電気工事業者さんにドレンホースの接続方法を教えて頂きました。
エアコンのドレンホース(排水ホース)は、約50cm間隔で切断/再接続が出来ます。
本記事は、別の記事【富士通(FUJITU)のエアコンの室内機の左側から水漏れで水がしたたり落ちてきたのでDIYで修理しました】を基に、ドレンホース部の説明を より分かりやすく加筆・編集した内容です。
配管カバーの取り外し方の説明
まずは、失敗例を紹介します。

配管ダクト?のカバーははめ込んであるだけなので、簡単に取り外せますが、
左の写真のように引っ張ってしまうと配管ダクト全体が壁から外れてしまいます。
(ダクトを壁に固定している条件によって違いが出ます)
我が家の場合、軽量コンクリート?の外壁にネジ止めしてある状態だったので、ネジが壁から抜けました。
エアコンの配管ダクトのカバーを外す時の注意点

配管ダクトのカバーを外す時には、配管ダクトの壁側の部分をグッと挟み込み狭くして、カバーを引っ張り、取り外します。
エアコンのドレンホース(排水ホース)の切断位置と再接続の方法説明
ドレンホースの切断個所は約50cmくらいの幅で切断・接続できる部分があります。

エアコンのドレンホース(排水ホース)の途中に50cm間隔くらいで、ジャバラ形状ではない部分があります。
この部分で切断します。

ドレンホースに
Φ18(直径18mm)Φ16(直径16mm)Φ14(直径14㎜)の印があります。
Φ16(直径16mm)の印がある場所の、Φ18に近い部分で切断します。
または、Φ18(直径18mm)の印がある場所の、Φ16に近い部分で切断します。
切断した、エアコンのドレンホース(排水ホース)の接続方法

Φ18とΦ16の段差の部分を切り取り、ドレンホースを差し込んで接続します。
差し込むときに、Φ16の部分にある2本の凸部をΦ18の溝にはまり込む場所へ差し込みます。

これで、エアコンのドレンホースの接続完了です。
既存のドレンホースが中途半端な位置で切断されていた場合の接続方法
エアコンの設置業者さんが、エアコンのドレンホースを再接続できる場所で切断しているとは限りません。
(業者さんは商売でエアコンの取り付けを行っています ⇔ 設置コストをできるだけ安く済ませるように必要最低限の長さでドレンホースを切断している場合があります。)

既存のドレンホースがジャバラ部分で切断されていた場合、
正規の切断場所まで切り戻す必要はありません。

延長するために用意したエアコンのドレンホースをΦ18とΦ16の段差近くで、Φ18の部分で切断。
既存のジャバラの部分で切断されたホースにΦ18の部分をかぶせるように差し込めば接続できます。
縦方向に設置された排水ホースを再接続する場合の注意点・接続方向に注意
縦方向の配管部分で、ホースの切断・再接続を行う時には注意が必要です。
接続方向によっては、ホースの接続部分から水漏れをおこす可能性があります。
正しい接続方法

正しく接続すると水漏れをおこさず、きっちりとホースがはまります。
間違った接続方法

接続方向を間違えた場合、ホースの内壁を伝わって位置てきた排水が、接続部分のすき間を通り水漏れをおこす可能性があります。
不幸にも、エアコンのドレンホースの方向が、逆に設置されてしまっていた場合、既存の方向のまま切断・再接続するとホースの接続部分から水漏れをおこす可能性があります。
(ビニールテープなどで補強しても、ビニールテープの隙間から水がしみ出す可能性があります)。
この場合でも、慌てずに、先ほど紹介したように上側のホースをジャバラ部分で切断し、下のホースのΦ18(直径18㎜)の部分で覆うようにして接続すれば、水漏れは起こりません。
*水漏れ防止は出来ますが、溝がハマり込んでいるわけではないため、下側に接続した排水ホースが自重で抜けてしまう可能性があります。この場合は接続部分をビニールテープ等で固定しましょう。
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この記事では、バクマ工業の製品で説明しています。
エアコンのドレンホースの接続部分の形状は規格が統されていない場合があります。そのため、ドレンホースの延長を検討される際は、現在取り付けられているースの形状をよく確認し、同じ規格のドレンホースを選ぶことが重要です。
同じホースが入手できない場合でも、先ほど紹介したように既存のホースのジャバラ部分で切断すれば違うメーカーの物でも接続できる可能性 大 です。
違うメーカーのエアコンの排水ホースを接続したい場合には、接続ジョイントを使用するという選択肢もあります。
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余談・エアコンのドレンパイプからの排水を排水溝に流しても、冬季にエアコン暖房を使うとエアコンの室外機の下が汚れてしまいます。

我が家の2階のバルコニーに設置されたエアコンの室外機の画像です。
冷房時にはドレンパイプから排出される水を直接排水溝につないでいるので、バルコニーの床が汚れる様な事は無いのですが・・・・・
冬にエアコンの暖房機能を使うと、室外機から出る結露水がバルコニーの床に落ちます。その水が床を濡らし、周囲のホリや汚れを引き寄せるため、室外機の周辺の床が汚れてしまいます。
以上、
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