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DIYおじさんの知恵袋

エアコンの室外機の設置環境は冷房効率に直接関係します。日除けと室外機周りの空間確保で冷房効率アップ

エアコンの室外機に日除けを取り付けると冷房効率が良くなり、省エネにもつながります。

エアコンの室外機(屋外機)に日除けをつけると、冷房効率が良くなるそうです。

この記事では、エアコンで冷気を出す場合のみを想定して書いています。エアコンで暖房をする際にはエアコンの室外機に日光が当たっていた方が効率が良くなります。

単純に考えてもわかる事ですが、聞いてみて初めて気が付く事ってよくありますよね。
直射日光が当たっている場所と日影では温度が違います。

詳しい説明はここでは省きますが、エアコンは(媒体/循環するガス を使った)熱交換で冷たい空気を作り出しています。
(ちょっとだけ説明すると、媒体を圧縮するととても高温になります。その熱を外気で冷やします)

エアコンの室外機内の後ろ側に何枚もの薄い板状の物がありその中(正確には板状の放熱板の内側のパイプ)を圧縮された熱い媒体が通っています。
そこへファンで空気を引き込んで外気との温度差でファンの中を通っている媒体を冷やします。
(自動車のラジエターのような働きをします)。

という事は、熱い媒体を冷やす(冷たい空気を作り出す)エアコンの室外機(屋外機)の周囲の温度が少しでも下がれば、熱くなった媒体との温度差が大きくなりエアコンの室外機(屋外機)への負担が減り、効率よく冷気を作ってくれるはずです。

エアコンの室外機が、直射日光を浴びて熱くなってしまう事を防いであげるだけでエアコンの冷却効率が上がるのは間違いなさそうです。

読み飛ばして頂いて構いませんが、
冬季にエアコンで暖房をする場合は日除けを外して、室外機に日光が当たるようにしましょう。
出来れば光(太陽光の熱)を吸収する黒い物を室外機に貼り付けると良さそうです。

エアコンで暖房をする場合、
圧縮された媒体の圧力を急激に下げる事で媒体がキンキンに冷えます。
このキンキンに冷えた媒体を外気で温めて暖房効率を良くします。

詳しい事はここでは書きませんが、熱量保存の法則とかボイル・シャルルの法則とか、いろいろな原理が働いています。

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エアコンの室外機は、日陰の風通しが良い場所に設置するのが理想的です。

この章ではエアコンで冷房する場合の理想論を書きます。

難しいと思うのですが、出来ればこんな環境が良いですよ という場所です。

エアコンの設置場所は、家の北側など、
・一日中日光が当たらない場所で
・屋根があり
・周りに何も置いていない状態
 が、理想的です。

一日中 が当たらない場所であれば、日光が直接当たる場所と比べて2~3℃は周辺温度が低いのではないでしょうか?

雨や直射日光が当たらない場所であれば経年劣化も防ぐ事が出来ます。

エアコンの室外機の近くに物が置いてあったり、草が生えていると風通しが悪くなり、エアコンの動作効率が悪くなります。
→ エアコンの室外機のすぐそばには何もない状態にしましょう。

でも、一般家庭ではそんな場所はなかなかありませんし、エアコンの屋内機を置く場所と室外機との距離が長くなり過ぎるといろいろと効率が悪くなる場合も多くなります。

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エアコンの室外機を囲んではいけない

エアコンの室外機はどのメーカーの物でもたいがい白い色の四角い箱です。

おしゃれな生活をしている方は、この素っ気ないエアコンの室外機をおしゃれな箱で囲んでしまおうと考えるかもしれません。

ちょっと待った!

すき間の無い(少ない)箱でエアコンの室外機を囲んでしまうと、

エアコンの室外機から放熱したあつい熱が箱の中を循環するので、正常な放熱が出来なくなりエアコンの機能低下(エアコンが効かない/冷たい空気が出て来ない)につながります。
(エアコンの後ろの冷却フィンの空気取入れ部 前面の丸いファンの部分は開けておかなければいけません)

