*この記事では、軽トラックにバックカメラをDIYで取り付けた手順を紹介しています。
軽トラックの新車を購入して、カーオーディオなどを取り付けているうちに車いじりが楽しくなってしまい、バックカメラを取り付けてみました。
そもそも、軽トラックにバックカメラは必要なのか?
おじさん(筆者)の軽トラックの使い方から考えると、バックカメラは必要ありません。
➡バックするときは、サイドミラーで確認しつつ、後ろを振り返って周囲をチェックしながら進む方が、安全で確実です。
田植えの時に田植え機を載せて移動するときなど、ルームミラー(後ろを振り向いて確認)では後ろが確認できない場面はあるのですが、田植え機を載せた状態で車を狭い場所へバックで移動することなどありません。
客観的に見て、おじさん(筆者)の使用用途であれば軽トラックのバックカメラを取り付けても意味がないのですが、『車いじりをしたい欲』を満たすためにバックカメラを取り付けました。
ダイハツ ハイゼットトラック S510P 2025年後期型に、KENWOODのディスプレイオーディオ MDV-502W を取り付け、社外品のリアビューカメラ(バックカメラ)を取り付けました。
結果:無駄に豪華な装備の軽トラックに仕上がりました。
軽トラックにバックカメラを取り付けようと思った理由(言い訳?)
話は1年ほどさかのぼります。
おじさん(筆者)の乗用車『クラウン・ステーションワゴン』にバックカメラを取り付けようと思いTEMUからバックカメラを購入したのですが、
130系クラウンはインパネの取り外しがかなり面倒なことで有名で、ベスト(ワースト?)3入ると言ってもいいほどです。そのため購入したバックカメラも、結局取り付けずに1年以上放置していました。
軽トラックに中古のケンウッド製ディスプレイオーディオをDIYで取り付けた時に、インパネの取り外しが簡単すぎるくらいだった事とバックカメラが余っていたこともあり、軽トラックにバックカメラを取り付けることにしました。
⇒TEMUから入手したカメラは AHD 方式で、中古で購入したケンウッドのディスプレイオーディオには映像信号が入らなかったので、アマゾンでバックカメラを購入しました。
軽トラック用バックカメラの選び方と購入した製品
おじさんが購入した
中古のKENWOODのディスプレイオーディオは10年くらい前のもので
型式:MDV-L502W です。
取扱説明書で調べると、接続できるカメラはCMOS-320 または CMOS220 となっていました。
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う~ん・・・そのくらいの値段はするよね。
取り付ける必要性を感じないバックカメラに1万円近くのお金は払えません。
しかし、『車いじりをしたい欲』が止まらないので、しばらくネットサーフィンです。
今回購入したバックカメラの仕様と価格
見つけました!KENWOOD MDV-L502 対応の安いバックカメラ。
(おじさんが購入したディスプレイオの末尾のWはワイドの意味なので、カメラの対応表に載ってていなくても使えるはずです。
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2千円台であれば、必要もないけれど車いじりの部品として取り付ける部品の予算内です。
これをポチリ、取り付けすることとしました。
軽トラックにバックカメラを取り付ける手順【DIY作業】
購入したバックカメラの動作確認

購入したバックカメラの部品構成は
- バックカメラ本体
- 電源ケーブル
- RCAケーブル
- カメラ取付用の両面テープ、取り付けネジ です。
バックカメラを取り付ける前に作動確認です。
バックカメラのビデオコード(RCAコード)をディスプレイオーディオにつなぎ、バックカメラの電源ケーブルをオーディオ裏側の配線に割り込ませて動作確認を行いました。
*リバース信号はディスプレイオーディオを取り付けた時にディスプレイオーディオに接続済みなので、今回は配線は不要です。

KENWOODのディスプレイオーディオ
〔HOME〕ボタン ➡ 〔情報・設定〕 ➡ 〔システム〕➡ 〔車両〕 ➡ 〔リアカメラ〕➡汎用カメラに設定をして、
車のギヤをバックに入れて映像が正しく映し出されることを確認しました。

