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DIY自分でできるエアコン掃除とパネル外しのコツ富士通AS-C408H

富士通のエアコンの室内機のカバーを取り外した画像

この記事では、富士通のエアコン、型式:AS-C408Hの①本体パネルの外し方と、②エアフィルター掃除、③熱交換器のアルミフィンの掃除(カビ?の除去)について記載します。

送風ファンに貼り付いたホコリの除去は今回は行なっていません。

この作業を行ったそもそもの原因は、エアコンの室内機からの水漏れ修理で、
業者さんがエアコンの室内機の掃除をやりたがらない雰囲気を肌で感じていたからです。
(いつになったら水漏れ修理後の排水ホース交換工事に来ていただけるのやら・・・)

排水関連でエアコンの室内機の中にスライム状の物体が残っていたら除去したい!。

という目的でエアコンの室内機の本体パネルを外して、素人が出来る範囲で前知識もないまま我流で掃除を行いました。

前回の記事はこちら

エアコンの室内機からの水漏れ修理
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エアコンの室内機の掃除を自分で行うメリットとデメリット

エアコンの室内機の掃除を自分でDIYで行うことのメリットは、

  • すぐに対応できる
  • 安価に済ませる可能性が高い
  • 散らかった家の中を他人に見られる事も無い

と言ったところでしょうか?

真夏の酷暑続きの時期にエアコンの修理を業者さんにお願いしても、同じような案件を何件も抱えていて、実際来て頂けるのは最短で2週間後 という話は珍しくもない実情です。

反面、エアコンの室内機の掃除を自分でDIYで行うことのデメリットは、

何が起きても自己責任!という事です。たとえエアコンを壊してしまっても誰のせいにも出来ません。

エアコンの室内機の掃除の際には水を使ったりしますので、電気回路付近に水がかからないように十分注意する必要があります。

自分で掃除する際の注意点

自分でエアコンを分解するという行為は、どのような結果になってもすべて自己責任になります。

分解掃除に自信がない・責任が取れないと思われる方は、エアコンクリーニングを行っている専門業者にエアコンの掃除を依頼することをお勧めします。

自分で掃除する時のデメリットとしてすでに書いたのですが、

電気を使う製品を水洗いするという事はとても危ない話です。

修理全般に言える事ですが、電気製品は動作を止めて・止まったことを確認した後に電源のコンセントを抜いてから掃除を始めます。

水を使った掃除の際には電気回路部分に水をかけないように注意する必要があります。

電源が入った状態で掃除を行うと、ショート(短絡)して電化製品を壊してしまったり、自分が感電してしまう可能性もあります。

電源の切り方と確認事項

修理全般に言える事ですが、電気製品は動作を止めて・止まったことを確認した後に電源のコンセントを抜いてから掃除を始めます。

動作スイッチを切った後も。電化製品の機種によってはフィンに付いた水滴を温めて除去するなどの動作をしている場合があります。

電気器具の動作が終わったかどうかの判断は素人には少し難しい面もありますが、動作音がしなくなった時点が一つの目安になるかと思われます。

カビの発生防止機能付きなどの高機能なエアコンは、エアコンのリモコンスイッチで動作を止めてもその後エアコンの室内機の水を蒸発させるなどの作業を自動で行いますので、不安な方はエアコンをリモコンで停止させて15~20分くらい経ってから電源スイッチを抜くと良いでしょう。

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本体パネルの取り外し方

エアコンの本体パネルくらいは素人が外しても問題ないとおもうんだけどな~と思いつつ、
このエアコンの取扱説明書を探したのですが、見つかりません。

取扱説明書が見つからない場合、令和時代(現在)は多くのメーカーさんがホームページから取扱説明書のダウンロードや閲覧が出来るよう対応しています。

今回の富士通のエアコンAS-C408Hの場合、据え付け説明書も閲覧できたので、そちらの資料を基にエアコンの室内機のカバーを取り外していきます。

据え付け説明書は、何の資格も物たない素人がいじってはいけない内容が書かれている書類なので、据え付け説明書に書かれている事を行う場合は、結果がどうなっても自己責任となり、メーカーの保証期間内であってもメーカーさんには何の保証もして頂けなくなります。