エアコン室外機のそばに物を置いてはいけない

上記のエアコンの室外機を囲んではいけない理由と同じで、エアコンの室外機の周囲にはなるべく物を置かずに風通しが良い状態を保ちましょう。

悪い例の一例で、いなかの一軒家などでは、エアコンの屋外機の周りに雑草が生えてしまい、風通しが悪くなってしまう事もあります。

エアコンの室外機の設置:悪い例①

エアコンの室外機の周りの草はあまり多くないように見えますが、

エアコンの室外機の設置:悪い例②空気の取入れ部近くに雑草が生えて空気の流れが悪くなっています。

エアコンの室外機の裏の空気取入れ部(ラジエターフィン)の半分くらいが

シダ と チゴザサ?チヂミザサ?で塞がれています。

上の写真のような状態では冷却用の風の通りが悪くなり、エアコンの効率が悪くなっています。

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エアコンの室外機を日当たりの良い場所にしか設置できない場合は日影を作ってあげましょう。

一番簡単でおすすめの方法はエアコンの室外機に【葦簀/よしず】を立てかけて日影を作ってあげる。という方法です。

エアコンの室外機の日除け。良い例 よしずを使って日光の遮断と空気の流れの良さを両立させています。

エアコンの室外機のそばに物を置かず、長い雑草なども無く、よしずで日陰を作ってあげればエアコンの冷却効率が良くなります。

さらに、よしずに水をかけてあげれば、打ち水をしたような効果・気化熱でさらに効率が良くなるはずです。

【簾/すだれ】を ぶら下げるという方法でも良いです。

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一番簡単なのは【葦簀/よしず】や【簾/すだれ】を立てかけるなりぶら下げれば良いのですが、

最近の建物(家)には軒先のきさきという物が付いていない場合が多いので、
・よしずを立てかけたり
・すだれをぶら下げる事が出来ない場合があります。

我が家も築十数年という比較的新しい家なので、エアコンの室外機の上には軒先がありません。

DIYでエアコンの室外機の日除けを設置しました。

おじさん(私)の持病【突発性・DIYで、何か形のある物を作りたくなる症状】が発症したために、必要以上に頑丈な物を作ってみました。

DIYで作ったエアコンの室外機の日除け①

家の南側に設置されたエアコンの室外機にDIYで作った日除けを取り付けました。

上の写真は正午(昼の12時)前の写真です。
エアコンの室外機の前面も日影になっています。

DIYで作ったエアコンの室外機の日除け②横から見た画像

横から見るとこんな形です。

  • 100均の アルミ保温シート
  • 園芸用支柱
  • プラダン(プラスチック段ボール)
  • 結束バンド
  • 各種接続金具 で、がっちりとしたものを作成しました。

エアコンの室外機への取り付けはPPバンドを使ってしっかりと取り付けてあります。

この日除けはPPバンドで固定してあるので取り外しも簡単です。

冬にはこの日除けを取り外し、来年再利用できます。

上面の保温シート(遮熱パネル/アルミシート)は、2年くらいで表面がボロボロになってきますので、3年目くらいには張替が必要になります。

保温シート(遮熱パネル/アルミシート)の耐久性は?
水耕栽培の水槽内に藻が生えないようにアルミシートを水槽に貼り付けて使ったのですが、大体2シーズンで張替えが必用でした。

DIYで作ったエアコンの室外機の日除けの断熱効果は?

測定時の、気温は正確には測っていません。

気象庁などでの公式な気温の測定方法は、土の地面の上、高さ1メートルくらいの位置に百葉箱ひゃくようばこという白い木製の風通しの良い箱の中の(当然日陰になっています)温度 でした。(昔の話です・今はどうなのか知りません)

エアコンの室外機の日除けの断熱効果測定①日当たりの良い場所の外気温度

公称値の気温(日陰の気温)は判りませんが、

エアコンの室外機付近の日当たりが良い部分の気温 36.2℃

エアコンの室外機の日除けの断熱効果測定②日が当たっているエアコンの室外機の表面温度は、41.2℃

日除けで覆いきれずに直射日光が当たっている、

エアコンの室外機の表面温度は、41.2℃

エアコンの室外機の日除けの断熱効果測定⓷日よけで覆ったエアコンの室外機の表面温度は、35.3℃

日除けで覆った日影の部分の、

エアコンの室外機の表面温度は、35.3℃

もう一つ大事な部分の温度を測り忘れてしまいました。DIYで作った日除けの、日陰になった部分の気温です。
エアコンの室外機の表面温度は、ひなたの暑くなった熱が伝わって周囲の気温よりも少し高い筈です。