OKです。鏡像(左右反対の映像)が映し出されました。
このカメラとオーディオの組み合わせの場合、カメラ側のガイド線が表示されるようです。(この部分は後日調整することとします)
バックカメラ配線作業で注意したポイント(配線・注意点)
乗用車にバックカメラを取り付ける場合は内装をはがしたり、各部カバーの隙間にコードを隠せばよいのですが、今回取り付ける車は軽トラックです。
軽トラックに配線する場合、どうしても車体の下側(荷台の下)を通すことになります。
軽ラだと、轍や草で車体の下をこすりながら走ることもよくあります。
➡いい加減な配線をした場合、草などに配線が引っ掛かり引きちぎってしまう可能性を考慮しなければいけません。
ある意味、乗用車に電気配線を設置する時よりも慎重に配線経路を決め、しっかりと固定する必要があります。
ということで、急遽 配線保護チューブ/コルゲートチューブを5m購入してきました。
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カメラ本体の取付け
バックカメラの取付け部は、ナンバー灯横あたりにするとして、カメラ設置の前に配線を行います。
後部ナンバーの近くのロープフック部分に電気配線を通すのにちょうどよさそうな穴が開いています。
この部分を使ってカメラの配線を荷台下に引き込めれば良いのですが・・・・

RCA端子端子が通せません。
知恵の輪のように、差し込む角度を変えたり、ちからずくで差し込もうとしたのですが、RCA端子を通すことができません。
こういう場合は、・・・しばらく思考・・・電気配線を一旦切断して

ロープフックの部分の穴に通し、穴の向こう側で再接続することとしました。

配線を通した後、再接続して、この後絶縁ビニールテープを巻いておきました。
赤い端子(カメラ電源端子)は、ロープフック部分の穴に無理やり通したので、外側が少し変形しています。しかし大きなダメージはなくそのままで使えそうなのですが、
黄色い端子(映像端子)は、ロープフックの部分の穴に通そうとしてだいぶ無理をしたので、端子の金属部分も少し変形してしまいました。
これで映像が映るのか?
不安になったので、延長ケーブルをつないでディスプレイオーディオに映像が映ることを再確認。OKです。
そのまま作業を進めます。

バックカメラに加えて、TEMUでもらった無料のドライブレコーダーの配線も一緒にまとめることにし、カメラはとりあえず養生テープで仮固定。
バックカメラの照明について、注意事項:バックカメラに照明装置が付いていると法律違反になる可能性があります。
今回ついでに取り付けた、TEMUから無料でもらったドライブレコーダーのバックカメラには、LED照明が付いていました。
LEDライト付きのバックカメラを車の最後尾に取り付けると。法律違反になる可能性があるので、LEDライトは黒いビニールテープで覆い隠しました。
*道路運送車両の保安基準(具体的なルール)
📘 保安基準 第33条(後退灯)
後進灯(後退灯)について、次のように定められています。
主なポイント(要約)
2個備える場合は、車両中心線に対して左右対称に取り付けること
・自動車には後退灯を備えなければならない
・後退時に自動で点灯すること
・灯光の色は 白色
➡ギヤをバックに入れた時に点灯するライトは、左右対称でなければいけないので、バックライトのLEDが点灯すると保安基準違反となります。
バックカメラの配線作業
電源をバックランプから取り出す手順
バックカメラは、シフトノブをバック(リバース)に入れた時だけ作動して映し出されればよいので、バックライト(後進灯)の電源ケーブルからプラス端子を分岐させて取り出します。
バックライトのプラス配線の探し方
バックライトユニットはネジ一本を外せば車体から取り外せます。(配線は付いたまま)
プラス側の電線を確かめるために、検電ドライバーを使用しました。

