2025年
今年は、雨が降り続いたり風が強かったりして、芝生の春の更新作業がなかなかできずに、気が付けばもう4月の後半になってしまいました。
芝生の春の更新作業は出来れば2~3月に済ませたいのですが、今年は春の更新作業のタイミングを逃してしまったので、丁寧な更新作業はあきらめて 簡単な(手抜き)更新作業を行いました。
すでに、青い(緑色の)新芽が伸びてきているのですが、秋から冬の間に根にため込まれた栄養でまた新芽が伸びてくることを信じて一気に軸刈りをして短く刈り込みます。

生えている芝の高さは長い部分で5cm以上あるのですが、一気に刈込んでしまいます。
丁寧な、芝生の春の更新作業はこちらの記事をご覧ください。
芝生を一気に短く刈り込んでしまっても大丈夫なのか?問題について
芝生を軸刈りしてはいけない時期と、軸刈りしてよい時期があります。
一般論として、芝生は軸刈り(緑色の葉の下の軸の部分まで刈込む事)は やってはいけない事になっており、芝刈り機のメーカーさんの説明書にも
一気に、短くすることは止めて下さい。
一度長めに芝刈りをした後、芝生が伸びて来た時点で徐々に、段階的に短く刈り込んでください。
と、いうような説明書きがあるかと思います。
芝生を軸刈りしてはいけない時期
芝の元気がない時
- 水不足の状態で長期間 放置してしまった時
- 水はけが悪くて芝の元気がなくなっている時
- 栄養(肥料)不足で芝の緑色がうすい色になっている時
- 病気や害虫のせいで芝が枯れかかっている、または色が変わってしまっている時
上記の場合は、芝生を軸刈りすると芝生が再生できずに枯れてしまう可能性があります。
芝生を軸刈りしても良い時期
高麗芝などの日本芝の場合、冬は芝生の葉が枯れて、翌春の芽吹きのために栄養を地下茎にため込んでいます。
冬の芝生が枯れている時期であれば、軸刈りをして思い切り短く刈り込んでも、春になり
気温上昇と適度な水分があれば新しく芽生えていきます。
*詳しい事は、他の方が芝生専門のブログなどで発表していますので、芝生の軸刈りについてさらに詳しいことを調べたい方は他の方のブロブなどを参考にされると良いかと思います。
芝刈り機のメーカーさんのサイトを調べても、保守的な安全な事しか書いてない(軸刈りを推奨していない)場合が多いようです。
・おじさん(私)の家の芝生は姫高麗芝で、時期的にも4月下旬では ぎりぎり大丈夫だろうか?とも思いますが、寒冷地で芽生えも遅い地区なので今回は思い切って軸刈りをしてみました。
長く伸びた芝を刈り払い機(草刈り機)で一気に軸刈り

四角い庭の芝生の上面を刈りこんでいきます。
今年は新兵器(新装置)を導入しました。
刈払機(草刈り機)補助車輪です。
これは、temuで無料で入手した物ですが、Amazonで販売している物と同じような物だと思われます。
刈払機(草刈り機)のシャフト固定サイズが日本のメーカーに合ったサイズではなく少し緩いのですが、今回はそのまま使用します。
(たぶん1インチ/25.4mmのシャフトであればしっかりと固定できるのではないかと思われます)
(きちんと取り付けたい場合はゴムベルトか何かをはさみ込んで締め付ければしっかりと固定出来そうです)

早速 補助輪を取り付けた刈払い機(草刈り機)で芝刈りを始めたのですが、
考えていたほど芝生を短く刈り取れないので、途中で刈払機(草刈り機)補助車輪の位置を何回か調整し直しながら、芝生を刈りこんでいきます。

一周目の芝生の刈込完了。

刈り取った芝を集めて袋へ回収します。

回収した刈芝の量は150ℓ入りの袋に半分くらいの量です。
刈跡を見ると、トラ刈りで 芝の長さもまだ長いので、2周目の刈払い機(草刈り機)での芝生の刈込を行います。

2周目の刈払い機(草刈り機)での芝生の刈込は、補助車輪を外して、普段の草刈りのように、刈払い機(草刈り機)を右から左へ振りながら芝生を短く刈り込みました。
ここでは刈芝の回収は行ないません。
芝刈り機で芝生上面の仕上げ刈り取り
次の行程
芝刈り機での仕上げで、刈芝も回収していきます。

芝刈り高さ・12.5mmで、刈芝の回収と刈り残しの長い芝を刈り取り。
ここで回収できた刈芝を先ほどの大きな袋に入れると、150リットル入りの袋の八分目くらいになりました。
袋の口をしばる事を考えると。この袋はほぼ満タンです。

刈高さ10mmで。芝刈り機で刈り取り。
芝生の表面がだいぶ平らになってきました。

刈高さ7.5mmで。芝刈り機で刈り取り。

刈高さ5mmで芝生を刈り取り、芝生上面の春の更新刈り取りは終了とします。
ここまでで150ℓの袋に2袋分の芝生を刈り取りました。
出来れば、この後 バロネス電動芝刈り機LM12MHで刈り取れば同じ5mmでも機体重量が重い分短く綺麗に刈り取る事が出来るのですが、今回は手抜きで仕上げのバロネスの芝刈り機使用は省略します。
*サッチング作業(芝の根元に積もっている枯れ葉や枯れた根の除去作業)や、根切り作業も行った方が良いのですが、今年はまとまった時間が取れないので後日行うこととします。
芝生の横の斜面の芝刈りもしなければいけないのですが、この時には風が強く吹いてきてしまった為、
刈芝が風で吹き飛ばされて、ご近所迷惑になる可能性があるのでこの日の作業は終了。
刈払い機(草刈り機)で芝生の法面(のりめん)/斜面の刈り取り
翌日の午前中、風が弱いうちに芝生の斜面の刈り取りを行いました。

芝生の急な斜面は芝刈り機を使う事が出来ないので、刈り払い機で一気に芝の根元付近まで刈込んでしまいます。

慎重 かつ 大胆に刈込を行います。芝の刈り取り長さは上面と同じ長さ・地面から5mmを目標として刈込みました。
他の斜面の写真で見ると、


例えとして、あっているのか?疑問ですが、
もこもこした毛におおわれている羊の毛刈りのような感じで、長い芝を地面に喰い込まないギリギリの場所で刈り取る感じです。
今年は、芝生の春の更新作業が遅れてしまったので、手抜き仕事で、ここで一旦更新作業は終了です。
成長期の芝生の急斜面の刈り方はこちらの記事へ
手抜きでの芝生の春の更新作業のその後
数日後、天気予報を見て、雨が降る予報の前日に芝生に肥料を与えました。
与えた肥料は芝生専用の細かい肥料ではなく、ごく一般的に売られている 野菜栽培用の安価な肥料(8:8:8 チッソ・N リン酸・P カリ・K)です。
強く刈り込んだ芝生は、ほぼ全面が軸刈りの状態なので、肥料が地面に届くかどうか(肥料の粒の大きさ) とか 肥料やけしないか といった事は心配する必要はありません。
(但し、肥料を過剰に多く撒いてしまうと芝が枯れてしまう可能性も否定できません)
手抜きの芝生の春の更新から1週間後

芝生の春の更新作業は成功したようです。
今年は、芝生の春の更新作業の時期が遅くなってしまったのですが、4月後半の芝生の更新作業でもうまくいきました。
たったの一週間しかたっていないのですが、雨が降るタイミングが良かったことも手伝って、芝生全体が緑色になってきました。
後は、根切りやサッチ取りを行って手入れしていけば今年も綺麗な芝生を楽しめそうです。
以上、
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