手順を詳しく解説

吸い込みグリルの外し方

富士通のエアコンの室内機の吸い込みグリル(エアコン室内機の前面パネル)を開いた画像

吸い込みグリル(エアコン室内機の前面パネル)を大きく開きます。

富士通のエアコンの室内機の吸い込みグリル(エアコン室内機の前面パネル)の取り外し方の説明画像

・吸込グリルが水平よりもやや上になるところまで大きく開けます。
・左右の取付軸を外側方向にそっと押し広げながら、手前方向に取りはずします。

エアフィルターの外し方

富士通のエアコンの室内機のairフィルターの取り外し方 画像

(エアフィルターはエアコンの前面パネルを外さなくても、前面パネルを跳ね上げれば取り外す事が出来ます)。

エアフィルターのツマミを押し上げ、爪がかかっている部分を外し、手前に引き抜いて取り外します。

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エアフィルターの掃除

エアフィルターの掃除は2週間に一度程度の掃除が推奨されています。

エアフィルターのホコリ取りの掃除は、掃除機でホコリを吸い取るか、エアフィルターをぬるま湯等できれいに洗います。

オープンキッチンの家や、たばこを吸う方がいる家のエアコンのエアフィルターはホコリがべたついて貼り付いてしまっている場合があります。
この場合は中性洗剤を使って優しくエアフィルターを掃除します。

メーカーさんの取扱書によると、水洗いをした後のエアフィルターは日陰でしっかりと乾かしてから取り付けるよう 書かれていますが、

おじさん(私)の個人的な考え方を書きますと、エアフィルターの水洗い後はタオルなどでしっかりと水気を取り除けば取り付けても大丈夫だと考えます。
(タオルで挟み込んでフィルターを傷つけないように優しく水気を吸い取ります)
➡理由:そもそも冷房時のエアコンの室内機のなかはアルミフィンが結露して水が発生している状態です。エアーフィルターの目が水の膜で覆われているような状態ではいけませんが多少濡れているくらいであれば問題が無いはずです。

エアコンの室内機のカバーの取り外し

パネルを外す際の注意点

言うまでも無く、本体のカバーは樹脂製品です。

無理やり強い力をかけると破損する恐れがありますので、部品の組付け部分のツメの引っ掛かり方などを確認しながら作業を進めます。

エアコン内の熱交換用のアルミフィンはとても薄く端は鋭くなっていますので迂闊に素手で触ると手を切ってしまう可能性があります。けがをしないよう十分に注意しながら作業を進めます。

配線カバーを取り外します。
富士通のエアコンの室内機のカバーの外し方①配線カバーの位置説明画像

エアコン室内機の右側に電気配線や基盤が入っています。

本体カバーを取り外す前に配線カバーを外します。

富士通のエアコンの室内機のカバーの外し方②配線カバーを取り外した画像

配線カバーはネジ一本で留められているだけなので簡単に外す事が出来ます。

アンダーカバーの外し方
富士通のエアコンの室内機のカバーの外し方⓷アンダーカバーの取り付けネジの位置説明画像

アンダーカバーは3か所のネジで留められており、化粧カバー(ネジキャップ)でネジが隠されています。

富士通のエアコンの室内機のカバーの外し方④アンダーカバーのネジキャップ取り外し画像

3か所のネジキャップを外し、

富士通のエアコンの室内機のカバーの外し方⑤アンダーカバーのネジを取り外した画像

ネジを緩めて取り外します。

アンダーカバーは、左右に爪がとび出て固定されています。

富士通のエアコンの室内機のカバーの外し方⑥アンダーカバーの外し方説明画像

アンダーカバー全体をUの字型にたわませるような感じで取り外すと簡単に外れます。

本体パネルの外し方
富士通のエアコンの室内機のカバーの外し方⑦本体パネルの取り付けネジの位置 説明画像

本体パネルのネジ(3か所)を外します。

本体パネル左右の下部ツメ(2ヶ所)を外します

右の写真はエアコンの室内機に向かって右側の奥の引っ掛かりを外した写真です。

富士通のエアコンの室内機のカバーの外し方⑧本体パネルの右下の外し方説明画像
富士通のエアコンの室内機のカバーの外し方⑨本体カバー上部の爪の位置説明画像

本体パネルの前面を持ち上げ、
本体パネル左右の上部ツメ(2ヶ所)を上に引きながら外し、本体パネルを手前に引いて外します。

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エアコン内部の洗浄方法

今回は、エアコンの掃除のしかたについては、いろいろと調べる前準備無しで作業をしているので、ファンの掃除はせず、熱交換器のアルミフィンの掃除と水の流れの確認を行いました。