車のエンジンはかけずにエンジンスイッチをONにして、バックギアに入れます。
写真には写っていないのですが、検電ドライバーの後部配線(マイナス線)の先についているワニクチクリップで車体の金属部分を挟み込み(ボディーアース)。
検電ドライバーの先はとがっていますので、検電ドライバーの先を電線の被膜を突き破るように電線に差し込みます。
両方の電線を確認して、検電ドライバーが光った方がプラス配線です。
ハイゼットトラック S510P(2025年後期型)のバックランプのプラス配線は、薄い紫色?(水色?)の電線です。
(白い線がマイナスです)
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電源の位置が分かったので配線をします。
車の配線を分岐させるときにはエレクトロタップを使用すると簡単です。
ただし、エレクトロタップを使うときは、線のサイズに合ったものを選ばないと、断線や接触不良を引き起こす恐れがあります。
(筆者はエレクトロタップを使った配線分岐は推奨できません)
おじさん(筆者)は、電線の太さを判断できないので、バックライトのプラス電線の被覆を剥いて、その部分に芯線を巻き付けて分岐配線を行いました。
(余っていた前線を使ってとりあえずプラス電源の取り出しを行いました)

この後、ハンダで固定か、圧着スリーブを使って芯線を固定して熱収縮手チューブなどで防水加工すれば完璧なのですが・・・・
おじさん(筆者)は、圧着スリーブを持っていないのでギボシ端子の根元部分を切り取り、根元部分だけを使って圧着固定しました。

バックカメラのプラス電線を直接つないでもよかったのですが、今後のことも考えて(ドライブレコーダーのバックカメラの配線他)短い配線にギボシ端子を取り付けました。
この後ギボシ端子を分岐させて、ドライブレコーダーのカメラ電源も接続しました。
分岐ハーネスは余っている電線を使って自作してもよかったのですが、今回は作業工程省略のために電源分岐ハーネスを使用しました。
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余談:令和の時代の車の配線電線の細さに少しとまどっています。
テールランプの電源ケーブルの太さは、0.5sq もしくは0.75sqだと思われます。
おじさん(筆者)の自家用車平成9年製クラウン・ステーションワゴン や、今まで乗っていた 平成8年製 三菱の軽トラックミニキャブと比較して、配線の細さに戸惑っています。
製造コストダウンのために必要最小限プラス安全率を考慮して細い電線を使っているのだと思いますが、力を入れて引っ張れば、人の力で引きちぎれそうな電気配線の細さです。
そのまま引っ張って引きちぎれないとしても、金属の角などに当てて滑らせるように引っ張れば簡単に切断できると思います。(やりませんけど)
アース配線(GND配線/グラウンド配線/マイナス配線)の接続方法
バックカメラのマイナス配線は、バックカメラから分岐するという方法もあるのですが、バックカメラの配線の細さから推測すると、バックカメラが正常に動かない(ノイズを拾う・マイナス線で電気を処理しきれない)可能性があります。
バックカメラのマイナス線はボディーアース処理することにしました。
バックライト付近でボディーアースを取れる場所を探したところ、ナンバー取り付けネジの裏側なども候補に挙がりましたが、今回はオプションで取り付けてもらったバックブザーの取り付けネジ部分で共締めしてアース処理を行うことにしました。

こちらの画像の方がわかりやすいかもしれません。

給油口の後ろ側のバックブザー取り付け部にアース線(マイナス配線)を共締めします。
この後、各部コネクターを接続しました。
バックカメラ配線の電源線が無駄に長いのですが、途中にヒューズが取り付けられているため短く切らずに長いまま配線作業を行いました。

配線の接続部はビニールテープを巻いて防水。
余った配線は、再利用可能な結束バンドを使用して、バックランプ近くでまとめました。
写真が前後しますが、

持っ作業効率を考えて、配線を車体前部に持って行く前にコルゲートチューブの中を通します。
コルゲートチューブに配線を入れるコツ
画像を撮り忘れたので、文章で説明します。
今回使用したものは、スリット入り(縦の切込み溝あり)のコルゲートチューブです。
スリット入りコルゲートチューブに電線を通すときは、スリットが外側になるように折り曲げると隙間が広がるので、その状態で電線を入れると作業がスムーズに進みます。
バックカメラの配線を前方に向かって取り付けていきます。

