築50年以上の実家の玄関扉の動きが悪いという事で、出張修理を行いました。
扉が傾いていて戸車の高さが合っていない様です。
戸車の高さ調節で動きが良くなり、ついでに引き戸の傾きも直しました。
所用があり実家に顔を出した時に
玄関の戸が重くなって途中で止まっちゃうんだよ
はいはい、玄関の引き戸を直してくれって事ですね。
軽トラックには常にドライバーとペンチ位の道具は載せてあるので即修理しました。
(最近なぜか扉関係の修理を多く行っています。障子戸の修理等も行っているのですが、こちらは写真を撮っていなかったので記事にしていません。文章だけで説明する事は難しいです)
玄関引き戸の不具合確認
玄関引き戸を開け閉めしてみると・・・
閉める時に引き戸の進行側の下を引きずっていて、少し重たくなり引っ掛かります。
後期高齢者の母にとっては、この重さは負担に感じるのでしょう。
いずれにしても不具合は軽症の内に直しておいた方が良いので即修理開始です。
築50年以上の古い家なので、防犯対策として鍵だけは鍵屋さんにお願いして、
泥棒さんが嫌がるタイプの、ピッキングでは開けにくいディンプルキー(ギザギザの鍵ではない、鍵に窪みが有るタイプ)に交換済みです。
この鍵も少し癖があるのでついでに調整予定。
引き戸取り外し、戸車確認
引き戸を持ち上げて、引き戸の下を手前に引いて取り外し。
ガラスをはめ込んだ引き戸なので結構な重さがあります。
ガラスを割ってしまわないように注意して横倒しにして確認。
戸車を見てみると、金属性のしっかりとした戸車が付いています。
網戸などは樹脂製(プラスチック?)の戸車が付いていて、樹脂の車輪が割れてしまっている事があるのですが、この玄関扉は鉄製のしっかりした戸車が取り付けられています。
金属車輪の摩耗でそれ程削れてしまうとは思えないのですが、
解り易い様に扉の下面にドライバーの軸を当てて車輪の位置を見ると大分奥に入っています。
玄関引き戸の高さ調整修理
鉄の車輪を外して、高さ調節が可能か確認します。
高さ調節が出来ない機構だった場合は何か薄い板を挟み込んで高さ調節になります。
玄関引き戸の車輪取り外し
プラスネジを2本外して
簡単には車輪が取り外しが出来ないのでドライバーを隙間に差し込んでこじ開けて車輪の取り外し。
注:本当はドライバーをこんな使い方をしてはいけません。
車輪のユニットを取り外してみると横にネジが付いています。
ゴミの詰まりを取り除き、
ネジの操作で車輪の飛び出し量を調節できそうです。
玄関引き戸の金属車輪飛び出し量調整
ねじを締め込んで車輪を飛び出させようとしたのですが、ホコリで金属の動きが悪く、ネジの締め付けだけでは簡単には車輪の飛び出し量が変わりません。
ネジの先端で押している金属部分を指で掴んで無理やり動かし、車輪の飛び出し量を決めて、ネジで位置決め。と言う方法をとったところ簡単に調節出来ました。
大体の勘で飛び出し量を調節してネジで車輪の飛び出し位置を固定
後は元通り引き戸の下に2本のネジで取り付けて、車輪の高さを確認
大体この位でいいんじゃないでしょうか
引き戸を玄関に取り付け・きちんとレールの上に車輪が載っている事を確認。
軽く引き戸を動かせるようになりました。
引き戸の動作確認
母に実際に動かして確認してもらいます。
凄く軽くなった。ありがとう
前から気になってたんだけど、戸の上が少し開いてて風が入るんだよ。
「そういうことは先に行ってもらえると助かるんですけど。」
と言う言葉を飲み込んで扉の確認。
引き戸を閉め切った状態で、下は戸当りに当たっているのですが、確かに上は少し隙間があります。
戸当りの部分のネジが大分緩んでいます。
目の届く範囲のすべてのネジを増し締め
再度扉を取り外して、もう片方の戸車も飛び出し量を多くして調整。
再度扉を取り付けて確認。
自分で言うのもなんですが、うまいもんです。
勘で調整してピッタリ閉まるようになりました。
鍵の掃除調整は?
引き戸の調整をして、鍵の開け閉めをしてみると、
何という事でしょう。
鍵の開け閉めがとても楽になりました。
玄関の鍵に癖があったのは扉が傾いていたせいだったようです。
鍵の掃除も考えましたが、以前掃除をして 鍵穴のクスリⅡで滑りを良くしてあるので今回は何の調整も必要がありませんでした。
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以上、
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