、配線がそのまま残されています。
(バッテリーのプラス端子部分の配線は取り外されていました)
時代背景と前のオーナーの使い方など想像すると、
ネズミ捕り感知器(レーダー・オービス感知器)か何かが取り付けられていたのだと想像できます。
クラウン(130系)バッ直(バッテリー直接配線)の配線方法の一例紹介
助手席ドアの根元部分から電源を車内に引き込んでいます。
プラス配線を赤い電線ではなく青い電線で引き込んでいます。
(たぶん、プロの仕事ではないです)
車室内への電線に引き込みは、ドアへの配線のグロメット部の下から引き込んでいます。
電線を伝わってきた雨水などの侵入を防ぐために、グロメットの下側から配線したようです。
エンジンルーム内の配線は左の写真の通りで、特にどこかで固定する。といったような加工はされていません。
青い電線の先に短い赤い電線、その先に接続金具も取り付けられた配線で、バッテリーから外した状態でした。
青い配線と赤い配線の接続部に多少の不安はあったのですが、多分そのまま使えると判断してバッテリーに接続しました。
この電源からの配線で、サブウーファー(ウーハー)は、しっかりと安定した重低音を出してくれました。
ソーラーバッテリー充電器の取り付け
トヨタ・クラウンステーションワゴン・ロイヤルサルーン 130系(13系)後期型。
本来は というか 、名目上はおじさん(私)の使用するメインカーなのですが、昨今のガソリン価格高騰のあおりを受けて、現在のおじさん(私)の足代わりは軽トラックが主になってしまっています。
このクラウンは、劣化防止の為に月に数回動かす程度になってしまっています。
月に数回しか動かさない車は、バッテリーの自然放電(バッテリー上がり)の問題が発生します。
そこで、ソーラーバッテリー充電器を取り付ける事にしました。
バッ直(バッテリー直接配線)のプラス電源はサブウーファー用の電線から分岐・ソーラーバッテリー充電器の電源ヒューズを効かせて配線です。
セルスター バッテリー充電器 SB-700 12V 72mA
バッテリー上がりの車に充電するほどの能力は持ち合わせていませんが、自然放電の量を軽減できることはトラクターで実証済みです。
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あとがき
私の愛車(20年以上乗り続けた相棒)ですが、息子が車の免許証を取得して自家用車が欲しいと言った際にはタダで譲る約束が出来ています。
(この大きさの車を乗りこなせれば、その後 車の運転に苦労する事は少ないと思う親心です)
息子に譲った半年後には、いろんなところにぶつけて車の形が多少変わるかもしれませんが。それは覚悟のうえで、多少の変形は おとーさんが何とかする かもしれません。
数年先には手放す事になるかもしれない車なので、いじりたいところは今のうちにいじり倒しておく!つもりです。
*やらずに後悔よりもやって後悔の方が良しとする。
*【後悔先に立たず】あとのこうかいさきにたたず という言葉がありますが、
後の後悔は(同じ失敗を繰り返さない)役に立つ。
*【失敗は成功の基】しっぱいはせいこうのもと という言葉の方がおじさん(私)は好きです。
以上、
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