直射日光が当たっている、エアコンの室外機の表面温度は、41.2℃
日影の部分の、エアコンの室外機の表面温度は、35.3℃

単純計算で41.2-35.3=5.9℃

エアコンの室外機にあたる直射日光を遮るさえぎるだけで室外機の表面温度が温度が5.9℃下がりました。

エアコンの室外機の日除けは、インターネット販売で既製品を購入する事が出来ます。

上記のような頑丈な物を作らなくても、インターネット販売でエアコンの室外機の日除け道具は簡単に入手できます。

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この広告の物は、日除け効果は期待できると思いますが、作りが弱そうなので 台風が来る時などには取り外した方が良いかもしれません。

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エアコンの室外機にアルミカバーを貼り付ける方法はどうなのか?

【エアコン室外機日除け】 で検索すると、エアコンの室外機の上にアルミの反射シート(保温シート)を直接取り付ける物が多数販売されています。

価格は、日除けカバーよりだいぶ安い価格で入手できます。

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アイメディア エアコン室外機カバー 室外機パネル 遮熱パネル 日よけパネル アルミフィルム 直射日光 遮熱 省エネ 節電 UVカット エアコン室外機遮熱パネル
アイメディア(Aimedia)
【商品仕様】商品サイズ/(約)84.0×32.0cm、適応サイズ/(約)82.0×31.0cm(周囲:220cm以下)、材質・成分/パネル:ポリエステル、アルミニウム ベルト:ポリプロピレン、付属品/ベルト2本(1本あたりの長さ約240cm)

どの製品を購入しても耐用年数は2年くらいで、使い捨て感覚で交換する事になると思います。

*粘着テープで貼り付けるタイプの物は取り付けが簡単で良いとは思いますが、取り外した時の 糊残りを考えると・・・・・どうなんでしょう?
コストパフォーマンス 第一で、糊残りの汚れなどを気にしない方には良い製品かと思われます。

エアコンの室外機は冷房時には高い温度になり、ファン以外の場所も高い温度になり、放熱しています。

エアコンの室外機に断熱シートを貼ってしまうと、エアコンの室外機全体からの放熱を遮ってしまう(エアコンの室外機に熱がこもる)のでベスト(best/最高)な状態とは言えませんが、

エアコンの室外機のファンの部分以外の放熱量と、酷暑のなか太陽の直射日光が当たってエアコンの室外機が高温になってしまう事を比べて見れば、

エアコンの室外機に何もしないよりは、太陽光を遮る断熱シートを貼り付けた方がベター(better/より良い)だと考えられます。

エアコンの室外機にアルミシート(遮熱シート/保温シート)を取り付ける方法は別の記事で提案・公開する予定です。

余談:ダイソーのエアコン日よけシート(固定ベルト付き)は売切れです。

8月4日現在、

ダイソーネットストアに、【エアコン室外機日よけカバー(厚手タイプ)】という名の日除けカバー(保温シートの厚手タイプの物と、取り付けベルトがセットになった物)が、税込み価格330円 という物があります。

しかし、おじさん(私)の家の近くのダイソーでは売切れで購入できず。
再入荷の予定はあるのか?尋ねてみましたが、この製品は製造中止で取り寄せできないそうです。

価格110円のエアコン日よけシート(両面テープで貼り付けるタイプ)は、ダイソーの店先にたくさんありました。

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追記:よしずや、がっちりとした室外機カバー(室外機に直接取り付けている物)は、台風が来る時には取り外しておきましょう。

わざわざ書かなくても、よしずなどは台風で飛ばされて、ご近所さんに迷惑をかける事があるので、台風が来る前に取り外しておきましょう。

他に特記すべき問題は、

この記事中で紹介している、エアコンの室外機にがっちりとした日よけを取り付けている場合です。
日よけはがっちりと作って、エアコンの質が雨域に取り付けてあるので、DIYで作った日除けが外れて飛ばされることはないと思うのですが、

もっと大事な問題があります。
エアコンの室外機は地面に固定されておらず、置いてあるだけです。
がっちりとした丈夫な日よけをエアコンの室外機に固定している場合、台風の風でエアコンの室外機が移動または転倒してしまう可能性があります。

!最悪の場合、ガス媒体の経路に損傷が出て、ガス媒体経路に空気が急激に混入して 爆発する可能性もあります。!

再度同じ事を書きます
台風が来る前に、よしずやエアコンの室外機に固定した日よけは取り外しておきましょう!

以上、

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