そもそも今回エアコンの室内機を分解して(カバーを外して)掃除をしようと思い立ったきっかけは、ピンク色のドレンスライムによって水の流れが止まりエアコンの室内機から水漏れが起こったため、エアコンの室内機内にもピンク色のドレンスライムが発生していないかの確認です。

エアコンの室内機内にドレンスライムが発生していた場合はドレンスライムの除去を行います。

エアコンの室内機のカバーを外して、目視及び 手が届く範囲で水が溜まるであろう場所を触診して見たのですが、幸い指で触れる範囲にはヌルヌルした物体は発生していない様でした。

エアコンの室内機の熱交換器アルミフィンの掃除方法

エアコンの室内機の目で見えない部分で水の流れを止めてしまう様なゴミなどがないか?確認が難しいので、少しずつ水を流して確認しました。

エアコンの室内機の水の流れを確認するためにジョウロで水を流している画像

水やりの小さなジョウロで水が溢れないか注意しながら水をかけていきます。

幸い、水の流れを妨げるようなものはなく何の抵抗も無く水が流れ出ています。

エアコンの室内機のカビをスプレーで洗い流している画像(水道水使用)

アルミフィンに黒い汚れが付いていました。

たぶんこいつはカビではないかと思います。

先にも記述しましたが、今回のエアコンの室内機のカバー取り外しの目的はエアコンの室内機の中の水の通りを確認する為です。

アルミフィンのカビ取りをする為には、エアコン掃除用の洗浄剤スプレーを使うと良い筈なのですが、今回は用意していないのでスプレーと使い古しの歯ブラシを使ってカビと思われる黒い物体を洗い流していきます。

エアコンの室内機の掃除途中、排水から黒いカビが排出されている画像

流れ出た水を確認すると、ヌルヌルした物体は無いのですが、黒色の細かいカビ?が排出されています。

手動式(レバー式)のスプレーでは水圧が弱く、あまり汚れが落ちません。

100均ショップで購入した加圧式のスプレーの方が水圧が高いので、道具を変えて引き続き掃除を進めます。

エアコンの室内機の掃除 加圧式スプレーを使ってカビを洗い流します。

スプレーの先端のネジを調整して狭い範囲に強い力で水が当たるようにして掃除続行。

良い感じで汚れが落ちていきます。

おじさん(私)は、高圧洗浄機も持っているので、高圧洗浄機を使って掃除をすれば一発で綺麗になる筈なのですが・・・・・

素人がエアコンの室内機の掃除に高圧洗浄機を使うことの弊害(デメリット)

洗車などに使える高圧洗浄機はとても水圧が高く、狭い隙間もきれいにできるのですが、室内でエアコンなどの電化製品の掃除に使う事はおすすめできません。

弊害(デメリット)が大きすぎます。

洗車用の高圧洗浄機は水圧が高すぎる為に

  • 水の跳ね返りがひどく、室内がびしょ濡れになるだけでなく、
    エアコンの電気回路部分にも水が入ってしまう恐れがある為、エアコンを壊してしまう可能性があります。
  • 洗車用の高圧洗浄機は水圧が高すぎる為、うまく使わないとエアコンの室内機の中のアルミフィンを曲げてしまう可能性があります。
    (アルミの放熱フィンはとても薄く、狭い間隔で設置されていますので、曲げてしまうと修正はほぼ不可能です)

エアコン掃除の専門家の方が使っている高圧洗浄機は、アルミフィンを壊してしまわない程度に水圧や水の出る角度(範囲)を調整出来る物を使用しているのだと思います。

エアコンの室内機を素人が洗剤も使わずに掃除した結果

エアコンの室内機の排水確認のために、エアコンの室内機のカバーの外し方のみを確認して作業を開始したのですが、エアコンの放熱フィンの掃除にまで話が進んでしまいました。

今回はエアコン掃除用の洗剤(スプレー?)を用意していなかったので完全に綺麗にすることは出来なかったのですが、排出された水を見ると大量な黒いゴミ(たぶんカビです)を取り除く事が出来ました。

洗剤等を使わずにエアコンの室内機を掃除して排出されたカビの画像

バケツに溜まった排水の上澄みを捨てて黒いゴミを直径10㎝位のひしゃくに移してみたゴミの量です。

かなりたくさんの量のカビが取れたのですが、実際はアルミフィンの部分で目に見えた黒い物の半分くらいのカビを取り除けただけです。

アルミフィンの奥の黒カビは水道水をスプレーするだけでは取りきる事が出来ませんでした。

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ついでにルーバーを取り外してみました

エアコンの室内機の掃除をしている時に気付いてしまったのですが、
送風のファンにホコリが貼り付いていました。

ホコリの量自体はそれほど多くは無いのですが、
細かい話をすると、送風ファンに埃が付いていると、ホコリの分だけ空気を送る量が少なくなっています。

出来れば送風ファンのホコリも掃除して効率よくエアコンを作動させたい!