まとめた配線を上方向に設置し元々車に付いていた配線へタイラップで固定。その後も既存の配線に沿わせて配線を進ていきます。

右後輪の少し前を下から見た写真です。
既存の配線の上に沿って配線しています。
もう少し前を横から見た画像です。

既存の配線が分岐している場所前方に向いていない箇所は、その場の状況に応じて自分なりに最適と思う位置へ配線し、適宜タイラップバンドでしっかり固定していきます。
問題は、ここから先の配線です。
ダイハツの軽トラックは、座席下にエンジンが配置されています。
➡ジャッキアップしないとエンジン部分の配線をできない。
素人がジャッキアップした車の下にもぐるのは非常に危険です。ジャッキが外れてしまうような事故に備えて、ジャッキアップした高さに俗称ウマを設置するか、タイヤなどを置いて、自分がに押しつぶされないように工夫することが大切です。
車の電気配線を行う際は、基本的にどこかを分解して配線し、その後に再組立てが必要になります。

センターコンソールと、インパネの一番下(ヒューズボックスの蓋)を取り外してみました。
写真中央 矢印で示した部分が軽トラックの配線をキャビン愛に取り込んでいる部分です。
この部分からリアカメラの配線もキャビン内に引き込めたら理想的ですが、作業スペースの狭さと、おじさん(筆者)の技術力を考えると相当な困難が待ち構えていることが想像できます。
ここまでは慎重に作業を進めてきたのですが、軽トラックのキャビン内への配線取入れはもっと簡単な方法を採用することとします。
ここは、発想の転換で乗り切ります。
この軽トラックはエンジンのメンテナンスのために座席を上げてエンジン部分にアプローチ(接近)することができます。
ここから先は運転席の座席シートを跳ね上げて作業を進めます。

エジンルームではファンベルトからできるだけ離れた位置に配線を通し、運転席後部からキャン内へ引き込みました。さらにセンターコンソール内に配線を隠しながら、インパネ部分まできれいに設置しました。
車体の金部分と座席下の間に電気配線を通しても問題ないのか(断線の心配はないのか)?
三段論法でいうと、
- 大前提:電気配線はコルゲートチューブで保護しているため、擦り傷や圧縮力に対して強くなっている。
- 小前提:座席下の部分にはゴムパッキン(ゴムクッション)が付いているため、少しの隙間はゴムパッキンが吸収してくれる。(はず)
- 結論:車体の金部分と座席下の間に電気配線を通しても問題ない。(はず)
という結論にたどり着きました。
ここまで来たら、作業はほとんど終わったも同然です。

ディスプレイオーディオの画像入力端子部分にRCA端子を差し込み、余ったケーブルはインパネ下部のヒューズボックス部分にまとめて収納しました。
インパネを取り付けて、バックギアに入れた時のみバックカメラの映像がうつし出されることを確認。

バックカメラがほぼ真後ろを映し出す角度に調整して両面テープで貼り付け固定。
以上で、バックカメラの取付けは終了です。
この記事では軽トラックへのバックカメラ取り付け手順を丁寧に解説しました。
DIY初心者でも理解できるよう写真付きで説明していますので、
実際に作業する際の参考にしてください。
まとめ:軽トラックのバックカメラはDIY取り付けでも十分実用的
今回の軽トラックへのバックカメラ取り付けは、正直なところ「必要だから取り付けた」というよりは、DIYで車いじりを楽しみたい気持ちから始めた作業でした。実際のところ、筆者の使い方ではバックカメラが必須という場面はほとんどなく、サイドミラーと自分の目で確認する方が安全で確実だという結論にもなりました。
それでも、配線の取り回し方や固定方法など、実際に自分で手を動かしてみることで得られた経験は、同じようにDIYで取り付けを検討している方にとって何かのヒントになるはずです。また、配線保護の工夫や車両の構造に合わせたやり方など、安全に作業を進めるためのポイントを考える良い機会にもなりました。
軽トラックに大きな荷物を載せる機会が多い方には、バックカメラは必須アイテムなのかもしれませんね。
バックカメラの映像がきちんと映るようになった今、必要性の有無は人それぞれですが、「自分でやってみた」というやってみる価値は十分にある DIY 体験だったと思います。これから取り付けを考えている方の参考になれば嬉しいです!
以上。






































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