という事で、エアコンの部品の取り付け構造を観察して、出来る範囲でエアコンの部品を取り外して掃除をしたくなってしまいました。

エアコン下部のルーバーは。ただはめ込んで取り付けてあるだけのように見えます。

富士通のエアコンのルーバーの取り外し方説明画像①中央付近の固定部を先に外します。

エアコン下部のルーバーは、先に内側の固定場所(2ヶ所)を外した後両端を外します。

富士通のエアコンのルーバーの取り外し方説明画像②向かって右側は問題無く外せます。

向かって右側は問題無く外せたのですが、

左側を外すと

ここで問題発生!

富士通のエアコンのルーバーの取り外し方説明画像⓷左側はバネが取り付けられています。


ルーバーの向かって左側にはバネが取り付けられていました。

分解する際にバネがどのような状態で取り付けられていたのか、確認をしていません。

でも大丈夫。慌てる必要はありません。落ち着いて対応しましょう。

こういう場所に付いているバネはテンション(張力)が かかるように取り付けられている物です。

富士通のエアコンのルーバーの取り付け方、バネを組みつける位置の説明画像

バネにテンション(張力)が かかる方向を確かめてテンションがかかった状態で組付ければ元通りに組みつけられることになっています。

問題は、少しテンションがかかった状態で組付ければ良いのか?
それとも、バネをもう一周くらい余計に巻いてテンション(張力)を強くして組みつけなければいけないのか? です。

このまま作業を続けると、このバネの取り付け方が解らなくなる可能性があるので一度取り付け直してみました。

バネを取り付ける強さは上の写真の角度まで持って行って取り付けると、ルーバーが閉まる方向に力が掛かるようになりました。
(バネをもう一周余計に巻く必要は無さそうです)

ここで、時間切れ というか 根気切れです。

これ以上分解をしていくと、掃除と組み立てで軽く一時間以上かかりそうです。

この時の室内温度32℃位

熱中症になってはいけないので、これ以上の分解はこの日はあきらめて、

取り外したエアコンの室内機カバーを取り外しの逆の手順で取り付け。この日の作業は終了としました。

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今後の課題

この記事は実際に作業を行ってから一カ月以上経って書いています。

今のところ問題無くエアコンが動いているので急ぎで掃除をする必要はありませんが、10月に入り大分作業がしやすい気候になって来たので、

エアコンの掃除用のスプレーを用意して放熱フィンの掃除のやり直しを行いたいと思っています。

他にも、送風ファンに埃が付いているのが気になっています。
ホコリが付いているとそのホコリの分だけ送風効率が悪くなっているはずなので素人が分解して掃除出来るものか確認をして、可能であればDIYで掃除したいと考えています。

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余談 来年の夏には冷房で発生する排水を有効利用してエアコンの冷却効率を上げる方法を試してみる予定です。

エアコンの室外機から水がしたたり落ちたのを業者さん立会いの下DIYで自分で修理したのが9月1日。

その時に、業者さんに排水ホースを取り替えて頂いたのですが、交換して頂いた排水ホースが寸足らずで、そのうちにまた交換に来て頂けることになっているのですが、業者さんもお忙しいようで一カ月以上経った現在もそのままになっています。

現在は排水ホースが新旧二本が付いている状況のままです。

特に現状で問題はないのですが、いつになったら業者さんが来てくれる事やら・・・
(ひょっとしたら忘れられているかもしれません)

今年は猛暑の時期を過ぎたのでこのままにしておきますが、

来年の夏にはエアコンの冷却時に発生する排水を利用して、エアコンの室外機が吸い込む空気の温度を下げてエアコンの冷却効率を良くするように何かしてみる予定です。
(頭の中にいくつか案が浮かび上がっています)

以上、

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